琵琶湖の竹生島にある宝厳寺は、茨木・総持寺（詳しくは、亀の背に乗る千手観音立像の茨木・総持寺へ　http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10462436/をご覧ください）と同様に西国三十三所結縁御開帳があり５月１５日までと思っていたところ、よく調べてみると３０日までのようです。<br /><br />宝厳寺の秘仏の正式な御開帳は、６０年に一度という見ることのできる機会はなかなかないもの。<br /><br />残り少ないチャンスということで雨模様にもかかわらず、出かけてみました。<br /><br />名神高速、北陸自動車道とも渋滞なく、長浜港の駐車場には１０時４０分ころ到着しました。<br /><br />駐車場のおじさんが寄ってきて、本日竹生島行きの船は欠航とのこと。<br /><br />そういえば、高速道路で風で結構車が流されました。<br /><br />そこで、前々から行きたかった、多賀大社に行くことに。<br /><br />多賀大社は荘厳な雰囲気いっぱいの、やはり素晴らしい神社です。<br /><br />伊邪那岐大神と伊邪那美大神が祀られている大社、かつては「お伊勢参らばお多賀へ参れお伊勢お多賀の子でござる」と謡われるくらい参詣で大いに賑わったのも良くわかります。<br /><br />【写真は、多賀大社の拝殿・神楽殿です。】

‘お多賀さん’の多賀大社へ

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2010/05/23 - 2010/05/23

263位(同エリア650件中)

#寺社

エリア

湖東三山・多賀・東近江(滋賀)

交通手段: 自家用車

多賀大社の門前町、絵馬通りです。
多賀大社の鳥居です。
鳥居と御神門の間にある、太閤橋です。
太閤秀吉は、母大政所の病気平癒を祈るため米一万石を奉納し、その奉納によってこの橋が造られたそうです。
　
御神門の前も、雰囲気があります。
雰囲気ついでに、こんな燈籠もあります。

夫婦（めおと）さくらです。
昭和の大造営（昭和七年）の竣工に際し植えられました。
三月末に咲き誇るしだれ桜です。
多賀大社の御神門です。
多賀大社、手水舎も立派です。
素晴らしい、拝殿・神楽殿です。
祀られている伊邪那岐大神と伊邪那美大神は、日本の祖神（おやがみ）さまと仰がれ、古事記にも淡海の多賀にご鎮座という記事があるそうです。
同じく拝殿・神楽殿です。

拝殿から、奥を撮ってみます。
多賀大社の境内にある能舞台です。
多賀大社の境内にある大釜です。
徳川幕府は、多賀大社に信仰篤く、寛永十一年（１６３４）の大造営、また元禄十一年（１６９８）の大修復工事を行った。この大釜は、この工事を記念して設けられた御湯神事の調度と伝えられている。
多賀大社のつり鐘です。
この大鐘は、室町時代後期の室町幕府，六角氏，浅井氏らによる社殿の大修造のさいに鋳造されたものです。
境内にある文庫です。
彦根藩は、桜田門の変のあと、勤皇側についたが、この転向に大きな役割をした車戸家の邸内にあった文庫です。
その当時、長州や土佐の志士らと密議が行われたという、維新前夜の歴史がしみこんだ建築物です。

参集殿では、結婚式が・・・。
多賀神社、社務所です。
おみくじが多く結ばれています。
どんな運勢だったのでしょうか？
おみくじ、おみくじ。
多賀大社の庭園です。
多賀大社では拝観料を払うと、奥書院と庭園を見ることができます。
奥書院と庭園は、太閤橋と同じく、太閤秀吉の奉納によって築造されたと伝わっています。
同じく庭園です。

奥書院に行く廊下には、著名人が奉納した絵馬が多数飾られています。
富永一郎氏の絵馬を撮ってみました。
奥書院の襖絵です。
奥書院は、多賀大社に残る最も古い建物だそうです。
同じく襖絵です。
奥書院の襖絵は、狩野派の絵師によります。
どれも金地を基調とした濃彩画の襖絵が続きます。
多賀大社、奥書院の廊下です。
先ほどの花嫁さんでしょうか、奥書院で記念撮影をしていました。
これで、奥書院のコースは終わって、境内に出ます。
多賀大社、寿命石です。
案内書には、‘平安の昔、東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源は当社に参詣、二十年の寿命を授かりました。’とあります。
境内のにある金咲稲荷神社と、奥にあるのは多賀大社の本殿です。
金咲稲荷神社は、その名からか商売繁盛を祈る人々が集います。
日本酒の献酒の横に、洋酒の献酒がありました。
神馬舎です。

