2010/02/27 - 2010/03/02
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2010年2月末から3月頭に、ANAマイルを使って3泊4日で上海に行ってきました。
僕にとっては4年ぶり2度目の上海。でも、奥さんはまだ行ったことがないから行ってみたい! ということで、夫婦2人でのんびりと上海の街歩きをしてみました。
旅行初日は、人民広場の脇のル・ロイヤル・メリディアン上海(上海世茂皇家艾美酒店、以後は「世茂」と表記)にチェック・インした後に衝山路を街歩きして、宋慶齢旧居を訪れました。
今回の旅行記では、その日の夕方に人民広場に戻ってから南京東路や外灘を街歩きした様子をまとめてみました。今回の旅行記では、旅行から3か月近く経ってから旅行記をアップしたことの弊害が如実に出て、至る所で古い情報が書かれてありますがご勘弁を。そんな時は、「ああ、2010年2月の時期はこうだったんだなぁ」くらいのおおらかな気持ちで読んでやって下さい。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA
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-
旅行初日の2/27(土)、17:00。
衝山路の街歩きを終えた僕等は、ふたたび地下鉄1号線で人民広場駅に戻ってきた。
ちょうど人民公園の中へと出る出口付近では地下鉄の駅構内でも外からの光を採り入れており、中は明るい。
駅構内には、特設の電光掲示板で上海万博の開幕までのカウントダウンを表示していた。
この日は開幕まであと63日・・・旅行記を公開するのがすっかり遅くなっちゃったw -
駅から人民公園の中へと出てきた。ちょうど僕等が駅から出てきたところの近くには、写真にあるような遊園地になっている場所があった。
僕等が立っている位置から内側の緩やかなカーブを描きながら続いている遊歩道は、かつてここがイギリス租界の中にあった競馬場であったことの名残なんだろう。 -
同じ場所から見た世茂のビル。やっぱり何度見てもある種の威容を誇っている建物だ。まるで昔のアメコミとかに出てくる、最上階が敵のアジトになっているような建物みたいだw
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南の方に見えるのは上海博物館。
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こちらは世茂の南側に位置する沐恩堂。ゴシック建築の教会で1931年に建てられた。
もともと慕尓堂という名の教会だったこの建物、上海が太平洋戦争中に日本の占領下にあった時には、日本軍司令部がここに置かれたのだそう。そして、太平洋戦争後に改修されて沐恩堂に名前が変わった後、今度は文化大革命でキリスト教が禁じられ、その間は南京中学校の校舎として利用されたのだそうです。
実はこの写真を撮った時、この建物がなんなのかもよく分からず、「実は近年に作られたよく分からない新興宗教の施設だったりしたらがっかりだねえ」なんて思っていたのだけど、実は結構波乱に富み、日本とも少なからず因縁のある歴史を持つ建物だったんですね。失礼しました。 -
南京東路の西側の端に来ました。この先はしばらく歩行者専用道路が続きます。
僕等はここでいったんすぐ右側に建つ世茂に戻り、夜景撮影対策用にホテルの部屋に置いていた三脚を取りに行ったのでした。 -
17:50、百聯世茂国際広場前。
再び世茂の前から街歩きを開始。一旦ホテルの部屋に戻っている間に、外はだいぶ暗くなっていた。
写真は広場前から西側の新世界城を撮影。手前には上海市第一百貨商店がある。
これから僕等は東の外灘方向へ散策してみることに。 -
南京東路を東へ向かって歩く。ここは昼も夜も人で賑わっているな。
世界各国から観光客が来ているんだろうけど、コピー商品を売っているおっちゃん達は、僕等を見かけては「ちょっとだけ見ていって。」と日本語で声をかけてはコピー商品を売りつけようとしてくる。当然コピー商品など買いはしないが、的確に日本人を判別する彼らの目はなかなか優れているものだと、変なところで感心してしまった。 -
南京東路に浮かぶアドバルーン。
アドバルーンって懐かしいなあ。 -
南京東路沿いに建つ永安百貨。この建物も歴史が古いようで、結構この建物を写真で撮っている観光客が多かった。
この写真ではちょっと暗いけど、入口の上には上海万博の公式マスコット「海宝」の姿も見えます。この時点でも僕等は既に多く海宝を見ていたのだけど、この先、至る所で「これでもか」というほど海宝を見ました。旅行記でもそのうちたくさん出てきますが、うんざりしないで下さいね(笑) -
だいぶ南京東路歩行街の東端までやって来た。ここからでも世茂は目立つ!
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南京東路歩行街の東端までやって来ました。
南京東路はここより東は自動車の通行する道路になって、黄浦公園前まで続いている。 -
南京東路歩行街の東の入口には、母子像が建っていました。
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この日の夕食は、「成行蟹王府」で上海蟹を食すことに。上海蟹が食べられる店として、どの上海のガイドブックでも取り上げられているので、ここで余計な説明は不要でしょう。
4年前の上海旅行では上海蟹を食べなかった僕。今回は時期的には少しずれているのかもしれないけど是非食べてみることに。 -
成行蟹王府の店内。入口に入ると日本人の客が残していった名刺や写真がたくさん壁に貼られていました。
僕等は予約を取っていなかったが、相席でも良ければと言うことで2階の円卓の個室に通されました。
日本のテレビ番組でも多分何度も取り上げられているんでしょうなあ。この店内の様子、何となく見たことがあるような気がする。 -
1階では箏と笛による生演奏が行われていました。
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日本人の観光客がよほど多いようで、日本語が併記されたメニューを渡され、メニューを取りに来た支配人風の男性も自然に聴き取れる日本語を話していました。
今回はちょっと奮発してコースメニューを食べてみることに。幾つかコースメニューはあるが、僕等は1人388元のコースを注文。前菜、蟹みそ豆腐、蟹の脚肉と河蝦の炒め物の後に、写真の蟹肉フカヒレの煮込みスープと、蟹肉と野菜の煮込みが出てきました。 -
いよいよ蒸した上海蟹が出てきました♪
う〜ん、蟹みそが濃厚で旨〜〜〜い! -
蒸した上海蟹は、最初1匹まるのままの状態で出されましたが、すぐに支配人風の男性が「分けましょうか」と言ってくれたので、解体して貰うことに。先ほどの胴体部分の身と蟹みそが出された後に、脚の部分もご覧のように綺麗に出されてきました。
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更に蟹みそチャーハンと蟹みそ小籠包、冷製のしるこ風のデザートが出てきました。
デザートまで完食した時点ですっかり満腹。とっても美味しく頂きました。好吃! -
20:12、外灘に到着。
いざ黄浦公園へ・・・と思ったら、なんじゃこりゃあ!!
