エセ歴女の九州初上陸　長崎旅行 vol.1（軍艦島編）

2010/09/04 - 2010/09/04

ＪＲ西日本パスを待っていたのですが、
今年は待てど暮らせど情報が来ない！
そこへ、ＡＮＡの旅作ボーナスマイル情報が！！
niftyの「デイリーポータルＺ」の金曜記事を読みつづけ、
ずっと行きたかった長崎に行ってきました。
決して龍馬伝に影響されたわけではない、エセ歴女です。
だって大学受験、社会は地理ですから。

離島好きとしては、五島列島にも行きたかったですが、今回は長崎市内のみ。
その代わり、軍艦島上陸ツアーに参加してきました。

エリア 長崎市(長崎)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ANAセールス

今回はリッチにも地元空港から羽田でトランジットして長崎空港へ行くというプランを組んでみました。
何がいいって地元空港は、駐車料金が無料なのです。
羽田の新しいハイブリッド滑走路も眺めることができました。

国内路線なのでもちろん窓側を予約！早めの予約で前方席を確保したので、乗継ぎにも便利でした。

写真は、機上から。入り組んだ海岸線が美しい！
右手に見えるのがハウステンボスだそうです。
（掲示板で情報いただきました。ありがとうございます。）

長崎空港 空港

長崎に到着しました。
市内までは空港バスで移動します。
１回乗車券は８００円だけど
２回分の回数券を買えば１２００円で往復できます。

バスは到着にあわせて時間が組んであるので、補助席が必要になるほどの満席具合。飛行機の前方席を取っておいて良かった〜。

早速、長崎グルメを･･･といいたいトコだが、暑すぎる。
何か少し食欲の出るものを･･･と、全く長崎と関係ない「おろしぶっかけうどん」を食す。
しかも、証拠写真も無い。
どんだけ、バテてたんだ？！

１５：２０の出港ですが、集合は１５：００にホテルのロビーでした。
今回お願いしたのは「高島海上交通」のツアー。
選んだ理由は、ツアーの時間帯がちょうど良かったから。

「ブラックダイヤモンド」という新しい船。
長崎港からは１５人程度でしたが、伊王島から３〜４０人くらいが乗り込んでくるそうです。

船長さんがとってもいい味の方でした。
台風９号が近づいてきているため、外海になる軍艦島へは沖に出てみないと着岸できるか不明とのことで、
「また来ることはできる？」
「着岸できなかったら、また来る機会として前向きに･･･」
･･･と、脅しなのか保険なのか。
とにかく祈るのみ。

受付時に配られた一式。
施設見学料として３００円かかります。

三菱重工長崎造船所
工場萌え〜

神ノ島教会

伊王島の沖之島教会（聖ミカエル天主堂）

伊王島はもうすぐ橋でつながるらしいよ。

軍艦島が見えてきたよ〜

ドルフィン桟橋。
着岸できるか？！

無事、着岸はできたのですが、うまく船のスロープ（タラップ？）を架けられなくて、何か隙間のようなところから、手を取ってもらって上陸しました。
その様子を是非収めたかったのですが、とにかく第１見学広場までは突き進めという指示に忠実にしたがったので、残念ながら無しなのです。

第２見学広場から第３見学広場へ向かう見学通路。
柵が壊れています。波によるものだそう。
上陸可能になってから１年くらいしか経っていないのにね。

島の南側は当時も護岸の建設に苦慮したところだそう。

ＮＰＯ法人「軍艦島を世界遺産にする会」のガイド
当時の端島に住んでいらっしゃった方によるもの

冷やかし気分で行くと、チョット痛い目に会うくらい
考えさせられるガイドでした。

プール跡
ここも島南部にありますが、波の破壊力にも影響ないよう
ここに作られたのでしょう。

他にも島の西部が外海側になるので、そちらにアパートを建設して
島の東部の炭鉱施設を守っていたそうです。
残念ながら、見学通路ではアパート側には行けません。

アパート街には商店や理髪店はもちろん
寺もスナックもパチンコ店も映画館も何でもあったそうです。

鉱山の中枢施設
右奥のレンガ作りなのは総合事務所の跡地
炭鉱から帰ってきた人の共同浴場
炭鉱へ続くエレベータへの階段があります

奥に見える灯台は
端島が無人島になって、島から明かりが消えてしまった後にできたとのこと。

端島小学校跡
窓ガラスが何とも言えず廃墟を感じさせます。
この隣には９階に保育園もあったそうですが
子供たちは、全て自分の足で上り下りをしていたそうです。

石炭を運ぶベルトコンベアーの跡

一番高いところはエリートさんのアパートだったそう。
ここはお風呂アパートだったようです。

一般のアパートでも電化製品の普及率が高かったそう。
黒字閉山で、退職金が出たため、電化製品を運ぶ必要が無く、アパート内には今でも放置されたままになっているそう。写真集で見ましたが、廃墟感満載。

こんな感じで、狭いところから乗り降りしました。

船の飛沫と逆光で何ともいえない雰囲気の軍艦島

船と一緒に写しちゃうと、現実と非現実みたいな変な感覚になります。
本当に海の真ん中に、こんな島があるのです。

この旅行記へのコメント （2）

• jiuさん 2010/09/12 15:29:43

  軍艦島上陸おめでとうございます！

  ikiteruakashiさん、はじめまして。
  
  軍艦島上陸おめでとうございます。上陸条件が結構厳しいので、上陸できずに涙をのむ
  ケースもあるようですが、無事接岸できて何よりでした。
  
  ピカピカの新船ですね。この黒っぽい船が就航したことは知っていましたが、旅行記で
  見るのは初めて。楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
  
  旅行記の続きを楽しみにしています。
  
  PS
  一枚目の写真ですが、右の方の建物の多いエリアはハウステンボスですね。
  
  jiu

  ikiteruakashiさん からの返信 2010/09/12 21:21:32

  RE: 軍艦島上陸おめでとうございます！

  jiuさん。
  旅行記ご覧いただきありがとうございます。
  
  台風９号が来る直前だったので、上陸できたのはラッキーだったと思います。
  本当にピッカピカの船でした。
  事前の情報収集で、上陸後に船で島を一周するというツアーのレビューも見たことがあったのですが
  今回のツアーでは、波の状況も関係あったのでしょうか
  島一周というのが無く、アパート側を見ることができなかったのが、若干の心残りです。
  （上陸できただけでも喜ぶべきなのですがね）
  
  長崎は観光資源が多い上に、長崎さるくのコース設定などがとても便利で
  すごく楽しい旅行になりました。
  
  それと、１枚目の写真の情報ありがとうございました。
  Ｇｏｏｇｌｅマップで確認しました。間違いないです。
  海の色とリアス式海岸が何ともいえず素晴らし景色ですね。