2009夏、ロシア旅行記(40/43：補遺3)：国立トレチャコフ美術館(1/4)、ロシア中世絵画、キリスト像、聖母像

2009/06/05 - 2009/06/10

モスクワのロシア国立トレチャコフ美術館の展示品紹介です。個人収集家により始まった美術館ですが、現在では国を代表する美術館の一つに数えられます。展示品の写真撮影は禁止されていました。

エリア モスクワ(ロシア)

• 交通手段: 観光バス

トレチャコフ美術館のファザードです。1901年に画家でロシア様式の旗手として知られていた建築家のヴィクトル・ヴァスネツォーフによって改築されました。

ファザードの中央部分のアップです。最上部に騎馬像のレリーフがありました。

ファザードの中間部分のアップです。1980年から10年間の歳月をかけて、その御増築された部分を含め、全ファザードがヴァスネツォーフ調のデザインで統一されたようです。

正面脇の出入口光景です。比較的すっきりとしたデザインです。

正面出入口のアップです。重厚さと軽妙さが混ざり合ったようなイメージの造りです。

正面出入口の側面光景です。車寄せ風に突き出た部分です。

最後にもう一枚、正面出入口上部の側面光景です。民芸風のイメージもあります。

ロシアの中世時代の絵画コレクションの展示状況です。古いロシアイコンの収集では定評のある美術館です。

『ウスチューグの受胎告知』
(1130-1140年代)
ノヴゴロド
木版、テンペラ画

『ドミトリー・ソルンスキー』
(1108-1113年)
キエフ
モザイク(石灰地塗、色ガラス、レンガ、石)

『大パナギアの聖母(オランス)』
(13世紀初頭)
ラロスラノヴリ
木版、テンペラ画

『人の手によらない救世主』
(12世紀後半)
ノヴゴロド
木版、テンペラ画

『しるしの聖母のイコンの奇跡』
(13世紀中葉)
ノヴゴロド
木版、テンペラ画

『馬上の聖ボリスと聖グレープ』
(14世紀後半)
プスコフ
木版、テンペラ画

『荒野の預言者エリアの伝記とデイシス』
(13世紀後半)
プスコフ
木版、テンペラ画

『選ばれし諸聖人』
(15世紀)
プスコフ
木版、テンペラ画

『生神女就寝』
(15世紀)
トヴェーリ
木版、テンペラ画

『ドンスカヤの聖母』
(1380-1390年代)
モスクワ
木版、テンペラ画

『主の変容』
(15世紀初頭、1403年？)
モスクワ
木版、テンペラ画

アンドレイ・ルブリョフ
(1360/1370-1430年代)
『大天使ミカエル』
モスクワ
(15世紀初頭)
木版、テンペラ画

アンドレイ・ルブリョフ
(1360/1370-1430年代)
『使徒聖パウロ』
モスクワ
(15世紀初頭)
木版、テンペラ画

ディオニーシー
(1360/1370-1430年代)
『府主教アレクシーとその伝記』
モスクワ
(1480年代)
木版、テンペラ画

『ウラジミールの聖母』
コンスタンチノープル
(12世紀初頭)
木版、テンペラ画

『聖グリゴリウスの竜退治』
中央ロシア
(16世紀初頭)
木版、テンペラ画

アンドレイ・ルブリョフ
(1360/1370-1430年代)
『聖三位一体』
モスクワ
(1420年代)
木版、テンペラ画

シモン・ウシャコフ
(1626-1686)
『モスクワ公国の系統樹』
(1668年)
木版、テンペラ画

『典礼、かのケルビムは』
(16世紀後半)
木版、テンペラ画

『主の埋葬』
中央ロシア
(15世紀末)
木版、テンペラ画

ニキータ・パヴロヴェッツ
(？-1677)
『囚われたヴェルトグラドの聖母』
(1670年頃)
木版、テンペラ画

『ホディギトリアの聖母』
(13世紀末-14世紀初頭)
ビザンチン
銀、打ち出し、金メッキ