黄浦公園はまるで完全封鎖のように工事中のフェンスに覆われているではないか!
実はこの時、上海市内は万博に備えて至るところで改修工事が行われており、ここ外灘でも黄浦公園や和平飯店の北楼・南楼が改修工事中だったのだ。というわけで、黄浦公園内への立ち入りは一切できず、和平飯店南楼前から外灘観光隧道入口までの地下歩道のみが通行可能となっていたのだった。ガッカリ。
(2010年5月現在は黄浦公園も和平飯店もリニューアルオープンしています。) -
黄浦公園には入れませんでしたが、とりあえず和平飯店と道路(中山東一路)を挟んで公園側に渡ることはできました。
写真は時計台のある建物が上海海関、手前に上海総工会と中国外匯交易中心(一番手前)が連なる。暖色系のライトアップが上品だ。 -
こちらの建物は、同じ場所から道を挟んで対面に建つ友邦大厦と招商銀行。
友邦大厦は英字新聞社のノースチャイナ・デイリーニューズ社が入っていたが、現在は保険会社のAIGが入っている。 -
外灘は黄浦公園が工事中で、歴史的建造物が立ち並ぶ側の歩道も至る所で工事が行われていたが、上海に来て外灘を歩かないのももったいないので、とりあえず少し外灘を歩いてみる。
ということで、上海浦東発展銀行の前まで来ました。ここからだと全体像がさっぱり分からないけど。
上海浦東発展銀行の建物は5階建ての新古典派のギリシャ様式で、1923年に竣工。当初は香港上海銀行の支店だったが、1955年には上海市が買い取って政府の施設として使用、現在の上海浦東発展銀行の支店が入ったのは1996年なんだとか。つい最近のことなんですねえ。 -
上海浦東発展銀行の入口に鎮座するライオン像。左側にいるこのライオンは口を閉じ、右側のライオンは口を開けているけど、これは口を開けている方が金の融資の際に求められる「慎重さ」を、閉じている方が預金の際に求められる「安全性」を表しているのだそうです。
日本の神社で見られるこま犬の「あ・うん」とは違うんですね。 -
福州路を渡りバンコク銀行までやって来た。僕等は更に外灘を南へ進む。
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それにしても、外灘に建ち並ぶ建物はどれもクラシックで優雅な感じがしますね。歩道はあちこちで補修工事が行われていたので、場所によっては歩きづらかったんだけど。
(これも2010年2月末時点でのことです。) -
20:45、中山東一路を南に進み、延安東路とのT字路までやって来た。ここの角はご覧の通り本格的な工事を行っている最中でした。
僕等もこの辺で引き返した方が良いかなと思い、再び今来た道を北へ戻ります。
今回の旅では、結果的に外灘には夜しか来なかったため、改修工事中でライトアップされなかった和平飯店は写真を撮らなかったんですね。で、この写真は今回の旅で唯一、有名な和平飯店北楼をフレーム内に捉えた写真になってしまったわけです。暗くてシルエットでしか確認できない。。。 -
まあ、和平飯店や黄浦公園、歩道は工事中になっているとはいえ、こうして見ていると、やっぱり外灘の夜景は綺麗ですよ。
今度機会があったら、建物の中も見学してみたいものです。まあ、観光では入れるような場所はあまりないのかもしれないけど。 -
21:16、外白渡橋にて。
中山東一路を北上した僕等は、外灘の歴史的建造群を通り過ぎて蘇州江に架かる外白渡橋までやって来た。
ここからは黄浦江越しに浦東の高層ビル群がよく見える・・・はずなんだけど、この日の天気はあまり良くなく、東方明珠塔の1番上の展望台(太空艙)の球体部分は霞の中。しかもグランド・ハイアットが入っている金茂大厦や101階建ての上海ワールドフィナンシャルセンターに至っては姿が全然確認できない。残念! -
この日、外白渡橋は殆ど人通りがなかった。4年前にここを訪れた時には、結構人通りが多かったのに。
まあ無理もない。この橋を外灘側に渡った先は、黄浦公園だけでなく公園沿いの歩道も工事中で歩行者が通行できない状態になっていたのだから。僕等も一応この橋まではやって来たけど、景色が霞んでいることもあったので、あまりのんびりすることもなく橋から退散。 -
で、外白渡橋を退散した僕等は、そのまま南京東路を世茂まで歩いて戻ってきたのでした。
帰りの道すがらに撮ったこの建物は、かつて南京路沿いにあった「四大公司(会社)」の1つ、先施公司が入っていたビルで1917年に竣工。現在では東亜飯店なんかが入っているそうです。
翌日は少し早めに起きて上海郊外の水郷の町へ行く予定。そのため、この日は早めに休んで明日に備えることにしたのでありました。
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