ブダペスト街歩き、ハンガリー国立オペラ劇場編

2010/07/27 - 2010/07/29

オーストリア・ハンガリー二重帝国の栄華を伝えるハンガリー国立オペラ劇場を見学した。
此処はウィーンのオペラ座の縮小版と言われるが、コピーでは無い職人達の心意気が見える。
マーラーがこの劇場の音楽監督をしていたらしい。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄M1線でデアークから２駅の処にに国立オペラ劇場がある。外観やその規模ではパリのオペラ座（パレ・ガルニエ）やオーストリアのオペラ座には一歩譲るとしても、ヨーロッパ有数のオペラ劇場である。

劇場見学ツアーを申し込んで出発までの待ち時間、取り敢えず劇場の廻りを歩いてみる。左手の通りから右回りでぐるっと回る。

わき道の向こうに聖イシュトヴァーン大聖堂らしき建物が見える。
この景色だけを見ると、今が何世紀なのか？分からなくなる。

周りはもうどちら側であろうと皆、古い建物、街並みが続いている。

これは劇場玄関右側にある作曲家リストの像。

入り口を入ると劇場入り口が正面に。

玄関ホール左手、この写真の奥に売店（記念品などを売っている）があり、そこで見学ツアーの申し込みをする。

正面階段を上ると桟敷席入り口。
チョットぶれててすいません！ストロボ無しで撮影したので少し手振れしたかも・・・。

劇場内部の様子。見学ツアーに参加するのがお奨め。

皇帝夫妻専用の階段入り口。
規模ではオーストリアに劣っても、その贅は負けまいとしたハンガリー人がほぼ全てを国産品で揃え、最高の職人達を投入して建設された事が想像出来る。

同じ皇帝専用階段を反対側から見る。
正面の鏡は、途中立ち止まることなく階段を登ってくる皇帝に、背後にある贅を尽くした室内装飾を見て貰いたかった為と広く見せる為に設置されている。
ピンク色の大理石が美しい。

壁にはオペラの演目に登場する役者の衣装デザインが掲示されている。

これは皇帝の休憩、控えの間。皇帝家族の肖像画が飾られている。
見学ツアーは英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、そしてハンガリー語夫々違うグループで違うガイドが先導して行われる。残念ながら日本語中国語は無い。

劇場内部の様子。中央はロイヤルボックス。

劇場の舞台。舞台サイズは何処の劇場もそれほど違わないはずだが、座席数はウィーンのオペラ劇場の半分強程度とかいっていた。
座席は当時のジャポネスク好みの漆塗り！各座席の足元には個別に空調ダクトが設置され、オペラ開幕中の人いきれの中でも快適に観劇できる様にされている。これはパリのオペラ座にも無い当時としてはハイテクな設備。

天井画とシャンデリア。シャンデリアの重量は3トン強と聞いた。
パリのオペラ座のシャンデリアが7トンと聞いていたのでこれでも小さいほうらしい。

幕間に寛ぐバールーム。
何が良いって、パリのオペラ座みたいに小便臭くないのが良い！
規模と豪華さでは負けるけど、豪華でも不潔なのはチョットね！
マナーは当時のブダペストがパリに勝っていたのかも？

バールームの天井画です。

装飾は豪華だが、フランス風程華美に走らず、ほど良い豪華さで好ましい印象であった。
パリは見かけは良いけど、何処に行っても小便臭くてね！フランス人は風呂嫌いで汚いし、道路は犬の糞だらけだし・・・。