『美術館巡り。ワシントンナショナルギャラリー(45)でじっくり絵画鑑賞に浸れます。』ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)の旅行記・ブログ by ムッシュさん【フォートラベル】

ワシントンナショナルギャラリーオブアート正面

入口セントラルホールの花壇。華やか色合い。
19世紀アメリカを代表する彫刻家、セント・ゴーデンス作　「「塔のディアーナ」

19世紀アメリカを代表する彫刻家、セント・ゴーデンス作　「「塔のディアーナ」

常設展のキングは、
レオナルド・ダ・ヴィンチ1474年「”ジネブラ・デ・ベンチの肖像”」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＃アメリカ広しといえど、ダヴィンチの作品が観れるのはここだけというから驚き。40㎝ほどの小さい作品ですが、裏面にも植物が描かれており、裏面も鑑賞できるようになっている。
＊モナリザが描かれる前のダヴィンチが20代の頃の作品、現存するダヴィンチの女性肖像画のうち、最も早い時期に描かれたもの。モナリザは晩年の作品。
＊”愛する男性との結婚が叶わず、別の男性と結婚させられる少女の悲しげな冷たい表情”が印象的な作品

＃この作品は、1967年、リヒテンシュタイン公爵家所有のレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」が、500万ドル(当時の為替レートで18億円)で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの手に渡り、話題になった。
＊つややかな肌の微妙な色調と金髪の巻毛、次第に霞んで見える背景の自然には、じっくり画家の観察が表れている。
＊愛する男性との結婚が許されず、別の男性との結婚が決まっていた女性ジネブラの切ないような悲しげな様子が絵から見て取れるように感じます。結婚後、夫はひどい財政難に陥り、ジネブラ自身も病気がちな生活を送ったとされています。

ダ・ヴィンチ作品
「”ジネブラ・デ・ベンチの肖像”」の裏面に描かれている。キリストに纏わる品を描いている。　　　板絵　42x37cm
＊道徳的教訓や象徴が織り込まれている。月桂樹は知性を、棕櫚は道徳的美徳を表す。すなわちジネヴラへの賛辞を意味する。

ボッティチェリ1465‐70　◎2016『聖母子と二人の天使』ワシントン、ナショナルギャラリー所蔵
＃2016年「ボッティチェリ展」（都美術館）で来日
＃2017年　ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した

ボッティチェリー1482-85　○2016「青年の肖像」WNG所蔵
#201６年「ボﾂティチェリ展」(都美術館)で来日。
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊青年が右手を胸に置いて人指し指と中指を広げている。同じポーズがグレコの『胸に手を置く騎士』で、プラド美術館の代表作の一つ

西館の中庭です。

ラファエロ　1510年頃（27歳）「The alba madonna. アルバの聖母」
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊キリストがヨハネの持つ十字架をつかんでいる。将来起こるキリストの犠牲という痛ましい意味合いが託されている。
円形の画と額。円形と人物ポーズに無理なく三角形構図のバランスが見事。ルネサンス様式の代表的な絵画。
＊典型的なイタリアの田園風景を背景に聖母マリアと幼児キリスト、幼児洗礼者聖ヨハネの３人が十字架を見ている様子が描かれています。
＊教会への献上用にパオロ・ジョヴィオがラファエロに依頼した作品でしたが１７世紀にナポリ駐在スペイン総督によってスペインに運ばれ、１８世紀中は貴族のアルバ家が所有していたことから『アルバの聖母』と呼ばれるようになりました。
その後、1836年にロシア皇帝ニコライ1世が、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の前身である王室コレクションの目玉作品として購入し、更にその後100年程たってから当時のソビエト政府が財政難から売却し、アメリカ人実業家アンドリュー・メロン家の手に渡り、ワシントンナショナルギャラリーに落ち着く。

ラファエロ1504 - 05頃　「ニッコリーニ・カウパーの聖母」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した

ラファエロ1515　bs「ビンド・アルトヴィティ」WNG蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊光と影の強いコントラストに加え、男性の肖像であるのに、優美で、まるで女性のようなモチーフの姿です。振り向きざまの視線を見せる。
頬を紅潮させ、胸に当てた手には指輪をし、肩から伸びたローブからは、繊細なねじりで撫でられた髪の毛が露出しています。その鮮やかな陰影は、彼の愛情の高潔さと無垢さを強調しています。

ルーベンス（1613-15年頃）「ライオンの巣窟の中のダニエル」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊ダニエルが無実を証明するために空腹のライオンのいる穴に入れられ、懸命に無事を祈り続けている場面。ダニエルとは「四大預言者」の1人で正義の擬人像。
＊＊ライオンのポーズは、ブリュッセル王立動物園での写生による。人物と比し等身大のライオン。

ルーベンス（1613-15年頃） [ライオンの穴の中のダニエル」
＊ライオンの穴の中のダニエルの部分。光を受けるダニエルの姿、両手を組んで懸命に自分の無事を祈り続けているダニエル。

レンブラント1659年　「ベレー帽の自画像」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品
亡くなる10年前の作品。キャリアがドン底の時期の作。一切の虚栄心を捨て、見たままを描写。深く刻まれたしわ、垂れ下がった頬、だんご鼻、落ち込んだ目。見る人の目線は、顔に引寄せられる。
＊ナショナルギャラリーにある「自画像」は、無一文になった頃の1659年に描かれたものです。家なども競売にかけられ、翌年の1660年にレンブラントは邸宅去って貧民街に移り住んでいます。

レンブラント1657 「The Apostle Paul」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した

レンブラント1737「ルクレチアの自害」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品

レンブラント1637　「ポーランドの貴族」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した

レンブラント1637　「書籍を持った老夫人　An Old Lady with a Book」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した

