2010/06/24 - 2010/07/02
27位(同エリア100件中)
クッキーさん
今日はワイマールまでひた走ります。5つ目の世界遺産、ワイマール市内観光をした後、ゲーテ街道を通り、フランクフルトまで一直線。
旅行も五日目になると、やや疲れ気味になって、観光を楽しむというより、予定をこなす感があります。ツアーそのものが強行軍だからでしょうか。それとも異国の目新しいものがどっと入ってきて消化しきれていないせいかもしれません。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
高速道路上のドライブイン。何度もお世話になりました。
面白いのは、有料トイレのシステム。1回に50セントかかります。が、コインを入れると、引き換えに50セントのカードが出てきます。そのカードは、どこのドライブインででも使えるわけです。
このシステムはドライブインだけでなく、観光地のトイレでも見られます。カードを集めておいて、最後にドライブインで使い切りました。 -
いたるところに風車発電システムが見られます。さすが、環境先進国です。
風車の近くには、民家の一軒もなく、日本で問題になっている、音の公害はないようです。
バスの中にまですごい音が鳴り響きました。驚いて窓の外を見てみると、道路の補修工事かなにかをしていたようなのですが、道路のアスファルトを建設機械で粉砕しているのです。それがどんどん山を造り、さらに広げられて、道路の表面を覆っていくのです。おそらくアスファルトのリユースだろうと思います。 -
ワイマールに到着です。
昼食のためのレストランに着くまでに通った街は、とても素敵でした。
ドイツに点在する小さな村ってこんなのかな、と思うような村。 -
ソーセージ、ビーフハム、ポークハム。無造作に盛られて、見た目は良くありませんが、このツアーの食事の中で、一番。
ここのビールは自家製のせいか、リーズナブルな値段でした。一杯3ユーロ位。 -
ビール造りの現場。
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雰囲気のあるレストランです。
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窓のステンドグラスが素敵です。
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レストランのエントランス。
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食事をしたレストラン。
レストランの前の道路は石畳の坂道になっていて、周りの家も素敵でした。 -
ワイマール公国のアウグスト公。
農民と職人に支えられた貧しい小国をいくらかでも富まそうと、広く人材を求めていたワイマール公の目にとまったのが、「若きウェルテルの悩み」でヨーロッパじゅうに名をとどろかせ始めた新進作家のゲーテ。
小国家の統治に関心をいだいていたゲーテは若いワイマール公と意気投合し、到着から半年後には公国の閣僚として政務をおこないます。
年上の人妻とも親しくなったゲーテはすっかりこの地にとけこみ、宰相まで務めます。しかし、がんばりすぎて疲れ果てたゲーテはイタリアへ逃避行。人妻には無断で行ったので、怒った彼女と別れることに。
再びワイマールに戻ったゲーテは、政務はほどほどにして、文筆活動に励むようになります。シラーをワイマールに呼んだのもこの頃のこと。
こうしてできあがったのがかの有名な「ファウスト」。さらに名を上げたゲーテのもとには大勢の人が訪れます。その人達が泊ったのがエレファントホテル。
が、またまた写真消失。
19世紀にはフランツ・リストやクラーナハもこの地を訪ずれ、ワイマールは文化都市として名をはせます。 -
マルクト広場に面して建つ市庁舎。こじんまりとしています。
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窓から人が・・・。オブジェです。
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マルクト広場に面した家。屋根のうねり具合が、年代を感じさせます。
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入り口の上の部分を拡大したところ。公国の紋章か何かでしょうか。
一番上の三角の部分に人の顔が・・・。オブジェでしょうが、ちょっと薄気味悪いような。 -
バッハの胸像。
バッハは1703年、18歳でヴァイオリニストとしてワイマールに赴任。
その後、各地で修業をし、オルガニストに。
1708年〜1717年、ワイマールでザクセン公の宮廷音楽家として活動、この頃からオルガン曲の作曲を始めます。
この後、バッハは赴任したライプツィヒの近郊の小都市、ケーテンにおいて、多くの作品を完成させます。私の大好きな、ブランデンブルグ協奏曲や管弦楽組曲はこの地での作品。
バッハがより身近な人となりました。 -
のどかな休日でしょうか。
公園の中を一列になって、ひたすら歩く自分たちが滑稽に思えます。
でも止まれない。添乗員さんは、ひたすら前へ、おまけに後ろからはガイドさんが追いたてます。羊飼いに追われる羊のよう。 -
ワイマールの町の東に広がる広大な公園。
南北にイルム川が流れています。 -
イルム川の向こうにはゲーテの山荘が見えます。
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公園の中の、廃墟。わりと新しいものだとか。でも味のある景色です。
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ゲーテがワイマール公からもらった、いくつかの家のうちの一つ。
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ゲーテの家。
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シラーの家(たぶん)。
シラーはドレスデンにて、ベートーベンの交響曲「第九」の歌詞「歓喜の歌」を作る。
ワイマールでは、多くの戯曲を作り、「ウィリアムテル」もその一つ。 -
国民劇場前の広場です。のんびりとした景色です。
国民劇場の前にはゲーテとシラーの像があります。その写真を絶対に撮ったはずなんです。ところが・・・いくら探してもパソコンのファイルにないんです。
はたと記憶がよみがえりました。翌日のライン川クルーズの直前、カメラのメモリがゼロになってしまったのです。
カメラは、娘に借りたもので、シャッターを押すことしか教わっていなくて、パニック寸前でした。
そこがツアーのいいところ。すぐさま、教えてくれる人を発見。とりあえずどんどん消去です。ああ・・・きっとあの中にゲーテとシラーが紛れ込んだんだと後悔しても、戻るはずもなく。ゲーテは古城に負けました。
教訓; デジカメのメモリは思い切り予備を持っていくこと。 -
街全体が穏やかな雰囲気に包まれています。
生活をするにはとても居心地がいいでしょうね。 -
ワイマールを後にして、フランクフルトに向かいます。
ゲーテ街道とは、ゲーテゆかりの都市をつなぐ街道のこと。このツアーでは街道に沿ったアウトバーンを走ります。時々、街道とクロスしたりします。
遠景に点在する小さな村。教会。古城。
村の小道を自転車で駆け抜ける人を何人も見かけました。 -
広大な畑に植わっているのは、麦とホップ。
フランクフルトに近づいたころ、この旅行で、初めの雨。でもフランクフルトに着いた時にはすっかりあがっていました。
バスの中では、ワールドカップの日本〜ウルグアイ戦の結果を気にしていました。結果を聞いたのは、ホテルに着いてからです。 -
フランクフルトの街。
本日の走行距離、実に560kmです。運転手さん、本当にお疲れ様。 -
町の中心レーマー広場。
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おとぎ話の中の街のようです。
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旧市庁舎。独特の屋根の造りです。
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レーマー広場の中央に立つ女神の噴水。
正義と公平を測る天秤を持つ女神ユスティーツィア。 -
教会。
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