2010/05/10 - 2010/05/10
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tabioyaji2さん
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今回のツアーのもうひとつの目的である普寧寺の高さ23mの千手観音菩薩像を見る。いよいよどれほどのものであるかが気になるところだ。
外八廟とは、
1)淳仁寺(1713)康熙52
2)善寺(1713)々
3)普佑寺(1760)乾隆25 (普寧寺境内にある)
4)安遠廟(1759)乾隆24
5)普楽寺(1766)乾隆31
6)普陀宗乗之廟(1770)乾隆35
7)廣安寺(1772)(廃墟)乾隆37
8)須弥福寿之廟(1780)乾隆45
を言う。この他にも永佑寺が山荘内にあり、殊像寺(1774)というのがある。これらの中でチベット様式(7割以上)のものが5,6,8の三寺であると言う。
普寧寺の敷地は1万坪である。
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瑠璃宝塔と金銅瓦の須弥福寿之廟を横目で見るだけで、普寧寺へ。
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普寧寺の山門の額。
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普寧寺の入り口で
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中国様式の仁王様
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左右に一対あるが、迫力はいまいち不足気味。
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昭和16年ころの写真。五十嵐牧太著「熱河古跡と西蔵芸術」(第一書房)昭和17年初版。57年復刻版による掲載写真。このツアーの後、ネットで調べて横浜の古本店で購入した。これが現在利用できる唯一の日本語資料だと思います。
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普寧寺の前半分は中国様式で、後半部分がチベット様式です。
この写真のおくの丘の上の建造物がそれです。 -
大雄寶殿;この寺院の中をみることはなかった。実におおきな建物であるが、軒に中国風の彫刻がほどこされている。この中には高さ12尺というから、3.6mの金色の仏像と十八羅漢があるという。正直だれもみていません。ガイドも説明がなかった。
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この大雄殿脇の広場。前の壁の上に大乗之廟がある。
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大雄殿の瓦の間から草が生えていて、手入れのほどをうかがわせる。
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下から見る大乗之廟。この寺はまだ僧侶がいて修行をしていると言う。須弥福寿之廟もそうだと言っている。私はこれらの寺がどのような理由であれ、日中戦争時、内戦時、文化大革命の時代を経て、ここに破壊されずにあることに深い感動を覚えた。先に紹介した五十嵐氏の昭和17年、ここが満州国に編入せられて、これらの古跡をどのように保存すべきかと巻末で述べているが、当時は本当に荒れていたようだ。だから現在、私のような観光客でも、世界遺産となって目に触れることができることでも、十分に感動的だと思う。
これらの寺院を守り抜いた人たち、またその幸運なる偶然があったと思うのだが、それだけでも歴史になると思う。ひとつの王朝が滅んで、忘れ去られた遺物が
時代を越えて保存されている。人間と言うのもまんざら捨てたものではないと思う。 -
大雄殿のそりのある中国風の屋根。昔中国の戦場を戦車で戦っていた父が、「中国人はまっすぐな屋根が作れないで、みんなそりかえっているんだよ」と、幼い私に話していたことを思い出す。技術的にはそりを作る方が難しいのではないかと思うのだが。父の時代、やはり中国人を見下すような感情が常にあったのだと思う。そんなことを思い出しながらこの大きな屋根を見上げていた。
軒の彫刻は近年修復して彩色したものであろう。どれをみても同じ文様のように見えて、おおらかと言うか大雑把というか、これが中国なんだと納得市ながら見渡した。 -
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中国式寺院の装飾。この色彩は皇帝の建造物であることを示すものではないかと思う。
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チベット式の佛塔
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中庭の脇の廊下のような建物。ここに布施を進めるポスタがあり、布施をした人の名前が張り出されている。かなりの高額(1万元・5千元)の布施がなされちぇいる。
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九竜の飾り。皇帝の建物をあらわす。
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北京や西安の鼓楼を思わせるような建物だ。
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装飾の文様
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中国の女性の様子を見ていると、その経済的な変化がわかるだろう。中国人の生活も大きく変化して、われわれと変わらなくなってきている。そもそもわれわれがメイドインチャイナの洋服を着ているわけだから、彼らが変化してとうぜんなのだが、そのおしゃれのセンスに注目している。基本的には地味ですね。
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先ほど触れたお布施の薦めの漢文。なんとなく理解できるのがうれしい。日本人は中国の漢字文化を取り入れながら、何を取り入れなかった、その選択の理由が文化の違いなんでしょうね。韓国は漢字を使わない極端なナショナリズムでいるけれど、それは文化的な損失の用に思えるね。