フェルメール 1665～66 「赤い帽子の女」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
美術館の常設コーナーより

【フェルメール関連旅行記】
フェルメール絵画巡り：今まで３５点の作品を鑑賞して来ました。１．ロンドン、ケンウッドハウス、ナショナルギャラリーで3作品、２．ワシントン～ニューヨーク、沢山のフェルメール名画（１9作品）に出会えました。ラッキー！！等々
　　https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11309167/

フェルメール作「フルートを持つ女. Young girl with a flute 」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
美術館の常設コーナーより

フェルメールの常設コーナーの様子。
室内は、ガラ空きですのでゆっくり何度でも観れます。いつもは中央に「秤を持つ女」ですが、この時は、同館内で開催のフェルメール企画展に出展され別室に出張中でした。

フラゴナール特集展
フラゴナール、ジャン・オノレ1775 「読書する少女」WNG所蔵
＃2017年ワシントン旅行時に、WNGを訪問・鑑賞した
＊ベストセレクション作品　81X64㎝
＊18cフランスで主流であったロココ美術を代表する画家。優雅なフランスの空気が絵の向こうには流れているかのようです。甘美性や官能性を感じさせる作風を有している。
＊フラゴナールはアカデミーから離れ、風俗画や肖像画を描いた。暗色を背景に柔らかなドレスの黄色の色遣いが映えている。
＊この少女のように姿勢よく本を読む毎日であったに違いない。絵の少女の横顔からは、明るさとつよさが感じられる。特定の人物肖像画ではないが、「女性の横顔の美」と「読書という行為」がうまく組み合わさった作品になっていル。

フラゴナール特集展
フラゴナール作

フラゴナール特集展

これより以下に続く20枚は、WNGで開催の「フェルメール企画展」フォトです。
世界巡回展「フェルメールと風俗画の巨匠たち」です

先ず案内状”Vermeer and the Masters of Genre Painting”です。
Vermeer and the Masters of Genre Painting: Inspiration and Rivalry
Through January 21, 2018
West Building, Main Floor

【フェルメール関連旅行記】
フェルメール絵画巡り：今まで３５点の作品を鑑賞して来ました。１．ロンドン、ケンウッドハウス、ナショナルギャラリーで3作品、２．ワシントン～ニューヨーク、沢山のフェルメール名画（１9作品）に出会えました。ラッキー！！等々
　　https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11309167/

フェルメール企画展からのフォトです。
フェルメール1664　「はかりを持つ女　 Woman Holding a Balance」ワシントンナショナルギャラリー所蔵)（今回は常設コーナーより企画展に出張）
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊顔に当る光が優しく雰囲気を醸し出している。
＊壁には両手を広げるキリストを描いた「最後の審判」の絵画がかけられています。

フェルメール企画展フォトです。
＊背景の画中画は「最後の審判」。上方に再臨したキリスト、その下に秤をもった大天使ミカエル、天国と地獄に振り分けられた人間という構図です。

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール作「レースを編む女 the lacemaker 23.9x20.5cm」の小作品。
パリ・ルーブル美術館所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊小さく愛らしい作品である。親しみやすさ、優美さを感じさせる。彼女の一心不乱と集中力で、観る者が絵に引き込まれる。ちかくて観ると細い刺繍糸まで丁寧に描かれている。

フェルメール企画展フォトです。
フェルメールと同時代のオランダ風俗画
Nicolaes maesの作品1655年「 Young woman making lace. 」National gallery of Canada ,オタワ国立美術館所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。
ヘーラルト・ダウの作品 1665 「クラヴィコードを弾く女」Dulwich picture gallery,London の所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊フェルメール時代のオランダ風俗画
＊フェルメール作品「ヴァージナルの前に座る女」が描かれるきっかけの絵と言われている。

フェルメール企画展フォトです。
ダウ　Gerrit Dou1665　「 Woman at the Clavichord」WNG所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1675 「ヴァージナルの前に座る女　 a lady seated at the virginal 」
London National Gallery 所蔵。
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊最晩期の作品

フェルメール企画展フォトです。
ダウGerrit Dou1667「 A young lady playing a clavichord」個人蔵
＃2017年「フェルメール企画展」に出品ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール作「窓辺でリュートを弾く女 woman with a lute」ニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊作品は、今はＮＹ→ワシントンに出張中です。

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1665 「手紙を書く女 A lady writing 」ワシントンナショナルギャラリー所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊ベストセレクション作品
＊ラブレターを書いているところ。少し微笑んだ女性を、自然体でおだやかな雰囲気に描いています。机の上の小物の描き方も光っています。

フェルメール企画展フォトです。
Gerard ter Borch（ヘラルト・テル＝ボルフ）1655 〇2012「手紙を書く女　woman writing a letter. 」ハーグ、マウリッツハイス美術館蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＃2012年「マウリッツハイス美術館展」でも来日し、鑑賞した
＃2011年「マウリッツハイス美術館」を訪問・鑑賞した
＊フェルメール時代のオランダ風俗画。フェルメール作品と同テーマ。
＊肖像画として名をなした。表情やしぐさの捉え方が絶妙。

フェルメール企画展フォトです。
メツーGabriel Metsu1664-66　「手紙を書く男 Man Writing a Letter」ダブリン・ナショナルギャラリー所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1662-65 「真珠の首飾り woman with a pearl necklace」ベルリン国立絵画館所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＃2012年「ベルリン絵画展」で来日、鑑賞した。

フェルメール企画展フォトです。
ヤンステーンJan Steen1659-60 「young woman with a letter」個人蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊オランダ風俗画

フェルメール企画展フォトです。
Caspar Netsche1666,　「Woman Feeding a Parrot, with a Page」ワシントン・ナショナルギャラリー所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
＊ハーグ派画家

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール作「天文学者 the astronomer 」パリ、ルーブル美術館蔵
#2015年「ルーブル展」で初来日
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
#パリ旅行時にルーブル美術館を訪問、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1669 ○2017「地理学者 the geographer 」シュテーデル美術館所蔵
(フランクフルト・シュテーデル美術館所蔵)
#2011年「シュテーデル美術館展」で来日時に鑑賞
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。

＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1670 ○2017「手紙を書く婦人と召使」(ダブリン/アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵)
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
#2018年「フェルメール展」で来日、鑑賞
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

フェルメール企画展フォトです。
ガブリエル・メツー1664-1666年頃　《手紙を読む女》　アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGでの開催企画展を、鑑賞した
　

フェルメール企画展フォトです。
フェルメール1669-70　「恋文The Love Letter」オランダ・アムステルダム国立美術館所蔵)
#2011年、2013年アムステルダム旅行時に、アムス国立美術館訪問、鑑賞
＃2017年「フェルメール企画展」ーWNGで開催展を、鑑賞した
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

これより以下、ワシントンナショナルギャラリー常設コーナーより
マネ1873　　○2011「鉄道」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＃2017年　ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊本展覧会の目玉作品
＊サン = ラザール駅を描いたこの絵は、1898年にアメリカのハブマイヤー夫妻がパリの画商のデュラン = リュエルから購入したものです。ハブマイヤーはメアリー・カサットの友人です
＊マネは1874年のサロンへ4点出品。その内の２点が入選、本作はその一つ。
＊この女性のモデルは、「草上の昼食」や「オランピア」でもモデルを務めたヴィクトリーヌ・ムーランです。
＊画題である鉄道とは無関係な読書をしており、その合間に目を上げてこちらを見たところです。少女の右脇になぜか一房のぶどうが置かれています。？？

マネ1875　○2015「競馬のレース　」WNG所蔵
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1882　「クリスタルの花びんの花」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1882　「ミシェル・レヴィ夫人」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1862　○2011「牡蠣」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1866　「キング・チャールズ・スパニエル犬」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1877　○2011「プラム酒」WNG
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

マネ1873　〇2013「オペラ座の仮装舞踏会」WNG所蔵
＃2013年「マネ展」で来日した。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊色彩構成も黒色の衣服に身を包む男たちが画面の大部分を占める本作の中に、アクセント的な色として、娼婦らや人形の格好をした男や水平に描かれる2階部分の床や垂直に描かれる2本の大理石の柱の白色が目立つ。
＊集った燕尾服を着た男性と、多様な格好をした女性たちが恋の駆け引きをしている様子を描いている。また、画面上部に見れる女性の足のみの描写は、当時男性の性的欲望を掻き立てるものの代名詞。
＊強烈に印象づけられるのは黒服の「黒」。「黒」はマネがスペインを旅行したときの影響だと考えられている。右から２番目でこちらを向いている紳士は画家自身。上の方に足だけが描かれている、これは『フォリー・ベルジェールのバー』（1881/82）を連想させます

マネ1862　「老音楽士　」WNG蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊登場人物間の心理的な交流も無く、各人物の視線もばらばらです。登場人物各々が独立して描かれる画面の中に、当時のパリの社会的変化や、それがより進むであろう未来的表現の写実主義画。

ルノワール絵画が続きます。
ルノワール1875　◎2015「《猫を抱く女性》　」WNG所蔵　34歳の作品
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊本展覧会の目玉作品
＊愛猫家垂涎の名作。

ルノワール1876　○2015「アンリオ夫人」WNG所蔵　35歳の作品
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」と「ルノワール展伝統と革新」（国立新）で来日。
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊女優アンリエット・アンリォが四角く胸の開いたイヴニングドレスを身にまとっている。白い服と白い肌を大胆なタッチで描いた。。ルノワールのうまさが引立つ作品。
＊背景は濃淡で調子を。それに女性の体つきが浮かび肉感的。そして画面を引き締めるように顔、目つきを強く表し、生き生きとしている。

ルノワール1872　○2011「ポンヌフ、パリ　Pont Neuf, Paris」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」と「ルノワール展伝統と革新（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ルノワールは1862年にパリに来てシャルル･グレールのアトリエで学びました。1872年頃に筆触分割をもって戸外の光を捉え、風景や人物像を描き、行き交う人、車の活気が軽やかなタッチで描かれている。

ルノアール1874　○2011「踊り子　The Dancer　」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊第一回印象派展出品作品　ルノワールの代表作。33歳の作品
＊純白のチュチュが印象派特有の軽やかなタッチで、朧げな背景と溶け合うかのように描かれ透き通っているかのよう。
＊優美で、魅力的で、調和に満ちた作品と評価を受けた。
＊モデルは、アンリエット・アンリオです

ルノアール1876　「じょうろを持つ少女」　35歳の作品
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品
＊少女の飾らない無邪気さと明るい画面描写が優しい作品となっている。
＊少女を細かい筆で描き分けて、赤、青、黄、緑を散りばめて、賑やかな衣装の模様で表し、多彩な色調の肖像画である。

ルノアール1896　「Child with Toys - Gabrielle and the Artist's Son, Jean」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルノアール1870　「オダリスク　Odalisque　」WNG所蔵　29歳の作品
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊フランスに入ってきたトルコ風俗の女性をモデルに、非常に精緻に際立つトルコの衣装の模様を逃さず描いた、ルノワールの珍しい作品となっている。同名のオダリスクは、アングルの絵が有名である。また、ドラクロワの影響が深く係わっている。
＊人体というより衣服の文様に力を注いでる。衣服の中に微細な色があり、多彩な色がかがやいている。精密描写になった異色の作品である。