お多賀杓子の多賀大社、祈念の絵馬も杓子が使われています。
多賀大社のケヤキ（飯盛木：いいもりぎ）です。
こちらは男飯盛木で、多田大社から車で五分くらいのところにあります。
看板には‘元正天皇（７１５〜７２４）の病気平癒祈願にケヤキで杓子が謹製された。その残り枝を地にさしたものが大木になったと伝承されている。東側の木を男飯盛木、西側を女飯盛木と呼ばれ、「お多賀杓子と飯盛木」の言い伝えで親しまれている。’と書かれています。
女飯盛木のほうです。
男飯盛木の近くにあります。

（おしまい）

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#寺社

この旅行記へのコメント（6）

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morino296さん 2010/05/27 23:29:11

お多賀さん

のーとくんさん

こんばんは。
２３日は、風雨が強く残念でしたね。
私も、傘の骨が折れるくらいで大変でした。

竹生島、今月中に再挑戦でしょうか？
鵜の島と化しているようで、地元の方々はご苦労されているようですね。

代わりにと言うのもなんですが、お多賀さんへ行けて良かったですね。
私は、近くを通ったことはあるのですが、まだ行けてません。

今回は、食べ物の紹介がありませんが、多賀神社の糸切り餅は召し上がらなかったのですか？

morino296

のーとくんさんからの返信 2010/05/28 07:31:54

RE: お多賀さん

morino296さん

おはようございます。

やはり、天候には勝てないですね。

再挑戦、秘仏公開のから考えると、今週末なんですがー。

行ったら、鵜に攻撃されないように気をつけないといけないかもしれませんね。

糸切り餅、門前の店にのぼりがいっぱい出ていましが、強い雨ですぐに車に戻ってしまって、食べずじまいでした。

のーとくん

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ゆうこママさん 2010/05/25 21:58:10

再チャレンジを

竹生寺行きの船が欠航だったのですね。
それは残念でした。
海ではないので、
欠航なんてよほどの嵐の時だけだろうと思っていましたが、
恐るべし琵琶湖。あなどれませんね。

でも、そのお陰？で拝観の多賀大社。
またまた、いい感じに荘厳で歴史があって素晴らしいですね。

重源だの元正天皇だの、奈良にゆかりの人物が登場し、興味深いです。

のーとくんさんからの返信 2010/05/28 06:39:45

RE: 再チャレンジを

ゆうこママさん

おはようございます。

宝厳寺の秘仏御開帳が１５日ではなく、３０日までと気がついたのは、ゆうこママさんの‘新緑の近江路　１竹生島から湖西へ、タイムスリップの旅’の秘仏御本尊御開帳の看板の写真でした。

まさか、琵琶湖で欠航とは。

でも、多賀大社これに行けたのは、大変よかったです。

次の秘仏公開はだいぶ先になるはずなので、ぜひ今回再チャレンジしなければ、と思っています。

　のーとくん

ゆうこママさんからの返信 2010/05/28 21:15:39

RE: RE: 再チャレンジを

こんばんは。

> 宝厳寺の秘仏御開帳が１５日ではなく、３０日までと気がついたのは、ゆうこママさんの‘新緑の近江路　１竹生島から湖西へ、タイムスリップの旅’の秘仏御本尊御開帳の看板の写真でした。
>
ひょっとしてご存じない方のためになったらと思って、看板を撮ってきたのですが、お役に立ててうれしいです。

特別公開は、好評だと会期延長が結構あるようなので、こまめにお寺のＨＰをチェックしてます。
ただ、肝心のＨＰが更新されていないことも時にあって、秘仏見仏はスリリングです。

のーとくんさんからの返信 2010/05/29 04:58:51

RE: 再チャレンジを

ゆうこママさん

おはようございます。

そのために、あの看板の写真があったんですね。

ありがとうございます。

その秘仏見仏、本日行ってきます。

　のーとくん

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