Kia Ora! Aotearoaでハネムーン⑩　空からサザンアルプス編

2009/11/22 - 2009/11/28

ニュージーランドへ行こうと計画した時からやりたかったことがありました。
それが『氷河遊覧飛行』　空からサザンアルプスを見たかったのです。
ただ3日に2日は雨という不安定な天候だからちょっとした幸運も必要です。

それがこの通り、絶好の晴れ！！乗るしかないでしょう。
体調が大誤算でしたが「吐いてでも乗る！」とハタ迷惑な気合いを入れ決行です。

写真もいつもより多めにね。ではどうぞ。

エリア アオラキ/マウントクック国立公園周辺(ニュージーランド)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: ニュージーランド航空

ハーミテージから車で20分もしないうちに到着。
着いた目的地はマウントクック空港。

ここから小型飛行機やヘリコプターに乗ってサザンアルプスや氷河を一望することができます。
その大人気遊覧飛行に参加しようというわけ。

お世話になったのはコチラ
Aoraki Mount Cook Ski Planes:
http://www.mtcookskiplanes.com/

この日は風が強いということで、セスナ機ではなくヘリコプターで出発です。

予定の時間になっても肝心のヘリが到着しません。
待つ時間が長いと(体調的に)持ちこたえられるか心配になっちゃうよ･･･結局30分ほど遅れてようやく登場です。

ものすごい音と風。
ワクワクしてきたー。

パイロットも含めて6人で出発です。

それでは「いってきまーす」。

乗り込んだヘリコプターが上昇します。
正面にはマウントセフトンがはっきりと。

ヘリは右に旋回してタスマン氷河を上がっていきます。
蛇行するタスマン川がよく見えます。

アオラキ/マウントクックとタスマン氷河湖。
総延長28kmと言われるタスマン氷河の末端も見えます。

あっ、飛行機雲。

タスマン氷河湖をすぎると、砂地が見えます。
一見砂山みたいなこの下も、実は氷河。
長い年月をかけて土砂も運んでいるからなんですね。

こんな氷河もすぐ近くに。ド迫力です。

氷河が光に反射して青く見えます。

砂で覆われた表面にちょいちょい青白い氷河が顔を出しています。

クレバスもくっきり見えます。

ヘリの窓から見るとこんな感じ。

気がつけば、あたりは銀世界。まぶしいです。

上流（でいいのかな？）は氷河の表面もうっすら土っぽい程度。砂漠の風紋みたいにも見えます。

垂直氷河も真っ白い雪で覆われています。

開けた雪原でヘリは下降始めます。

どうやらこの辺りで氷河の上に着陸できるようです。

プロペラの回転も止まり、いよいよ氷河上陸です。

ドキドキの第一歩･･･

ズボッ　ズボッ　

あれれ？？

足首くらいまで埋まります。
やわらかい雪の表面はうっすら凍っているから足がとられます。
大股で歩くと転びそう。

足元は春が近づいてきた頃の北海道みたいです。

移動も一苦労。

天気がいいけど風が強くて体感温度はかなり低いです。

着陸の目印？ストックが刺さっています。

一段と空の青が濃く感じます。

窓のガラスを通さずに見た氷河の青は輝いて見えました。

氷河の上にいるなんて・・・信じられなーい。

スケールの大きさがケタ違い！

思い思いのアングルで写真を撮ります。

旦那ちゃんも同様･･･ぽつねん。

背中に何かが当たったと思ったら、お茶目なパイロットから雪玉をお見舞いされました。
やったなー！！
私も負けてはいられません。雪玉で応戦です。

雪合戦に疲れたまんさくを旦那ちゃんがパチリ。

うっすらですが月が見えます。

ヘリのスキー部分。着陸も安定感抜群でした。

あっという間の滞在でした（10分位)。
体感温度を考えるとこの程度が妥当かと思われます。寒っ！！

氷河を満喫しヘリに戻ります。

ヘリが上昇始めると、自分たちがさっきまでいたところがすごいところだったと改めて気付かされます。

だってこんなですよ！！すげー氷河！！

この辺りで旋回しUターンです。

切りたった尾根に小さく山小屋が見えます。

ヘリの中から見える風景。

プロペラやエンジン、風の音などがすごいので、乗っている間はヘッドセットを付けインカムマイクで会話します。これでパイロットの指示もよく聞こえます。

パイロットがしきりに｢Are you OK?｣と話しかけてくれました。具合悪そうにしてたから気をつかってくれたのかな。ありがとう。

あの山小屋からの景色は絶景だろうな・・・行くまでが大変だろうけど。

帰りは上流から下流に向かいます。
氷河目線で風景が見られますね。

スケールの大きな絶景です。

絶景をカメラやビデオにおさめるべく、ヘリの中でも撮影会です。

天候によっては周辺のフォックス氷河やフランツ・ジョゼフ氷河に着陸できることもあるようです。
でも今回はこんな感じ。反対側は雲で覆われています。
雲から頂だけが顔を出してます。

美空ひばりの『川の流れのように』な風景。

遊覧飛行で撮った写真の中ではお気に入りの写真。
ガラスの写りこみがなかったら尚良しだけど仕方ない。

氷河は山肌を鋭く削っていくのですね。

絶景を目の前に旦那ちゃんも無言です。

砂で覆われたゾーンまで戻ってきました。

ニュージーランドでは様々な氷河が作り出す地形を見ることができます。

遠くに見えるのは･･･独特の青、プカキ湖。

眼下に見えていたタスマン川もプカキ湖に注ぐ川の1つです。

氷河に削られてできた山々の尾根が果てしなく続いているみたい。

荒々しく力強い山。
サザンアルプスの特徴でしょうか。

ヘリの旅も佳境です。

ああぁぁ〜、揺れてうまく撮れなかった。
空から見るアオラキ/マウントクックの雄姿。

氷河の偉大さを体験できたフライトでした。

さて飛行場が見えてきましたよ。

ゆっくりと下降します。
マウントセフトン、ただいま。

無事到着。
大興奮の40分でした。

おもしろかったね、楽しかったね。
2人とも大興奮！

あ、あれ？？
ヘリに乗ってる間は具合悪いの忘れてたかも。
それくらいテンション↑↑だったんだ、私。

心配していたヘリ酔いもなく大満足のフライトでした。
また乗りたいです。

今回はヘリでしたが、セスナ機の方が揺れるって話も。ヘリコプターで結果オーライでした。

さて飛行場をあとにします。
次に向かうは、本日の宿泊地、テカポ。
テカポの写真を見てニュージーランド行きを決めたくらい行きたかった場所です。
続きは次の旅行記で。