ルノワール1875　○2015「《花摘み》　」WNG所蔵　34歳の作品
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルノワール1874　○2015「モネ夫人とその息子」WNG所蔵　33歳の作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ルノワールは、庭の景色や背後にある木を大胆にトリミングし、カミーユとジャンを画面いっぱいに描いています。人物と背景が同じ重きを置いて描かれ、平面化された空間処理がなされています。自由でのびやかな筆遣いは、作品に生き生きとした雰囲気を与えています。本作は、モネが生涯手元に残し、最晩年にはジヴェルニーの寝室に掛けていたそうです。

ルノワール1879　○2011「カヌーの漕ぎ手」WNG所蔵　
38歳の作品
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルノワール1905　○2011「皿の上の桃　Peaches on a Plate」WNG所蔵　
59歳の作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルノワール1885　「シュザンヌ・ヴァラドン」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルノワール1865「 mademoiselle sicot」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊大変色白の女性でスね

ゴッホ1888　○2011「プロヴァンスの農家」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊空と畑のコントラストが非常に強い

ゴッホ1889　○2011「自画像」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊生涯で３６枚の自画像を描いた。その最後版。顔が強烈に目立。

ゴッホ1890　○2011「花瓶のバラ」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊退院前の数週間、制作意欲も旺盛で、多くの作品を描いた。この時期2点描かれた薔薇の絵の1点です。ゴッホは、ここでは花瓶からあふれんばかりの薔薇を生き生きと描くことで、春の訪れや健康を回復したことへの喜びが率直に表現されています。

ゴーギャン1888　「ファタタ・デ・ミチ　（ラ・ムスメ　娘）」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品
＊日本の可愛い娘さんと同意の題名

ゴーギャン1888　○2011「《カリエールに捧げる自画像》」WNG所蔵　
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊色彩が楽しい。

ゴーギャン1889　「光輪のある自画像（戯画的自画像）」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品

ゴーギャン1898　〇2009「テ・パペ・ナヴェ・ナヴェ（おいしい水）」WNG所蔵
ワシントンナショナルギャラリー所蔵
＃2009年「ゴーギャン展」（国立近代美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊基調となる色は赤。赤で熱気を帯びてくる。背景も夕日の赤。

次はセザンヌが続きます
セザンヌ 1888　○2011《赤いチョッキの少年》WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）」で来日。＊本展覧会の目玉作品
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊さまざまな色が使われ、形が組み合わされている。色の実験、形の実験をしているようで、セザンヌがモダン・アートを先導した画家だと分かります。
＊連作（4点）。前向きに座っている姿が、バーンズ・コレクションのメインルーム（Room1）にあります。1点は座って肘をついている姿で、チューリッヒのビュールレ・コレクション（赤いチョッキでは最も有名）。また横向きに座っている絵がMoMAにあります。

セザンヌ1886‐90　「ガルダンヌから見たサント・ヴィクトワール山」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ作。
製作の初期段階の絵。なんか参考になる。描いてる手順も。

セザンヌ1905　「牛乳入れと果物のある静物画」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品

セザンヌ1900‐04　「シャトー・ノワール」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ1882‐85　「プロヴァンスの家」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ1879‐80　「ルイ・ギヨーム」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ1888‐90　「息子ポール・セザンヌ」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ1866　○2011「アントニー・ヴァラブレーグ」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

セザンヌ1888-90　「アルルカン」WNG蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊息子ポールをモデルにアルルカン（道化師）を描く
＊衣服の奇抜性と、表情の無いアルルカンの人物像と組み合わせ、革新的なイメージを生み出しています。またポールは右足を一歩前に踏み出していますが、この頭部と足が画面からはみ出すほど、前進する動きを強調しています。

セザンヌ1866　○2011「紙を読む画家の父親　」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊セザンヌが画家になることを反対していた銀行家として成功した父、ルイ＝オーギュスト・セザンヌの肖像画です。
＊背景には、自作のパレット･ナイフを使用した厚塗りが顕著な静物画。『レヴェヌマン』紙はパリの急進的な新聞で、友人であるエミール･ゾラがサロン評を連載しており、そこでマネを擁護していた。当時、父親が実際に読んでいた保守的な新聞の紙名ではなく、『レヴェヌマン』紙のそれを描き加えた。

セザンヌ1900　○2015「牛乳入れと果物のある静物」WNG所蔵
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号）で来日
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊皿のバランスが自然で無いが、構成が適当か

セザンヌ1895　「ペパーミント・ボトル」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品
＊セザンヌの静物画の中で最も独創的な作品の一つです。
奥行きや水平面を抑えることで、形や色にまとまりを与え、カーテンの曲線と直線の構成が、物体の線と巧妙に絡む。
＊机の奥行きを抑えて上面は何も見えない。物は垂直に吊るされててるよう。
しかし、透明なガラス瓶を配し、そこに幾つかの物体を映してる。また、カーテンに複雑な皺で凹凸を作り変化を与える。さらに、上下方向の空間を抑えることで、机にある形や色に、まとまりを与え、質感や、重さ、不透明/透明さを表現してる。重く青いカーテンの上には、黒いプリント模様があり、その曲線と直線のリズムが、瓶や果実の線と巧く絡んでる。

ドガ1866　○2011「障害競馬　　落馬した騎手」WNG所蔵
#2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日
#2010年「ドガ展」(横浜美術館)で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ドガ1889　「4人の踊り子」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品

　ドガ

ドガ1876　○2015「舞台裏の踊り子」WNG所蔵　
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日。
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊幕間で出演を待つ踊りたちの生き生きとした姿を画布に捉えています。

