TMB8日目･2010年7月27日(火)･朝のうち曇り⇒晴れ<br /><br />6:00起床⇒7:52Relais d'Arpette(1627m)発⇒11:12Fenetre d'Arpette(2665m)着、昼食⇒11:45Fenetre d'Arpette(2665m)発⇒14:43トリアン氷河に向かう道との分岐⇒15:00Chalet Du Glacier(1583m)着、トイレ、ビール⇒15:23Chalet Du Glacier(1583m)発⇒15:54Col De La Forclazとトリアンとの分岐着⇒16:40Relais du Mont Blanc(1279m)着：ヴァリエーションコース<br /><br />昼食：Fenetre d'Arpette(2665m)(Relais d'Arpetteのピクニック)<br />宿泊：Relais du Mont Blanc(1279m)、個室(2食付)、134スイスフラン/2人<br />シャワー：いつでもOK。<br />山小屋での充電：個室のコンセントで充電した。<br />最低標高地点：Relais du Mont Blanc(1279m)<br />最高標高地点：Fenetre d'Arpette(2665m)<br />歩行距離：約12.0km<br />歩行時間(休憩込み)：約8時間48分(7:52〜16:40)<br />撮影写真枚数：372枚<br />冒頭写真：アルペッタの窓(Fenetre d'Arpette(2665m))<br /><br />今日は天気が良ければFenetre d'Arpette(2665m)越えのヴァリエーションコース、悪ければボヴィーヌ越えのノーマルコース。日本で計画していた時からトリアン氷河の間近を歩くヴァリエーションコースに行くのが念願だった。ところが昨日の夕方から雨が降り出し天候悪化の気配。小屋にいたフランス人のガイドにFenetre d'Arpette(2665m)越えが可能かどうか訪ねてみると、今晩はFenetre d'Arpette(2665m)は雪になりそうとの返事。ボヴィーヌ越えのノーマルコースも地味ながらそれなりに景色を楽しむことが出来るだろうと自らを納得させ昨晩は床に就いた。今朝、目覚めと共に天候回復を期待して窓から外を覗いて見たが、雨は止んだものの空は厚い雲に覆われていた。やっぱりだめか、と諦め朝食を食べに行った。朝食後Fenetre d'Arpette(2665m)方面を眺めてみるとなんとなく雲が取れてきそう。部屋に戻って支度をし外に出るとイタリア人のグループが出発しようとしていた。しばらく様子を伺っていたがFenetre d'Arpette(2665m)方面に向かって歩き出した。空も晴れ間が広がってきている様なので我々もFenetre d'Arpette(2665m)を目指すことにした。<br />最初、道はほぼ平坦で樹林帯の中を緩やかに進んでいく。その後登り坂になり、黙々と歩いていると前を行くイタリア人グループの一人がブルーベリーの実がなっていることを教えてくれた。自分の眼を指差しているから、眼に良いと教えてくれているのだろう。早速つまんで食べてみたが、甘酸っぱく美味しい。尚も進むと短い草と岩だけの世界になり、道は更に険しくなる。振り返って下を見るとかなりのペースで登ってくるカップルがいる。数分後に追い付かれたが、エレナ小屋の夕食で隣に居た(La Foulyでも一緒のバスに乗った)ドイツ人カップルだった。歩くのが速いだけなのか、出発も早かったのかよくわからないが、Relais d'Arpette(1627m)とChampexの約1時間のアドバンテージがRelais d'Arpette(1627m)到着前になくなってしまったことになる。Fenetre d'Arpette(2665m)が遠くに見えてくると傾斜は更に急になり、大きな岩がごろごろしているところを登って行く。雪渓を横切りジグザクの坂を登りきってようやくFenetre d'Arpette(2665m)に到着。トリアン氷河の眺めが良く延々と続いた登りの辛さを忘れさせてくれる。がここでも、エレナ小屋でいきなり「オガンキデスカ」と妙な日本語で話しかけてきたフランス人少年と再会。記念に一緒に写真を撮った。<br />ここからトリアンまでは標高差約1350m。左手にトリアン氷河を望みながらひたすら下って行く。途中、トリアンから登ってくる人達と何度もすれ違ったが皆辛そうだった。ここは我々と同様に反時計回りにChampexからトリアンに向かう方が楽なような気がする。<br />トリアン氷河の末端を過ぎてしばらく下るとトリアン氷河に登っていく道との分岐点に出る。さらに下ってChalet Du Glacier(1583m)に寄り、ビールを飲む。トリアン氷河見物の観光客が多くTMBのハイカーと違って皆軽装だ。ここからは観光客でも歩けるような平坦な道になる。30分程歩くとCol de la forclazとトリアンの分岐があり、トリアンに向かって左の方に下って行く。この分岐で、Relais du Mont Blanc(1279m)の方向がわからず悩んだ。通りがかった人に聞いてみると、「よくわからない」といいつつ、わざざわザックの中から地図を出して見てくれ、「多分、こっちだろう」と教えてくれた。とても親切な方で、お礼を言って別れたが、あくまでも「多分」なので、よくよく考えた末、教えてもらった道と違う道を選択した。結果的に自分の判断で間違っていなかったが、もう少し標識を整備しないと迷ってしまう。道を教えてくれた方も、一緒に考えてくれて、大変有り難かった。<br />Relais du Mont Blanc(1279m)も個室でバスタオル付き。部屋からの眺めもいい。売店が併設されていたので行ってみたが最低限の食料品と日用雑貨しかなかった。夕食は、スープ、サラダ、鶏肉の煮込みとライス、チーズ、デザート。スイスの山小屋での食事はあまり期待していなかったが、Relais d'Arpetteもここも思ったより美味しかった。<br />今までで一番長時間の行程で疲れていたため、21:00に就寝。

