80年代初めのアメリカの旅　（２）Wasington D.C.

1981/06/16 - 1981/06/16

初めてのアメリカ出張はスタートから躓いた。
アンカレッジのトラブルで15時間遅れのニュー
ヨーク入り。
初日はNYでビジネス。
2日目はワシントンへ日帰り出張となった。
メリーランド州のシルバー・スプリングと
ワシントンDC.

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

初めてのケネディ空港には深夜に着いた。
タクシーでマンハッタンのホテルへ走る。
既に２時前でロビーでは椅子を上げて清掃
の最中だった。私の部屋はキャンセル扱い
になっていた。しかし空き部屋はあって宿
泊に支障はなかった。　　
　
翌日は昼にサード・アヴィニューの社のNY
オフィスへ。このオフィスは1972年にスタ
ートしていた。1年前にNYへ派遣した元気な
馬上君に再会。在米中のスケジュールの調
整・確認。

NY　Officeの塩野支配人。
昨晩はほとんど明け方に寝ているが夜通し
救急車のサイレンが鳴っていた。出社して
オフィスビルの中のトイレに行くのにキー
を渡された。なるほどこれがニューヨーク
かと再認識した。
この年にはロックフェラー・センターの一
等地にNY　Storeを出店する準備が進んで
いた。

午後にはニューヨーク市内の取引先の
一つASMEアメリカ機械工学会へ出かけた。
右がPublication　Distribution担当
Director　Mr.William　Repp
真中は同行のMr.Moue

Lexington　Ave.のHotel　Summit
ここをベースに東海岸のニュージャージ
やワシントン、フィラデルフィアに出張。

並のホテルでツインのシングル・ユース
＄85ほど。ただし当時のレートは現在の
およそ2.8倍の約￥250で1泊￥21,000台

16日（火曜日）にはニューヨークのラガー
ディア空港からワシントンへの日帰り出張。
ニューヨークと首都ワシントン間は毎日ビ
ジネスマンが行き来する。両市を結ぶシャ
トル便が飛んでいる。

乗ってから機内でクレジット・カードで
券を買う。片道＄59.00　約15,000
客が乗り込み次第順次飛び立ってゆく。
この手軽さは29年後の日本でもない。

ワシントンの空港に着き次第メリーランド
州のSilver　SpringのScriptaへ。
タクシーでおよそ30分も走って10時には
同社へ到着。

興味ある雑誌を色々出版していた。
ウインストン社長に面談。初対面であった
が話が弾みランチに招待された。
連れて行かれたレストランがなんとSakura
と言う日本料理の店だった。衣がチョッと
厚い天ぷらとは言えこの地方都市で和食に
出あったのは意外だった。

午後はワシントンに戻って米国政府機関
のUS　Goverment　Printing　Office
通称GPOを訪ねる。

初めてのワシントンであったがもちろん
観光をする時間はない。６月とは言えと
てもジャケットを着て歩いてはいられな
い陽射し。ワシントンは暑いと言う印象
だけが残った。
あれが国会議事堂だと言って外から眺め
るのが精一杯。

ワシントン市内移動のひと時。
馬上君。

次に訪ねたGPO米国政府印刷局は議会記
録から政府機関の各種統計さらに研究報
告にいたる迄膨大な情報、文献を発行し
ている。プリンテイングは即出版業務で
ある。

　　　

Order　Division　Manager　Mrs.Cramer
貴重なデータや情報を発行しているだけに
その遅延や未着というトラブルは日本のユ
ーザーにとっても大きなマイナスである。
とりわけこの８０年代初期はまだオンライ
ンやインターネットで情報を入手できる時
代ではなかった。