モネの傑作です。
モネ1875　○2011「散歩、日傘をさす女性（La promenade, La femme à l'ombrelle）」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。本展の目玉作品
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊アルジャントゥイユ時代の幸福な生活を象徴する作品。またモネの頂点といわれる。見上げる視点、前景に草、後景に空、中心に家族だけというシンプルな構図も成功と言える。
＊愛する妻と息子が振り向いた幸せな瞬間を描いたと言われてる。見ている人も温かい2人の視線を感じ、幸せな気分でずっと見ていたい作品
＊モネの妻・カミーユと息子のジャンを戸外で描いた作品。印象派の代表作の一つであり、逆光の感じや、雲の描き方などから女性の存在感が観れる。
＊愛する妻と息子が振り向いている幸せいっぱいの様子をとらえた作品だとされています。しかし愛するカミーユはこの絵が描かれてから４年後、３２歳の若さにして亡くなりました。
＊モネが描いた「日傘をさす女性」の絵は３枚ある。残りの２枚はオルセー美術館にあります。この２枚は愛する妻カミーユが亡くなってから７年後、再婚相手の連れ子がモデルをつとめましたが、逆光と風で顔はよく見えないように描かれています。
＊下から仰ぎ見る構図で描かれています。逆光と風の中での妻カミーユのおぼろげな表情が印象的な作品です。
＊自然の風の中でなびくヴェールによる瞬間的で印象的なシーンを描き出すことによって、心象的かつ神秘的な存在にして感じさせます。また、青色、白色、緑色、黄色の色彩は、自然と融合することによって感じる爽やかで心地よい感覚を与えます。
＊印象派の代表作の一つであり、まさに "印象派がギッシリと詰まった" 作品でしょう。逆光の感じの出し方、雲の描き方などは秀逸です。
＊類似構図、類似作品名の「日傘をさす女(左向き)」「日傘をさす女(右向き)」の二点は、パリ・オルセー美術館の所蔵です。

モネ1899　〇2011bs「太鼓橋The Japanese Footbridge」WNG
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品
＊日本を感じさせる作品で人気。「睡蓮」はジヴェルニーの自宅の庭にある睡蓮の池とその上に浮世絵からヒントを得て作らせた日本風の太鼓橋を題材に描かれた「睡蓮の池と日本の橋」です。

モネ作1900-01年　○2011「ロンドンの国会議事堂、夕暮れ」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1904　◎2023「ウォータールー橋　ロンドン、日没」WNG
＃2023年「モネ展　連作と情景」（上野の森美術館）で来日

モネ1867　○2011「サン＝タンドレス　Sainte-Adresse」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1867　○2011『揺りかごの中のジャン・モネ　The Cradle - Camille with the Artist's Son Jean　』WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＃2007年「モネ展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊印象派最大の巨匠のひとりであるクロード・モネ初期の代表作
＊赤子の表情がなんとも可愛い。

モネ1867　○2011「揺りかごの中のジャン・モネ」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＃2007年「モネ展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊モネとカミーユとの間に生まれた息子ジャンを描いた、歓びに満ちた作品です。
印象派の先駆的存在マネの影響が見られる。高い視点からの平面的な描写や、花柄カーテンや乳母の帽子に見られる大胆な筆触、乳母の身体の途中で切られた構図などに影響が観れる。

モネ1872　○2011「アルジャントゥイユの橋」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1872　○2015「アルジャントゥイユの散歩道」WNG蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊モネの写実性が色濃く残されているほか、明瞭で自然的な陽の光と、散歩道に差し込む筋となった陽光の表現やセーヌ川に反射する光の描写は観る者に印象的。

モネ1873　○2007「アルジャントゥイユのモネの家の庭（ダリアの咲く庭）（Le jardin de Monet a Argenteuil）」WNG所蔵
＃2007年「モネ展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊赤、黄、白のダリアの花がこぼれんばかりに咲いている。多様な色彩を奏でるダリアの群生は、眩い陽光を受け、色彩の洪水となり非常に複雑な表情を見せている。

モネ1880　「Jerusalem Artichoke Flowers　」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊鮮やかな黄色の絵具が市販された時代の作品。

モネ1880　○2011「ヴェトゥイユの画家の庭園（The Artist's Garden at Vetheuil）」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊高い地平線と青空へ真っ直ぐに延びる小路の構図により、ヒマワリが咲き乱れる庭の存在が効果的に描かれています。階段の上段にはオシュデ家の娘と息子、ワゴンの側にいるのは、モネの息子ミシェルです。

モネ作1916年　「睡蓮」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1892-94　○2011「ルーアン大聖堂」WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊青空とオレンジの対比を形成。連作の一枚。
＊モネの後年の作品に特徴的なのは、連作形式です。モネは「ルーアン大聖堂」だけでも３０以上の作品を残しています。モネは「大聖堂に惹かれたわけではなく、時間とともに変化していくその場の雰囲気に取り付かれたのだ」と語っている。ナショナルギャラリーに展示されている２つの「ルーアン大聖堂」もその連作の１つです。移り行く時間と光の変化によってできる、大聖堂の微妙に違った表情が美しく表現されています。

モネ1902　「ジヴェルニーのセーヌ川」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1899-1901「ウォータールー橋、ローズ色の効果 (Waterloo Bridge, effet rose)」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊バラ色に染まる橋と鈍く映し出す河面を表現。

