2010/06/22 - 2010/06/26
5415位(同エリア8885件中)
香桑さん
JTB「マイセレクト シェムリアップ自由自在 プラス ハノイ5」
初めての海外一人旅です。
3日目は前日と同じく8時にホテル出発でベンメリアに案内してもらいました。
ベンメリアは、ガイドブックなどで「天空の城ラピュタ」の気分を味わえる場所だと紹介されており、気になっていた場所でした。
ただし、シェムリアップから車で一時間、約30kmほど離れている場所で、ここに行くと往復だけで時間がかかります。
Romchong Tourさんに2日とも観光を依頼したことで、ベンメリアも含めて、当初、希望した遺跡はすべて回れることになりました。
この日は夕方にハノイに移動するため、15時半までの御約束。
ベンメリアだけでは時間が余るということで、オールドマーケットやアーティザンアンコールなど、お買い物関係の案内もお願いしました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- ベトナム航空
-
車に揺られて1時間。
その間、カンボジアの田舎の景色を再び味わうことができました。
幹線道路の脇に置かれた机の上に薄黄緑色のペットボトルが並べて売られていました。緑茶のような色ありの液体です。
パラソルが立てかけられているけれども、売り手はいない。
その中身がガソリンだと聞いてびっくり。郊外にはガソリンスタンドがなくて、車ではなくバイクが主流のこの国では、こういう形でガソリンが流通しているのだそうです。
大きなマーケットの横を左折して、舗装されていない細めの道に入り、さらにとことこと田舎道を進み、ようやくベンメリア遺跡につきました。
ほかのルートはあまり安全ではないことや、カンボジアの地図は60年ぐらい前のものしかなくて現状にそぐわないことも聞きました。
11世紀末頃、スールヤヴァルマン2世が作った、アンコール・ワットの練習台か対として建てられたのではないかという寺院。
ベンメリアは「花束の池」という意味で、その堀の中には、スイレンではなく蓮の花が咲いていました。
私の旅行の目的、ようやく蓮の花を見ることができました。 -
お堀は満水ではなく、参道に至る橋のたもとに降りることもできました。
雨季も終わりの11月頃には、ここも水につかるのかな。
ここまで降りたら、蓮の花を写真に撮りやすかろう、という、ガイドさんの配慮もあったのだと思います。
雑草がいろいろ生えている中、薬草も教えてもらったりしました。
さすがにそろそろ、何を口に入れても怖くない。 -
もちろん、ここも地雷撤去済み。
2007年にドイツの団体が地雷撤去完了させたそうです。
アンコール遺跡群では、どこが研究した、復元した、地雷撤去したと明示されていることが多いように思いました。
それをオリンピックと揶揄する人もいますが、私はよい意味でオリンピックだと思いたい。
利権もあるのかもしれないが、それでも、多くの人が国境を越えて協力している、そのことに敬意を払いたい。 -
地元の子どもたちが遊ぶ林の中。
以前はもっと木が生い茂っていたのが、ガイドさんが残念に思うほど切ってしまわれたそうです。
木が多い分、虫も多いということで、ここでは車を降りるときに防虫スプレーでガードしてくれました。
なお、遺跡にはちゃんとトイレが整備されており、驚きましたし助かりました。
ここはアンコール遺跡のパスは不要ですが、別に入場料5$が必要です。 -
さて、すっかり恒例。
参道の入り口のナーガ君達。
参道の両脇、橋の欄干にあたる部分がナーガの胴体になっている、他と同じ形式です。
ここはまだほとんど修復されていないため、ナーガ達の壊れように胸が痛みました。
戦争の爪痕が感じられたからです。 -
イチオシ
保存状態のよいナーガ。
ここのは5つ頭です。
竜は竜でも、あまりヘビっぽくなくて、ちょっぴりユーモラスな表情が気に入りました。