日本の歴史も中国と言う先進文化があったからこそ進化してきたので、韓国の極端な民族主義は負け犬の遠吠え見たいで、実のところ感心しない。劣等感の裏返し西か見えない。
それはさておき、このお布施の勧めの看板。中国でも儒教と道教と並んで仏教も生きていると言うことだ。
おそらく、われわれ日本人は、仏教は輸入したけれど、中国本来の道教をどうして輸入しなかったのだろうか。この問題に触れている文章を今まで見たことがない。
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ここに名札が並んでいるのは布施をした人の名前。金額もかなりである。中国人は、庶民的には道教で現世ご利益を願う信仰が本来で、仏教はインドからの輸入物である。仏教は儒教と並んで知識階級と支配階級に受け入れられた。だから清王朝でも皇帝の信仰としてチベット仏教が取り入れられた。
仏教と言うのは日本でもそうだけど権力者と結びつくのだ。
ここに信仰する中国人がいるという証があることが、共産党政府がダライラマをあしざまに悪魔のように言おうと、それが強弁であることは言っている権力者が一番よく理解していることだろう。
絶対に宗教は、銃剣で滅びることはない。 -
普寧寺の前の中国様式の寺院の部分と大乗之廟を中心としたチベット様式寺院の間には、この42段の石段で分けられている。この階段をのぼり、狭い門をくぐると
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目の前に、大きな大乗之廟が現れる。ここにあの漢音像がある。
寺の前で楽器を鳴らす一団がいて、お参りする人たちに演奏する。ここはにぎやかだが、その服装はチベットではなくモンゴル服であった。 -
大乗之廟の前庭部分。
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大乗之廟の額。
堂内は撮影禁止で千手観音の写真は取れないです。 -
大雄殿の屋根
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大乗之廟の裏側からみたところ
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大乗之廟にある祠というかお堂で、ここには現世ご利益をお願いする神様が祭られているとか。道教の神様かも。
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大乗之廟の装飾文様。金色の青の色は皇帝の色のようですね。
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本堂の千手観音菩薩像の写真は撮れないことになっておりますが、1枚だけカメラを上に向けてままよとシャッターをきりましたら、見事に収まっているではないですか。1枚だけでよしとしました。
でも実に見事で大きな観音像です。かなり埃もたまっているように見えました。日本のお寺さんのように年に一度仏様をきれいにお清めいたすような習慣がないんでしょうね。そもそも僧侶が多くいない。それからここhさチベット仏教だけどモンゴル語です。今満州語はなくなったと思います。 -
大変申し訳ありませんが、この千手観音像の写真を拝借させていただきました。フォートラベルの投稿者の方の一枚です。この方が行かれたときには写真がOKだったようですね。中国も世知辛いことをするようになりました。いずれエジプトのようにカメラの持ち込みいくらとか、有料になるんでしょうね。ポタラ宮などビデオの持込は1万円とか書いてあったように記憶するのですが。
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この写真も拝借しました。ともかく感動的です。しばらくじっと見ていたい気持ちで立ちすくむのですが、毎回4見ているガイドにとっては、どうこう言うものではないらしく、「はい、行きますよー」と連れない。これだけの4もなのだからもう少し時間の余裕があってもよさそうなものをと、恨みに思うほど、見てよかったです。中国人の観光客も一様に手を合わせて拝んでいるところを見ていると、どのような仕組みの社会であろうと、信仰というものは人間である限り、う美去ることはできないと思います。
人間が神佛を敬い畏れる敬虔な気持ちをなくすことが恐ろしいと思える。
毛沢東がダライラマに言った「仏教は毒ですよ」と。ダライラマは、その言葉を聴いたゆえに毛沢東を信じることができなくなった、その言葉が今の中国で生きているのかを知りたいと思っていた。
多くの貧しい庶民は、神や仏を必要としている。そのことをこの中国で私は見ている。中国は毛沢東のこの言葉の呪縛から逃れられないでいる。 -
普寧寺の見学も終わり、寺の隣に作られている普寧街というお土産屋の町に足を踏み入れました。昔の中国の雰囲気が再現されています。もともとあった建物だと思います。普寧寺の外に僧侶たちが住んでいたと言われています。ですかsら、もともとの商店街だったと思います。
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趣味的にはやはり会わないので、単に素通りするだけですが、
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清の時代の服装をした女性がお客を呼び込みます。下駄のような履物が面白いです。満州人にhさ纏足の習慣はなかったのですが、
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二人の女性の顔を見ていると、モンゴル系かなと思いますね。
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普寧街の入り口に立つ番人です。
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江戸時代の日本人姿も、奇異に見えたでしょうが、中国人の昔の姿もそれほどほめられた姿かたちとは思えないですね。日本の衣装の歴史は、中国の影響を受けていたのはいつまででしょうか。
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