2010年ツール・ド・モンブラン　トレッキングの記録09(8日目：7/27）

8いいね！

2010/07/18 - 2010/07/31

319位(同エリア346件中)

#ハイキング・登山

ドリュさん

TMB8日目･2010年7月27日(火)･朝のうち曇り⇒晴れ

6:00起床⇒7:52Relais d'Arpette(1627m)発⇒11:12Fenetre d'Arpette(2665m)着、昼食⇒11:45Fenetre d'Arpette(2665m)発⇒14:43トリアン氷河に向かう道との分岐⇒15:00Chalet Du Glacier(1583m)着、トイレ、ビール⇒15:23Chalet Du Glacier(1583m)発⇒15:54Col De La Forclazとトリアンとの分岐着⇒16:40Relais du Mont Blanc(1279m)着：ヴァリエーションコース

昼食：Fenetre d'Arpette(2665m)(Relais d'Arpetteのピクニック)
宿泊：Relais du Mont Blanc(1279m)、個室(2食付)、134スイスフラン/2人
シャワー：いつでもOK。
山小屋での充電：個室のコンセントで充電した。
最低標高地点：Relais du Mont Blanc(1279m)
最高標高地点：Fenetre d'Arpette(2665m)
歩行距離：約12.0km
歩行時間(休憩込み)：約8時間48分(7:52〜16:40)
撮影写真枚数：372枚
冒頭写真：アルペッタの窓(Fenetre d'Arpette(2665m))