胸や首元にある日輪のような模様も気に入っています。
家族には私の写真はヘビばかりだと不評だったのですが、カンボジアはナーガだらけなのです。しょうがないじゃん。 -
この盛大な崩れように、しばし言葉を失いました。
正面のテラス部分にあたるのか、もとはどんな姿だったのか、容易に思い描くことができませんでした。
壊れた姿を見て初めて、どれだけ多くの、大きな石が積み上げられたものであるのか、非常な労力が必要であったことが実感できた気がします。
と同時に、これを組み直して修復することは、ものすごく困難を伴うであろうとも。 -
回廊もドミノ倒しになぎ倒されていました。
ここも二種類の石を使い分けて作られていたことはわかります。
石は、アンコールワットで使われているものと同じ産地のものだそうです。
また、ほとんどレリーフがないことも特徴です。そこから、練習台ではないかと言われているわけです。
しかし、30kmも離れている二つの遺跡、その間をこれだけの石を運んだ労力には、気が遠くなりそうです。
おそらく、シェムリアップ川を利用したのでしょうが、ただの練習でそこまでするかなぁ。 -
壮大な伽藍があったのかもしれませんが、潔いほどの壊れっぷり。
まったく近寄れません。 -
残っている壁面もあります。
私は、むしろ、こここそ、この姿で残してほしい気持ちになって行きました。
修復することも素晴らしい。往年の姿を見ることができたら興味深いことでしょう。
しかし、人が作ったものは壊れる。それもまた事実であり、歴史であるのなら、この壊れようを警句として残してもいいのではないでしょうか。
見るにつけ、今のうちに行くことができてよかったと思いました。 -
中央祠堂になると思うのですが、こんな風に外壁だけ残っていました。
封じられて開くことのない飾り門があり、その上の破風にはレリーフが見られます。 -
おそらく破風の一番上の部分を飾っていたのではないでしょうか。
地面に落ちていたレリーフ。蓮の花の上に神様がいる構図だと思うので、ブラフマー神かな。 -
手前の破風のモチーフはよくわかりません。説明を受けたと思うのですが、忘れちゃいました。
ラーマヤーナの破風もあったと思うので、それかなぁ。
でも、下段に人が横たわっているから、それがヴィシュヌ神で、水上にアプサラ達が踊る中、蓮の花が伸びている図?
その背後にあるレリーフは、3つの頭を持つ象がクリアに見えますから、その上にまたがるのはインドラ神だとわかります。 -
遺跡内部には安全な見学ルートが遊歩道のように作られており、そこに沿って歩いて行くと、くまなく見て回ることができます。
危険な場所と研究途中の場所には立ち入り禁止になっています。
勝手にルートから外れないほうが良識的です。迂闊な行動が事故のもとになります。自分達が痛い思いをするかもしれないし、遺跡のほうが痛むかもしれない。
わざわざ入り込む人たちを見かけて、私もガイドさんも嫌な気分になりました。 -
丁寧に作られた窓の飾りがきれいに残っていました。
この窓の飾りを見ると、遺跡がどの程度、丁寧に作られたものかがわかります。
というわけで、地味な見比べポイントでした。 -
遊歩道は瓦礫を乗り越えて中に入り、こうやって遺跡の中を見下ろしたりもします。
地震があったわけではなく、石造建築物の自重と経年劣化が、崩壊の大きな理由のようです。
タ・プロームよりも更に自然が浸食しており、ひっそりとしているところが魅力でした。 -
四方の塔もスプオン(ガジュマル)に飲みこまれていました。
これだけ緑が多いことから、木々の梢からは、ひっきりなしに様々な鳥の声が聞こえてきました。
どの遺跡よりも、ここが一番、鳥の声の種類が多くて、近く、姿も見かけました。
双眼鏡と図鑑がなくて、残念。
以前、もっと林が多かった頃には、カラフルなインコ・オウム類も飛んでいたそうです。
見てみたかったなあ。 -
一番ラピュタっぽい場所はここかーっ!?
