2010/07/18 - 2010/07/31
352位(同エリア346件中)
ドリュさん
TMB7日目・2010年7月26日(月)・晴れ⇒曇り⇒小雨
5:00起床⇒8:00エレナ小屋(2062m)発⇒9:01Grand Col Ferret(2531m)着⇒10:21La Peule(2071m)着、軽食⇒10:55La Peule(2071m)発⇒12:30la Fouly(1593m)着⇒13:05バスでla Fouly(1593m)発⇒14:05Champex, Le Signal(1477m)着⇒14:20近くのレストランで昼食⇒15:08出発⇒16:00Relais d'Arpette(1627m)着
昼食:Champex(2062m)のレストラン
宿泊:Relais d'Arpette(1627m)、個室(2食付)、168スイスフラン/2人
シャワー:いつでもOK。
山小屋での充電:個室のコンセントで充電した。
最低標高地点:Champex, Le Signal(1477m)
最高標高地点:Grand Col Ferret(2537m)
歩行距離:約12.5km
歩行時間(休憩込み):約6時間30分(8:00〜12:30、14:05〜16:00)
撮影写真枚数:219枚
冒頭写真:Glacier de Pre de Bar。Aiguille de Toriolet(3870m):中央左、Mont Dolent(3823m):右端。
今日はゴールがRelais d'Arpette(1627m)。途中la Fouly(1593m)からChampex, Le Signal(1477m)までは路線バスでの移動。本数が少なく13:05発を逃すとその後は15:30発になってしまう。どんなに遅くとも13:00までにはla Fouly(1593m)に着きたい。ただ、ガイドブックではla Fouly(1593m)まで4時間15分。8:00出発なので13:00まで5時間あり、余裕と踏んでいた。
昨日同様、朝から快晴。ただ風の強さと寒さは相変わらず。フリース、更にゴアテックスを着込んでの出発となった。左手にGlacier de Pre de Barを望みながらGrand Col Ferret(2537m)に向かって登っていく。
1時間程でGrand Col Ferret(2531m)に到着。スイスとの国境になっているが特に国境を表す標識等はなく拍子抜け。エレナ小屋より標高が高いのにスイスに入ると風も弱くなり寒さも和らいだ。しばらく歩くと一度姿を消したGrandes Jorasses(4208m)が再び顔を出してきた。それと時を同じくしてこのツアー初めての羊の群れと遭遇。羊好きの妻は大喜びで羊に近づいていったが、追いかけ過ぎたのか羊飼いに怒られてしまった。
10:20頃La Peule(2071m)の山小屋に到着。お昼はChampexでとる予定なのでここにはそのまま通過しようかと思っていたが、どうもチーズを作っているらしくメニューには自家製チーズを使った料理があった。朝食をあまり食べなかったせいかお腹も空いていたので、お昼にはまだ早いがパンに自家製チーズのせて焼いたものを一皿頼むことにした。絞りたてのミルクをあったのでそれも注文した。このチーズ焼きがとーっても美味しい。ミルクも美味しくおかわりしてしまった。立ち寄って大正解。10:55に二人共大満足で出発したが、ここにきて時間に余裕がないことに気が付いた。幾分ペースを上げながらla Fouly(1593m)のバス亭目指して歩を進め、なんとか30分前に到着した。バスのチケットをどうやって買うのか、そしてどこから乗るのか探し回った。やっとバス停を見つけると「何か困っていますか?」と声を掛けてきた人が。こんなことは普通ないのでびっくりしていると「エレナ小屋で一緒だったでしょ?」と言われ、そういえば、到着したときに同じテーブルにいたドイツ人カップルだと思い出す。その時は、お互い挨拶もしなかったが、同じコースをたどる者同士、仲間意識が芽生えるのがTMBの楽しさだ。バスを乗る際に現金で支払えばいいと教えてくれた。今晩彼らはChampexのオーベルジュに泊まるらしい。我々が泊まるRelais d'Arpette(1627m)が満室でそこにしたようだ。バスは事前に調べた料金だと13.8スイスフランだったが、請求されたのはどういうわけか11スイスフラン。ユーロの金額も提示された。1時間程乗って予定通りChampex, Le Signalに着いた。ロスティが食べたかったので、しばらくChampex湖畔を歩いてレストランに入る。迷わずロスティを注文。もう一品はロブスターチャウダー。どちらもものすごく美味しく大満足。気持ちよくRelais d'Arpette(1627m)に向かった。ここからRelais d'Arpette(1627m)までは何も心配していなかったが、TMBメインルートからヴァリエーションコースの分岐が判りづらい。舗装路から山道に入っていくところに標識がなく不安だったが、山道の方に行ってみる。この頃から天気が怪しくなり、しばらく進むと小雨が降ってきた。より一層不安になったがRelais d'Arpette(1627m)目指して歩き続けた。久し振りに見かけた登山者に道を尋ねてみたところ、間違っていないことがわかり一安心。少し歩いてRelais d'Arpette(1627m)に到着した。
フロントで、個室があるというので、そちらに変更。部屋は新しく、バスタオルもあり、とても居心地がいい。シャワーは個室エリアの共同だが、設備的には今までで最高だった。
食事の前に山小屋の周りを散歩。ぶらぶら歩いていると飼われている赤ちゃん山羊が柵から抜け出して勝手に遊んでいるのを発見。可愛がっているうちにだんだん慣れてきたが、そのうち自分で柵の中に戻って行った。しばらく様子を見ていたが、他の山羊のところに行きそうな気配がしたので、私たちも部屋に向かって歩き出した。すると突然、柵の中に戻ったはずのあの赤ちゃん山羊が、鳴きながらこちらに向かって一直線に走ってきて飛び付いた。嬉しさの余りしばらくまた遊んだが、柵の中に戻してあげた。夕食は、とても豪華な雰囲気。チーズフォンデュかハムソテーから選べるので、お互い違う方を選んだ。味も最高。ワインはいろいろなグラスワインから選んだ。