今日は天気が良ければFenetre d'Arpette(2665m)越えのヴァリエーションコース、悪ければボヴィーヌ越えのノーマルコース。日本で計画していた時からトリアン氷河の間近を歩くヴァリエーションコースに行くのが念願だった。ところが昨日の夕方から雨が降り出し天候悪化の気配。小屋にいたフランス人のガイドにFenetre d'Arpette(2665m)越えが可能かどうか訪ねてみると、今晩はFenetre d'Arpette(2665m)は雪になりそうとの返事。ボヴィーヌ越えのノーマルコースも地味ながらそれなりに景色を楽しむことが出来るだろうと自らを納得させ昨晩は床に就いた。今朝、目覚めと共に天候回復を期待して窓から外を覗いて見たが、雨は止んだものの空は厚い雲に覆われていた。やっぱりだめか、と諦め朝食を食べに行った。朝食後Fenetre d'Arpette(2665m)方面を眺めてみるとなんとなく雲が取れてきそう。部屋に戻って支度をし外に出るとイタリア人のグループが出発しようとしていた。しばらく様子を伺っていたがFenetre d'Arpette(2665m)方面に向かって歩き出した。空も晴れ間が広がってきている様なので我々もFenetre d'Arpette(2665m)を目指すことにした。
最初、道はほぼ平坦で樹林帯の中を緩やかに進んでいく。その後登り坂になり、黙々と歩いていると前を行くイタリア人グループの一人がブルーベリーの実がなっていることを教えてくれた。自分の眼を指差しているから、眼に良いと教えてくれているのだろう。早速つまんで食べてみたが、甘酸っぱく美味しい。尚も進むと短い草と岩だけの世界になり、道は更に険しくなる。振り返って下を見るとかなりのペースで登ってくるカップルがいる。数分後に追い付かれたが、エレナ小屋の夕食で隣に居た(La Foulyでも一緒のバスに乗った)ドイツ人カップルだった。歩くのが速いだけなのか、出発も早かったのかよくわからないが、Relais d'Arpette(1627m)とChampexの約1時間のアドバンテージがRelais d'Arpette(1627m)到着前になくなってしまったことになる。Fenetre d'Arpette(2665m)が遠くに見えてくると傾斜は更に急になり、大きな岩がごろごろしているところを登って行く。雪渓を横切りジグザクの坂を登りきってようやくFenetre d'Arpette(2665m)に到着。トリアン氷河の眺めが良く延々と続いた登りの辛さを忘れさせてくれる。がここでも、エレナ小屋でいきなり「オガンキデスカ」と妙な日本語で話しかけてきたフランス人少年と再会。記念に一緒に写真を撮った。
ここからトリアンまでは標高差約1350m。左手にトリアン氷河を望みながらひたすら下って行く。途中、トリアンから登ってくる人達と何度もすれ違ったが皆辛そうだった。ここは我々と同様に反時計回りにChampexからトリアンに向かう方が楽なような気がする。
トリアン氷河の末端を過ぎてしばらく下るとトリアン氷河に登っていく道との分岐点に出る。さらに下ってChalet Du Glacier(1583m)に寄り、ビールを飲む。トリアン氷河見物の観光客が多くTMBのハイカーと違って皆軽装だ。ここからは観光客でも歩けるような平坦な道になる。30分程歩くとCol de la forclazとトリアンの分岐があり、トリアンに向かって左の方に下って行く。この分岐で、Relais du Mont Blanc(1279m)の方向がわからず悩んだ。通りがかった人に聞いてみると、「よくわからない」といいつつ、わざざわザックの中から地図を出して見てくれ、「多分、こっちだろう」と教えてくれた。とても親切な方で、お礼を言って別れたが、あくまでも「多分」なので、よくよく考えた末、教えてもらった道と違う道を選択した。結果的に自分の判断で間違っていなかったが、もう少し標識を整備しないと迷ってしまう。道を教えてくれた方も、一緒に考えてくれて、大変有り難かった。
Relais du Mont Blanc(1279m)も個室でバスタオル付き。部屋からの眺めもいい。売店が併設されていたので行ってみたが最低限の食料品と日用雑貨しかなかった。夕食は、スープ、サラダ、鶏肉の煮込みとライス、チーズ、デザート。スイスの山小屋での食事はあまり期待していなかったが、Relais d'Arpetteもここも思ったより美味しかった。
今までで一番長時間の行程で疲れていたため、21:00に就寝。