モネ1899-1901 「ウォータールー橋、太陽光の効果」ｘ　ビュールレ所蔵？

モネ1899-1901　「ウォータールー橋、曇り (Waterloo Bridge, temps gris)」WNG所蔵
＊橋を行き交う蒸気船の煙がピンクと青をおびる表現
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1899-1901　〇2023「ウォータールー橋、夜明け（夕暮れ） (Waterloo Bridge, le point du jour)」WNG所蔵
＃2023年「モネ展　連作と情景」（上野の森美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

アングル1810　「アルジャントゥイュのマーコット」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

アングル1851　「モワテシエ夫人」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊この絵から伝わってくる夫人は大変に豊満な感じであり、また額から鼻筋がそのまま伸びている彫りの深い顔立ちです。
＊『モワテシエ夫人の肖像（座像）』がロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

ヴァン・ダイク1633　「ヘンリエッタ・マリアと小人ジェフリー・ハドソン」WNG
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊英国国王チャールズ１世の妃であるヘンリエッタを描いたもの。

ヴァン・ダイク1623　「侯爵夫人ブリジーダ・スピノラ・ドーリア」WNG
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ヴァン・ダイクはジェノヴァでルーベンスの「侯爵夫人ブリジーダ・スピノラ・ドーリア」を見たことがあって、この絵は、そこからインスピレーションを得たとあります。伯爵夫人は、エキゾチックな黒人奴隷の従者にパラソルを持たせることで権力と富を誇示している。

ヴュイヤール1893　○2015「黄色いカーテン」WNG所蔵
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カイユボット1877　○2011「イエール川のカヌー」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カサット1891　○2016「ランプ」WNG所蔵
＃2016年「カサット展」（横浜）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊目立つのは線の美しさです。版画なので陰影は（ほとんど）なく、線だけで女性の仕草の美しさやふくよかさを表現しています。ドガが感嘆するのも分かります。

カサットCassatt, Mary1894 「The Boating Party　」ワシントンナショナルギャラリー所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊大胆な構図が面白い。
＊舟の縁、帆、身体などの各種の曲線が渦巻き、最後は子どもの顔に収斂する構図。平板な色面はゴーギャン風であり、浮世絵の影響もある。

カサット1878 　○2011《青いひじ掛け椅子に座る少女》WNG所蔵
＊ベストセレクション作品
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。この展覧会の目玉作品である。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊親愛あふれる主題を得意とするカサットは、ドガの友人の娘で、退屈を持て余して落ち着かない様子の少女と、隣の椅子で静かに眠るカサットの愛犬の対比を見事な洞察力で捉えています。
＊＊ドガとの出会いをきっかけに、4回に亘って印象派展に出展してる。
＊少女がいなければ、ソファーのみでいかにも抽象画といわれてる。

カサット1883　○2011「窓辺の若い女性」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カサット1886　○2011「麦わら帽子の子供　Child in a Straw Hat」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カサット1886　「髪を整える子供」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カサット　1880　○2011「桟敷席」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

カサット1884　○2016「浜辺で遊ぶ子供たち」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＃2016年「メアリー・カサット展」（横浜）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊斜め上から俯瞰した構図はカサット的。また子どもが見せる愛らしさの一瞬をとらえているのもカサットの得意パターン。

クールベー1864　○2011「ルー川の洞窟」　WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した。

クールベー　「ノルマンディーの海岸　」WNG所蔵

クリムト1917　「赤子（ゆりかご）」WNG所蔵
＃2019年「クリムト展」に来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

フランソワ・クルーエ1571 「ディアーヌ・ド・ポワティエ」ワシントンナショナルギャラリー所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊フランス国王アンリ２世に寵愛された美女の肖像。

グレコ1610-14　bs「ラオコーン」ＷＮＧ所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ミケランジェロの影響を受けた作品。ピカソらに評価された。
＊グレコ絶筆と考えられている作品。最初で最後の神話画『ラオコーン』で、トロイア戦争の有名な一挿話「トロイアの木馬」を主題にしている。
＊同名で連想するのは、バチカン美術館にある有名な『ラオコーン」の大理石像です。
＊白髭の神官ラオコーンは倒れながらも蛇と格闘中。その右でぐったりと横たわる息子の命の火はすでに消えている。左の息子は棒立ちになり、鞭のように湾曲する蛇を両手で必死に遠ざけようとしている図。

青年の裸体のぎゅうと引き延ばされて、どこかしら揺らめく感じ、白い、ぬめっとした肌触り感は、独特の美とともに見方によってはいささか不快を覚えるという、不思議な味わいを持ちます。

ゴヤ1806-11　「セニョーラ・サバサ・ガルシア」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊なかなかの美少女？です。モナ・リザを意識したポーズ、表情が "微妙な複雑さ”を見せる。
＊彼女の表情には、かすかな「陰」のようなものを感じる。まず口もとの雰囲気。じっと見つめる彼女の右目の表情。
＊一切の無駄を省いた暗い背景に、女性が浮かび上がっている。
＊ゴヤの女性肖像画の到達点といわれている秀作。

ゴヤ1786　「ポンテーホス公爵夫人」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ベストセレクション作品

ゴーギャン1888 　〇2011「ブルターニュの踊る少女たち、ポン=タヴェン」WNG所蔵　
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊ゴーギャンは、ブルターニュ地方のポン=タヴェンに住み、「クロワゾニスム」という新しい絵画表現を生み出したことで特筆される。「クロワゾニスム」とは、輪郭線で強調した対象の形態を平坦に塗りつぶし、対比的な色面で大胆に画面を構成する表現をいい、これにより形態と色彩、現実と非現実など相反する要素の｢総合｣が可能になると考えた。エキゾチシズムをかきたてられる町で、独特の民族衣装で踊る少女たちを描いた本作では、画面の半分以上を占める黄色の面と、黒っぽい衣装、白いカラー、赤い花の明快な対比が軽快な印象を生んでいます。

