2008/12/27 - 2009/01/05
7275位(同エリア8871件中)
瑞樹さん
カンボジアで初めての朝を迎えました!
いよいよ遺跡巡りの始まりです!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス バイク
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
2008年12月28日(日)。カンボジアで迎える初めての朝。おはようございます。
窓からは、青空が覗いています。この部屋、窓が凄く大きくていいのですがはめ殺しで外に出られません。ま、出ても -
こんな景色なんですがね。このホテル、どういう構造なのかな。
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今日は7:00起床。身支度を整えて、一階のフロント奥にあるレストランへ。入って正面に、こんな神棚ならぬ仏棚がありました。
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下には、こんなお供え物が。なんというか、物質的に豊かではないところの方が、人々は信心深い気がします。
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朝食はブッフェなのですが…う〜ん品数が少ない…(写真よりはもう少しありますが)。そんなに小さなホテルではないから、宿泊客が少ないのかな。
バーイ・チャーというカンボジアン・チャーハンに、キムチ(韓国のキムチとはちょっと違います)、ミーコンタン(焼ききしめん)、青菜炒め、さつま芋、デザートにパイナップルとバナナ、もちもちしたケーキ?にサツマイモチップス、水に珈琲。 -
珈琲・お茶はカウンターの内側に女性がいて、お願いしたほうを注いでくれるのですが恥ずかしそうに笑ってくれるのが可愛かったです。
あ、仏棚の上にこんなものも下がっていました。 -
一度部屋に戻って、ロビーへ。8:20に迎えが来る筈なのですが…おお、時間通り。今日のガイドはタリーさんという可愛らしい小柄な女性でした。私が一番最初の乗客のようです。
というのも、現地の旅行会社から一番近いのが、私のホテルだから。写真は、ホテルの壁の観音様。 -
ということは、混載ツアーだと必然的に私の集合時間は早めになる訳で。
この後も何箇所かのホテルを廻って行きます。
写真は、他の方のホテルの玄関にある置物。もうクリスマスは過ぎていますが、旧暦なのかな? -
この写真に写っているのがタリーさん。
マイクロバスの座席には白いカバーが掛かっていて綺麗です。
ここからいよいよアンコール遺跡の見学へ行きます。道中、色々な話を聞きました。
先ず、シェム・リアップという街の名前ですが「タイ人が負けた」という意味。日本でも昔タイのことを「シャム」と云っていましたが、カンボジア(クメール人)は昔からタイと幾度も戦いをしています。 -
私のホテルから何箇所かホテルを廻り、35分掛かってアンコール遺跡群のチケット売り場へ到着。既にチケットを持っている人もいるので、持っていない人だけ下車してチケットを作りに行きます。
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アンコール遺跡群のチケットは一日券(20US$)、三日券(40US$)、七日券(60US$)と三種類あり、このチケットでプノン・クーレンとベン・メリア以外の遺跡に入場出来ます。
一日券以外はその場で写真を撮りパウチしてくれます。
私のほかには一週間券を作る人は居なかったので、ちょっとお待たせしてしまいました。
券を作ってからバスに戻り、チェック・ポイントを通ります。写真は、チケット売り場近辺で客待ちをするトゥクトゥク。
カンボジアで言うトゥクトゥクは、オートバイに荷台を取り付けたものです。 -
アンコール遺跡は広大な為、道路脇にも何箇所かチェック・ポイントがあります。カンボジアの人は遺跡に入るのは無料の為、外国人を見つけると係員はチケットの提示を求めます。
バスの場合は係員が乗ってきて、私たちはチケットを上に掲げてチェックされます。 -
チェック・ポイントを通過し、遺跡の手前から歩いて行きます。
一発目は、アンコール・トム(=大きな町の意)です。バイヨンまで2kmの碑が建っていました。 -
遺跡の中にお手洗いはないので、ここでお手洗い休憩。そこに、恩着せがましいバス(電動バス?)を発見。「中国湖北省人民政府贈」とデカデカとフロントガラスに書いてあります。
フン、北京空港はあれだけ日本が援助したのに、最初少しもそのことを掲げなかったくせに。 -
手前には早速土産物屋がありました。売られているものは、タイと良く似ています。
さてそうこうする内に、見えてきました! -
9:30バイヨン寺院のある、アンコール・トムの南大門です!