今にも飛行石が木に持って行かれそうです。
ガイドさんには、私がにまにまにやにやしている理由が伝わらなかったかもしれません。
でも、いいのー。
そういえば、ラーマヤーナのお姫様の名前はシータ。
パズーはいないのか?と探してみたくなって、また、にまにま。 -
この根っこの迫力。
タコのお化けって感じです。
動き出しそう。 -
先ほどは遊歩道から離れるべきではないと書きましたが、地元の子ども達には格好の遊び場所になっている様子。
子ども達は頓着せずに歩きまわっていました。
ガイドさんは、子どもたちが遺跡の価値を学んでいないことを残念がっていました。
まあ、この土地、秘密基地だらけだから、子ども達の気持ちとしてはわからないでもない気がします。
そうして、遺跡を知り尽くした次世代のガイドさんが生まれるかもしれないし……。
あるいは、遺跡を愛して、より深く学ぼうとする人や、よりよい技術を身につけようとする人に育つかもしれないし。 -
壊れていない回廊の中に入りました。
コウモリの糞の有機的な臭いがします。
中から外を写真を撮ろうとしてみたら、フラッシュがついてしまって、外の景色の緑の柔らかさが出なかったです。
午前中の光のせいか、初夏らしくて、爽やかな場所でした。 -
比較的よく形が残っていたのが、この経堂です。
この近くに棺のような大きな方形の石が転がっていました。
一説には石棺と言われているそうですが、ガイドさんは手水鉢のようなものではないかと考えているそうです。
アンコールワットと同じヒンドゥー寺院であれば、聖別された水を貯める場所があったのではないか。儀式に水が必要だったのではないか。
考古学の定説はわかりませんが、想像が膨らんで推理ごっこが楽しいです。 -
回廊の一部で、珍しく円柱だったので写真を撮ったのか。
それとも、ただ単に景色に惹かれてか。
ここでは、本当に幻想的な時間を過ごすことができました。
……時間が経つと、ますます記憶がおぼろです……。 -
ベンメリア遺跡を後にして、堀を渡り終わると、犬が吠え、牛が草を食む、のどかな景色が広がります。
こんな景色が、ずっと広がっていました。 -
すぐ近くに遺跡の原料となった石切り場があります。
時間の余裕があるということで、ガイドさんが連れて行ってくれました。
この川の中が石切り場なのですが、手前にあった畑の中の鶏やアヒルが気になってしょうがない私。
日本のと姿が違うし、ヒヨコもいて可愛いし。
と、ここであえなくメモリー満タン。 -
ベンメリアからシェムリアップへの帰り道、ロリュオス遺跡群を示す看板を見かけました。
「また今度」とガイドさんと合言葉のようにかわしながら、残り時間の少なさを切なく思いました。
途中、昼食に案内されたレストランは、ガイドさんは別席で寂しい。
バナナの花と鶏肉のスープとご飯の昼食です。スープは前日と同じく酸味のあるもので、レモングラスやコブミカンの葉で風味が加えられていました。
ご飯を浸しながら食べると美味しいです。
なにより感激したのがデザート。やっとカボチャを食べました。
薄くくし切りにして煮たカボチャの上に、ココナッツのプティングが乗っており、ココナッツミルクがかかっているもの。甘くて、栄養があって、元気をもらうデザートでした。
その後、アーティザンアンコールを見学し、金色の繭に興奮したのち、お買い物。
オールドマーケットでは、一人では入りづらかった生鮮食品のあたりが楽しかったです。
直径2cmぐらいの細い蓮根が売られていたり、鳥は丸ごと茹でられた状態、豚肉は頭や前足も並んでいて沖縄の市場みたいだし、魚はトンレサップから運ばれてきた生とか干物とか。
ただし、臭いが強烈で、最後の方は走り抜けてしまいました。
でも、市場って、人々の生活に触れるみたいで好きです。どこの国でも行ってみる場所です。
その後、まだ時間に余裕があったためにガイドさんが連れて行ってくれたのが、オールドマーケット近くの写真のお店。 -
日本語の看板が示す通り、日本人が開いた雑貨屋さん。お店の名前は、クマエ・ユーン。
いいお土産がいろいろ手に入りましたし、かものはしプロジェクトというボランティア活動に関わる方とも会えました。
正直なところ、ホームシックになっていたので、ここで日本の人と話せること自体が、すごく嬉しかったのです。
ガイドさんとは早めにお別れしました。
ただ、私が疲れていて気が回らず、なんだかばたばたしてしまい、きちんとお礼を言えなかったことが今でも心残りです。 -
シェムリアップ国際空港に着くと、建物の中で九官鳥の仲間がさえずっていることに気づき、びっくり。
ちゃんと外に出られるの?と心配になりつつ、上を向いてきょろきょろしてしまいました。
空港の中にも、アーティザンアンコールの支店があり、値段は市内と変わりません。
飛行機を待つうちに、外はスコール。
それでまた、去りがたいような切ない気持になりました。
飛び立つとすぐに、景色は雲に隠れていきました。
巨大なトンレサップ湖も、広がる緑も。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
香桑さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
シェムリアップ(カンボジア) の人気ホテル
カンボジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
カンボジア最安
112円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
28