コロー1860-65 ○2011 《うなぎを獲る人々》WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊本作では、中央の木が画面を二分しており、左側には密生する木々に囲まれた比較的浅い空間の中にいる人物たちが描かれています。右側ではアーチ上の木々の下を緩やかに流れる小川が、日が射している遥か遠くの地点まで続いていて、画面左側の空間と対照。

コロー1866　　「アゴスティーナ」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

コロー1868　○2015「芸術家のアトリエ」WNG所蔵
#2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

コロー1867-70年頃　「ヴィル・ダヴレー」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

コロ―1870　「Repose　」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

コンスタンブル1816　「ウィヴァンホー・パーク、エセックス」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

サージェント1907　「ミス・マチルド・タウンゼント」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊サージェント最後の肖像画です。
＊スピード感が溢れる筆致で、「美人で、華やかで、ゴージャスで、幸せそうな富豪の娘」という印象がよく出ている。

シスレー1872　○2015「ポール＝マルリーの洪水」WNG所蔵
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

シスレー1875　○2011「牧草地」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新美）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

シスレー1878　「オワーズの岸辺」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

シスレー1872　○2015「アルジャントゥイユのエロイーズ大通り」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

スーラ 1866 ○2011「オンフルールの灯台」WNG所蔵
＃201１年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊スーラは、1886年の夏この町に滞在し、7点の作品を制作します。どこにでもあるような平凡な風景を描いた。港の灯台は、この地で生まれたブーダンを始め、多くの画家が描いています。
＊灯台を構図の中心に据え、右手には養老院や家並みを描き、左手には海と空が占める広大な空間を導いて、港の寂寥感を強めています。無人の砂浜に打ち捨てられた船の残骸。スーラは、色彩現象を色の点に置き換えて描く点描技法で知られ、画面を覆う秩序だった色点の構成は、微妙な色彩の諧調をもたらすと共に、この港の静隠さを印象づけています。

スーラ作
珍しく小作品の点描画。いろいろ点描の研究作品かもしれない。

ステーン1663　「ダンスのペア　The_Dancing_Couple」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ターナー1835　bs「月光の中の石炭運搬船の転覆」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊画家のベストセレクション作品
＊実際は夜景を描いたものですが、その特徴的なまばゆい光を感じる作品。思わず惹きこまれる魅力がある
＊ターナー晩年に鮮やかな色彩とまばゆい光で、全てが溶け込んでしまうような画風になってきます。

ターナー1834　「税関とサンタ・マリア・デラ・サルーテ」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ジェッリト・ダウGerrit Dou1665　「 Woman at the Clavichord」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ダヴィッド1798　「白衣の若い女性の肖像画　Portrait of a Young Woman in White」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ダヴィッド1812　bs「書斎の皇帝ナポレオン・ボナパルト」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊画家のベストセレクション作品

ティツイアーノ1555 「鏡を見るヴィーナス」ワシントンナショナルギャラリー所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ティッチアーノ1540　「ピエトロ・ベンボ枢機卿」ＷＮＧ所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した　

バジール1869　○2011「エドモン・メートル」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

バジール1870　○2011「若い女性と牡丹」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した。

バジール1867　○2011「エギュ＝モルトの城壁」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ピサロ作

ピサロ　1881　○2011「帽子を被った農家の若い娘　」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ピサロ1900　○2011「カルーゼル広場、パリ」WNG所蔵
#2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
*ピサロは後年、慢性の眼病に患わされ、風や光の刺激がある野外での制作が困難となった。そのため、部屋を借り、窓から見た街の風景を描いた。同じ風景を複数点、異なる時間帯や天候のもとに描いた。
＊本作品はパリのリヴォリ通りのホテルの部屋から、チュイルリー公園とルーヴル宮を描いた28点の連作の一点。手前左にはルーヴル宮殿の建物の一部が見え、その前方のカルーゼル広場、そして木立の向こう側には小凱旋門と公園、さらに後方の建物の奥にはナポレオンが眠るアンヴァリッド廃兵院のドームが覗いています。散策する人々、その横を駆け抜ける馬車を捉えた自由で素早いタッチが、活気に満ちた都市の姿を捉えている。

ピサロ1900　「ルーヴル美術館，午後，雨天」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ピカソ1938　「Girl Reading 」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ピカソ1905　「サルタンバンクの家族」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊「青の時代」の次の「バラ色の時代」の代表作

ブーシェ1751　「クピドを慰めるヴェヌス　」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ブーダン1858　○2011「オンフルールの港の祭り」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ブーダン1865　○2015「ドーヴィルのカジノの演奏会」WNG所蔵
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ブーダン1872　○2015「トゥルーヴィル近郊の洗濯女」WNG所蔵
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新美術館）で来日。
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ブーダン1863　○2015「トゥルーヴィルの浜辺風景」WNG所蔵
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した。

ブリューゲルの作とされる？ 1550-70「聖アントニウスの誘惑」WNG所蔵

ボナール1892　○2015「セイヨウスモモ」WNG所蔵　　　
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ボナール1935　「室内の裸婦」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ボナール1890　○2015「革命記念日のパリ、パルマ街」WNG所蔵
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ボナール1894　○2015「さびれた街の2匹の犬」　WNG所蔵　　
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ボナール1906　「手紙」WNG
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した　

モリゾ1869　○2015「窓辺にいる画家の姉」WNG所蔵
＃2015年「ワシントンナショナルギャラリー展」（三菱一号館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モリゾ1869　○2011「ロリアンの小さな港」WNG所蔵
＃2011年「ワシントンナショナルギャラリー展」（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モリゾ1869　○2011「姉妹」WNG
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モリゾ1884　○2011「麦わら帽子をかぶる若い女性」WNG所蔵　
＃2011年ワシントンナショナルギャラリー展（国立新）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モリゾ1886　「食堂にて　In the Dining Room」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

