2010/06/22 - 2010/06/26
5819位(同エリア8871件中)
香桑さん
JTB「マイセレクト シェムリアップ自由自在 プラス ハノイ5」
初めての海外一人旅です。
2日目の2つめの行き先は、タ・プロム(バンテアイ・スレイ→地雷博物館→タ・プロム)。
バンテアイ・スレイから南下する途中で、アキーラ地雷博物館にも立ち寄りました。
これもまた忘れてはいけない、カンボジアの歴史の一部です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- ベトナム航空
-
アキーラ地雷博物館で撮ったのは、この一枚だけ。
エントランスを入ってすぐのところに、空爆に使われたアメリカ製の砲弾が並び、その奥には地雷を示す赤い旗が復元されていました。
ここでは募金を集めていますが、今はそのお金で地雷で怪我をした子どもを支援しているそうです。
私の募金も、ささやかではありますが、役立ててくれることでしょう。 -
さて、タプロムです。
東塔門から入ると、正面にテラスがあります。
王様のために、600人の踊り子たちがいたという時代ですから、音曲のための舞台だったのでしょうか。
ここに至る前の参道の道端では、障害を持った人たちが民族衣装を身につけて、伝統音楽を奏でていました。彼らはCDも売っていました。
その音が遠く聞こえて在りし日の雰囲気を思わせます。
13世紀にもっとも偉大な王ジャヤヴァルマン7世が母親のために建てた寺院です。 -
階段を上り、テラスの上に立つとこんな感じ。
この遺跡は、ガジュマルに覆われている景色が特徴であり、早くもその雰囲気を体感できます。 -
建物の建材が違うことと、建物を覆う樹木によって、ずいぶんと印象が変わるものです。
バンテアイ・スレイに用いられているラテライトは硬くて細工に時間がかかるため、時代が下るに従って、彫刻しやすい砂岩を用いるようになったそうです。
壁面には美しいレリーフが残っていますが、輪郭は摩耗して柔らかい印象を受けました。 -
最初は仏教寺院として建てられ、後にヒンドゥー教寺院にされたせいでしょうか。
仏像の顔面はことごとく壊されていました。
一カ所、木々の根に覆われて隠れていたために、壊されずすんだレリーフがあります。
その微笑した口元が、木々の合間に見ることができます。
優しいクメールの微笑ですが、うまく写真には撮れませんでした。 -
ここも、まだまだ修復中。
なので、梯子がかけられたりしています。
作業中の人たちもいました。 -
この崩れたブロックを積み直す……。
壮大なパズルです。
でも、ちょっと面白そう。 -
経蔵のほうかな。
ここも破風には、きっと精巧がレリーフが飾られていたことでしょう。 -
近寄れるのはここまで。
中に入るのは危険そうです。 -
中央祠堂の南側。
手前の方、回廊が崩れており、回廊の内側には仏像が並んでいたことがうかがえました。 -
イチオシ
ガイドさんが教えてくれた壁面のレリーフの一つ。
ステゴザウルス? トリケラトプス??
縦一列に手のひら大の円の中にさまざまな図案のレリーフが並んでおり、このレリーフは下の方。
上に行くにつれて哺乳類になり、人類になり、まるで進化論の図解を見るようです。不思議。 -
同じ壁面のアプサラ。
-
イチオシ
状態のよいデヴァター。
宗教が変わった時も、仏像は壊してもデヴァターは壊さなかったんですね。
ガイドさんいわく、カンボジアは女性を大事にする(=女性が強い)伝統があるんだそうです。 -
回廊の中に入ると真っ暗。
コウモリの糞で、ちょっと臭い……。 -
周囲の木々を見上げると、ここが密林の中のような気分が味わえます。
-
鳥が木の実を食べ、糞をして、種を落とし、芽吹いた木々が遺跡を覆う。
もともとはスポンという木が遺跡の上に生え、その木に絡みついたガジュマルが育ち、スポンを枯らした。
この遺跡は、こういう姿であるこそ異色の魅力があり、しかし、木々の重みや根の張りが遺跡を壊す。
遺跡の保存を考える場合、この姿を保存するのか、在りし日の姿を取り戻させるのか、何をもって保存すべきか、考えさせられます。 -
写真には撮れませんでしたが、木々の根の間から頬笑みが垣間見える壁面の仏像のレリーフがあったり、心臓を叩くと音が反響するという祠堂がありました。
綺麗に音が響くように3回、胸を鳴らすことが、お祓いなのだそうです。
また、塔の内側には壁面にくぼみがいくつもあり、かつて宝石がきらめいていたそうです。まるで夜空の星のように綺麗だったことでしょう。 -
横たわるヴィシュヌ神のおへそから蓮の花が伸び、その花の上でブレフマー神が現れる。
このモチーフは、クバール・スピアンという遺跡にもあるそうですが、ここの破風でも見ることができました。
蓮の花の茎は、一旦、ヴィシュヌ神の体の下から背面に回って伸びているものなのだそうです。
それが慎みというものなのです。 -
この遺跡もガイドさんに案内されるまま、ぐるぐる歩き回ったので、これがどの建物だったかわからなくなってしまいました。
西門のほうかな? それか北の塔……。わからん。 -
東塔門につながる外壁です。
しっかりと外壁で囲まれており、ここだけでも砦のような機能を持ちえたのかもしれません。
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