2010年ツール・ド・モンブラン　トレッキングの記録03(2日目：7/21）

2010/07/18 - 2010/07/31

TMB2日目･2010年7月21日(水)･晴れ、16:00以降、断続的ににわか雨

6:00起床⇒7:52ボンノム小屋(2443m)発⇒7:59Col de la Croix du Bonhomme(2479m)⇒8:31Col des Fours(2665m)着⇒8:57Tete Nord de Fours(2756m)着⇒9:20Tete Nord de Fours(2756m)発⇒9:40Col des Fours(2665m)着⇒13:00グラシエ村(1789m)着⇒13:20グラシエ村(1789m)発⇒14:00モッテ小屋(1870m)着：ヴァリエーションコース

昼食：モッテ小屋(ボンノム小屋のピクニック)
宿泊：モッテ小屋(2食付)、4人部屋(94ユーロ/2人)。
シャワー：いつでもOK。
山小屋での充電：4人部屋のコンセントで充電した。洗面所のコンセントから充電している人もいた。
最低標高地点：モッテ小屋(1870m)
最高標高地点：Tete Nord de Fours(2756m)
歩行距離：約8.4km
歩行時間(休憩込み)：約6時間10分(7:52〜14:00)
撮影写真枚数：321枚
冒頭写真：Col des Foursの近くから見たモンブラン(4807m)：左とAiguille des Glaciers(3816m):中央。

天気が悪ければノーマルコース(Les Chapieux経由)も覚悟していたが、朝から快晴のため迷わず念願のヴァリエーションコースを選択。
スタートして30分程でCol des Fours(2665m)に到着。ここからグラシエ村に下っていくのだが、時間に余裕があったので、往復で1km程のところにあるTete Nord de Fours(2756m)に行ってみることにした。
Tete Nord de Fours(2756m)はTMBの最高地点であるCol des Fours(2665m)、Fenetre d'Arpette(2665m)よりも標高があり、このトレッキング中の最高地点。360度周囲を遮るものがなく眺めがいい。来てよかったと実感。モンブラン(4807m)を覆っている雲が取れるまでここで休憩し、Col des Fours(2665m)まで引き返した。
この寄り道には長い休憩を入れたこともあり、往復で約70分かかった。
TMBのコースは案内板や岩のペイントが充実していて迷うことはあまり無いが、Col des Fours(2665m)では方向を指示するものを見つけることが出来なかった。右方向にも左方向にも先に道があり、地図と照らし合わせて悩んだ末、左寄りに進んでいったところ、案内板が見つかり、ホッとし、グラシエ村に向かった。
このヴァリエーションコースは花が大変多く眺めが素晴らしい。
13:00頃ようやくグラシエ村に到着。チーズ小屋らしき建物があり、チーズを買って食べたかったが、お昼で休んでいるのか人が見当たらず諦めモッテ小屋に向かった。ここからモッテ小屋は上から見ていると近そうだったのに、意外と時間がかかった。
14:00にモッテ小屋に到着。
1人10ユーロ上乗せすると大部屋ではなく、新しく出来た建物の4人部屋に泊まることが出来る。大部屋も趣があって良かったが、長い旅行のため快適性を重視し、新しい4人部屋を選んだ。まだ一部未完成でトイレは別棟になるが部屋は綺麗だった。
到着早々、ボンノム小屋で頼んだピクニックを食べる。途中で食べたかったのだが、全く木陰が無く日差しが照りつけるので、休憩を取る場所が見つからなかった。モッテ小屋でビールを頼み、ようやく日陰で昼食。一人分購入したものを二人で食べたが、量が多いので丁度良かった
シャワーは新しくて快適。ボンノム小屋のシャワーは17:00以降しか使えなかったが、ここはいつでもOK。さっぱりしたところで洗濯し、外に干していたのだが、16:00頃激しいにわか雨が降り慌てて撤収。その後降ったり止んだりを繰り返した。今日も4人部屋を個室で使えるかと期待していたら16:30頃ずぶ濡れのドイツ人の若者2人が部屋に入ってきた。

夕食は豆のスープ、ラタトゥイユ、ライス、牛肉のハーブ煮、トマトレタスサラダ、チーズ(トム・ド・サボワ)、プリン。どれも大変美味しかったが、特に牛肉のハーブ煮は最高。このツアー中に食べた食事の中でもトップクラスだった。夕食後に女主人のアコーディオン演奏があり、賑やかだった。

ボンノム小屋からモッテ小屋はヴァリエーションコースの場合、3時間半程度と見込んでいたが、景色がよく頻繁に立ち止まって写真を撮ったせいか6時間を越えてしまった。比較的楽な一日になるはずだったが、妙に疲れを感じた。昨日のハードな登りのせいかもしれない。
22:00頃就寝。

エリア シャモニー(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

Col des Fours(2665m)手前の雪渓。

Col des Fours(2665m)。結構雪が残っている。

もう少しでTete Nord de Fours(2756m)の山頂。

Tete Nord de Fours(2756m)の山頂。
中央の雲の間からかすかに見えるのがモンブラン(4807m)。

トレッキング中によく見かけた綺麗な青い花。

Col des Fours(2665m)の近くから見たモンブラン(4807m)：左とAiguille des Glaciers(3816m):中央。

Aiguille des Glaciers(3816m)。

変化に富んだヴァリエーションコース。どこに行っても景色がいい。

Aiguille des Glaciers(3816m)。

眺めのいいヴァリエーションコース。奥はAiguille des Glaciers(3816m)。

学生と思われるグループ。我々とは逆の時計回りのツール・ド・モンブラン。

ヴァリエーションコース途中の滝。氷河のように見えるのは削れた岩。

侵食された山の斜面、濃い緑の陰影が美しい。

甘い香りが漂うお花畑の中を眺めのよい景色が続く。

お花畑の中をグラシエ村に向かう。

あまりにも綺麗なので数分歩いては写真を撮るの繰り返し。なかなか進まない。

なだらかな斜面に突如現れた不思議な形の岩。

グラシエ村。モッテ小屋で食べたチーズはここのチーズ小屋で作ったものかもしれない。

グラシエ村の子牛。

モッテ小屋の大部屋。ここはパスして4人部屋にしてもらう。

モッテ小屋の4人部屋。今日も個室かと期待していたが、後からずぶ濡れのドイツ人の若者2人が部屋に入ってきた。

モッテ小屋。手前が大部屋。小学校低学年の集団が引率されてきて大騒ぎ。
奥右が新しく出来た4人部屋のある棟。
奥左がシャワー、トイレ棟。

モッテ小屋の夕食。
絶品の牛肉のハーブ煮。
デザートはチーズとプリンでした。

モッテ小屋。夕食後の女主人のアコーディオン演奏。
小学生の男の子が何人も張り付いて見ていましたが、女の子は関心無いらしく、横をすり抜けて外に遊びに行きます。