ユトリロが描いた「コタン小路」へ

2010/08/23 - 2010/09/01

「コタン小路」は国立近代美術館にあるということだったが見れず。

監視員の人に聞くと違う人を連れてきた。すると「オランジュリーにある」と。

「ありませんでした」と私。一体どこにあるのだろうか。

「コタン小路」が描かれたのは１９１０−１１年。

ユトリロ（１８８３−１９５５）が２０代後半のころ。

17歳にしてアルコール依存症で入院したユトリロは、その対症療法として絵を描くことを薦められた。

１９１０年ころから１９１６年ころまでの「白の時代」は、白を基調にしている。

後半生には絵葉書を書き写したような粗製乱造のきらいもあるが、白の時代にはいい作品が多い。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

絵葉書をもとに描かれたとも言われている。

階段の幅が実際より広く描かれている。

中央の暗部、建物間の境が階段の頂点だ

下のほうは木が茂っていて見通しはよくない

階段下の路面がわずかに見える

前回もそうだったがゴミが散らかっていて、落書きも見える

コタン小路はすべて階段ではなく、平面を含んで三つの階段からなっている

ユトリロが描いたころ、サクレ・クール寺院は完成直前の時期。

しかし絵を描いた位置からは塔は見えない。

この位置まで下がってやっと塔は見えた。

立ってスケッチしている人がいた。