食後、また赤ちゃん山羊を見に行くと、フランス人の女性にだっこされて、顔をぺろぺろなめていた。少しも近づけないので、部屋に戻る。
21:30就寝。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
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エレナ小屋(2062m)。後ろはGlacier de Pre de Bar。Mont Dolent(3823m):中央右。
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Grand Col Ferret(2537m)への登り。フェレ谷を振り返る。右端のピークはGrandes Jorasses(4208m)。
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Grand Col Ferret(2537m)の標識。イタリアとスイスの国境だが境界線みたいなものはない。
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スイスに入って羊の群れと遭遇。
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追いかけ過ぎて羊飼いに怒られる。そばに行きたかっただけなのに。
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草を食む姿がかわいい。
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隠れていたGrandes Jorasses(4208m)が再び姿を現す(左端)。
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la Fouly(1593m)に向かう途中。TMB外側の山並み。
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美しい花の群生。
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マウンテンバイクでGrand Col Ferret(2537m)に向かう集団。きつそうだった。
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La Peule(2071m)の山小屋。
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La Peule(2071m)の山小屋。予定外の食事をする。
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念願だった自家製チーズ料理。絞りたての牛乳。ものすごく美味しい。
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日本と比べて松ぼっくりが細長い。
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バス出発30分前になんとかla Fouly(1593m)に到着。
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Champex(2062m)行きのバスに乗る。ユーロでの支払いも可能。
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Champex湖。
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ここでロスティとロブスターチャウダーと食べる。
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期待以上に美味しいかったロブスターチャウダー。
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生ハムの乗ったロスティ。文句なしの美味しさ。
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Relais d'Arpette(1627m)。とっても素敵な山小屋。
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ここの部屋もホテル並み。
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エレナ小屋での夕食の後、突然日本語(オガンキデスカ?)と声を掛けてきたフランス人少年(緑のTシャツ)と再開。家族でTMBを回っているらしい。トランプで大騒ぎしていた。
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チーズフォンデュー。もう一人はハム料理を頼んだが、二人共チーズフォンデューにすれば良かった。
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山小屋で飼っている赤ちゃん山羊。みぃーみぃーと鳴いてかわいかった。忘れられない。
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激しい雨の中テントを設営中の人たち。
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