アンコール・トムはラテライト製の高さ8mほどの城壁に囲まれています。その入口にあるのがこの南大門。
東西南北に観世音菩薩を頂いた四面塔で、平和への願いが込められているそうです。 -
両脇には、こんな像がずらりと並んで私たちを出迎えてくれます。
観光客でいっぱいです。 -
その像は54体ずつ、全部で108体あり、ナーガと呼ばれる奇数の頭を持つ蛇を神々と阿修羅が引き合う姿になっています。
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南大門に近付いてみると、その静かな微笑みがとても良く分かります。
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南大門をくぐって来ました。内側にも沢山の彫刻が施されています。
こちらは鼻で蓮の花をからめて遊ぶ三頭の象。上部にも手を組んだ象が沢山あります。 -
アンコール・トムの南大門をくぐって凡そ1300m先にバイヨンがあります。
私たちのツアーは、そこまでこのトゥクトゥク(現地の旅行会社所有のもの)で連れて行って貰えます。一台につき4人まで乗ることが出来ます。 -
屋根付きなのですが、スコールのときは厳しいでしょうねぇ。
この辺りの道路は割と舗装されているので、乗り心地はなかなか良いです。 -
真っ直ぐ行った後、右に曲がります。バイヨン寺院の入口まで、両脇は木々が茂っているのですが、うん?あれは…猿?!右の木の根元に二匹いるの、分かりますか?
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と、こっちは…豚?(牙もあるし、私はてっきり猪だと思っていたら、豚らしい。)結構大きいです。
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で、こっちは象。これは観光用ですが。
以前はカンボジアにも沢山象が居たそうです。 -
で、こっちは野良犬。こういう犬はカンボジアでよく見かけました。
皆人馴れしています。 -
赤土の向こう、アンコール・トムの中心にあるバイヨンにいよいよ到着です!
この後ろへ真っ直ぐ行くと、死者の門があります。
そして、この周りにも沢山猿が居ます。ニホンザルに似ていて可愛いです。 -
入口には、日本政府が5年の歳月をかけて修復した旨のパネルが建っていました。
遺跡エリアの道路でチケットのチェックをしますが、遺跡に入るときにもチェックをします。
この、水色のシャツの人たちがその係り。夏は大変だろうなぁ。 -
入り口入って直ぐのテラス。
修復したとはいえ、床などは結構ガタガタ、その上は観光客で一杯です。 -
やはり入口には獅子像とナーガが建っています。
両脇のその向こうには、聖地があります…が、今は乾季なので水は少ないです。 -
テラスから40mほど先に、東門があります。アンコール・トムは周囲約12kmの城壁に囲まれ、その中央にバイヨン寺院があります。
アンコール・ワットなどは既に造営され、国内の統一がなされた後、ジャヤヴァルマン七世は1177年にヴェトナムのチャンパ軍から王都を奪還。その後12世紀末に造られたのがこのアンコール・トム。
きっと当時は、もっと壮大な門だったことでしょう。 -
彼はその他にも各地に寺院や施療院を建設、道路や宿駅を整備し、クメールの栄華となりました。
脇には頭部のない像が建っています。無残ですが、何だかやけに足が大きいような…? -
柱には、うっすらとアプサラ(天女)が踊っている姿が見えます。
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美しいデバダー像(女神)。柱の至るところに彫刻されていて、何処を見ても凄い!東門のある壁は回廊になっていて、ここがバイヨンの見所のひとつでもあります。
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ここがチャンパ(ヴェトナム中部にあった国)軍との戦いを描いた第一回廊。
短く刈った頭髪に長く伸びた耳たぶが特徴なのは、クメール人。象に乗って行く大将に、続く兵士たち。 -
顎髭に髷を結った頭髪が特徴なのは、中国人。こちらには馬も見えます
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中国人の顔が意地悪そうに見えるのは、私だけ…?
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行軍の後ろには、女性や子供たちの姿も描かれています。
右下には甕の酒を飲む人、その後ろには亀にお尻を噛み付かれて振り向く人なども見えます。
面白い〜。 -
木々の周りには鳥が飛び、幹には猿が居ます。
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回廊の壁は、こんなに高いんです。
その壁にびっしりと、途切れることなくこうした絵巻が続きます。 -
東西凡そ160m、南北凡そ140mの第一回廊、絵巻はまだまだ続きます。
こちらは生贄にされる水牛。水牛の血の入った酒を飲むと、戦いに勝つと信じられていたそうです。 -
こちらは女官たち。
上半身は、アクセサリーだけなんですね〜。 -
この辺りから角を曲がり、第二回廊に入っていきます。
こちらは綺麗に残る、壁面のアプサラ。 -
これは…神様かな?団扇のようなものが、軍配に良く似ています。
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チャンパ軍との海上戦で舟に乗るクメール人たち。
鰐や魚や亀も泳いでいます。舟から落ちた兵士が鰐に喰われている姿も描かれています。 -
鹿の姿が見えます。鹿のレリーフは、ここ以外では見なかった気がします。当時は沢山居たのでしょうか。
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勝利を祝う、凱旋パーティの舞台裏。バナナを焼いています。
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豚を茹でるところ。…丸焼ならぬ丸茹で?!
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蒸し上がったご飯を頭に載せて運ぶ人。
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パーティでご飯を食べる人たち。
さぞや美味しいことでしょう!
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