アントワーヌ・ヴォロン1875ー85　○2015「バターの塊」WNG所蔵
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ファンタン＝ラトゥール1880　＠2015「葡萄とカーネーションの静物」WNG所蔵
＃2015年ワシントンナショナルギャラリー展（三菱一号美術館）で来日。
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ベラスケス1635 - 1643「お針子」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ホーホ1658-60年頃　〇2012bs「オランダの中庭」WNG所蔵
＃2012年「フェルメールからのラブレター展」（文化村）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊フェルメールと同時代のフランドル画家。日常の家庭内を描いてる。

ホイッスラー1862　「白のシンフォニー No1・白の少女　」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊画面中央、左手に持っているのは白百合。純血の象徴である。意味あるのかな。
＊ホイッスラーの愛人であったジョー・ヒファーナンが一輪の百合の花を持ち、白いカーテンの前に白いドレスを纏まとって立っている全身肖像画。白の上に白を塗り重ねた色彩。
＊女性が髪をとかすのは寝室で、左手に持つ百合の花は純潔を象徴してるので、ここではその喪失を表している。

マチス1905　「開かれた窓」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モネ1873 x「アルジャントウイユのモネの庭(ダリアの庭)」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モディリアーニ1917　「マダム・キスリング」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

モディリアーニ1917　ｘ「青いクッションの裸婦」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊モディリアーニは生来から患っていた肺結核や貧困に苦しみ、深飲酒、薬物依存など荒れた生活の末、1920年に結核性髄膜炎により、35歳の若さで亡くなった。結婚を約束していたジャンヌもモディリアーニの死の2日後、後を追って自宅から飛び降り自殺。この時妊娠9ヶ月だったと言います。
＊晩年期になってからようやく画家として評価され始めたと矢先に亡くなってしまったモディリアーニ。ナショナルギャラリーにある絵も彼の晩年期の1916~1919年に描かれたものです。

モディリアーニ1917　「シャイム・スーティン」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ラ・トゥール1593「悔悛するマグダラのマリア（鏡の前で）」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ラファエロ1505　x「カウバーの小聖母」ＷＮＧ所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

*本作品の中央で、鮮やかな赤い服が聖母マリア。マリアは、かなりの量の金髪をまとい、ベンチに腰掛けている。膝にかかっているのは濃い色合いの布で、マリアの右手がその布に触れている。ごく薄手の透き通るリボンが、マリアの頭の後ろから服の上に渡って優雅に流れているようだ。頭には、かすかに輝く金色の光輪が神秘的に描かれている。
左手で赤子のイエスを抱き、イエスは、片方の腕をマリアの背中に回し、もう片方はマリアの首あたりに置いて抱きついている。

ラファエロ1506　「聖ジョージとドラゴン」ＷＮＧ所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ラファエロ1505　「聖ゲオルギウスと竜」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊聖ゲオルギウスが乗っている馬は、筋骨格を見事に表現している。特に脚と首の下の皮膚と筋肉は目立つ。
画面の背景の色調と光、澄んだ青空に支配されており、聖ゲオルギウス自身は目の覚めるような赤い鞍に座っている。鮮やかで印象的な色を使うという、ラファエッロの反ダ・ヴィンチ的な傾向の表れ。また、竜のイラストが印象的で、竜からは、はっきり攻撃性が見れる。

リッピ1440-45　「聖母子」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルーベンス1606　「ブリジーダ・スピノラ・ドリア侯爵夫人」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊サイズ 152x99cm
＊ジェノヴァ共和国の名門貴族スピノラ家から、名門貴族のドーリア家に嫁いだブリジーダという女性の肖像画、モデルは22歳。　
＊ルーベンス、20代後半の傑作。「王の画家にして、画家の王」
＊銀色に輝くサテンのドレスと特大の襞襟姿で、堂々と正面を見据える女性の表情が印象的。ルーベンスの筆致はドレスから襟、髪飾りまで精緻。
＊強い視線、くっきりした目鼻立ちとバラ色の頬、それらを引き立てる背後の赤い緞帳が描き込めれている。首回りのラフが丹念に精巧に描き込まれ、白のハイライトも入れてある。

ルーベンス1614　◎2018「アグリッピナとゲルマニクス」　WNG所蔵
＃2018年「ルーベンス展　バロックの誕生」（国立西洋）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した

ルーベンス1606‐08　◎2018「パエトーンの墜落」WNG所蔵　
＃2018年「ルーベンス展　バロックの誕生」（国立西洋）で来日
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊雷に撃たれたパエトンが墜落している場面を描いています。
＊右上から画面を斜めに走る金色の稲妻に呼応してらさまざまな姿形をとる人たちもまた画面斜めになだれ落ちていきます。強烈な色彩と明暗の対比、ダイナミックさはルーベンスならではと言うことができます。

ルネ・マグリット1965 「白紙委任状」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
＊誰もがよく見知ったものを、本作のように現実には見えるはずない姿で描くと、そこに衝撃的な、奇異な世界ができる。常識や論理に縛られない無意識の世界を表現するのに用いられる「デペイズマン」といわれる手法をマグリットは得意とした。

ルネ・マグリット1933　「人間の条件　La condition humaine」WNG所蔵
＊ワシントン旅行時に、WNGを訪問した
画題：よーーく観ると、中央にイーゼルとキャンバス。キャンバスの風景は、外の風景そのものが描かれ、実際の木のアル風景は見えない。
我々の観ている風景は、実は自分の内面の表れという意味である。