2007/04/08 - 2007/04/08
196位(同エリア776件中)
ショコラさん
ソレント滞在3日目は、ソレントから高速船に乗ってカプリ島へ行きました。
その目的のひとつは、もちろん《青の洞窟》を見ること。
この日もお天気はよかったけれど、洞窟へは少しでも波があると入れないそうなので、果たして見ることができるかは、行ってみるまでわかりません。
もし洞窟に入れなかったら明日もあるさ、と運を天にまかせ、カプリ島へ出発。
《旅程》
□4/06 ケルン・ボン空港 ⇒ ナポリ空港 ⇒ ソレント 〔ソレント泊〕
□4/07 日帰りで アマルフィ ⇒ ラヴェッロへ 〔ソレント泊〕
■4/08 日帰りで カプリ島へ 〔ソレント泊〕
□4/09 日帰りで エルコラーノ遺跡へ 〔ソレント泊〕
□4/10 ソレント ⇒ ナポリ空港 ⇒ ケルン・ボン空港
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
PR
-
青の洞窟は光の加減で午前中のほうが色が綺麗に見えるらしいので、早めに朝食を済ませて、8時過ぎのカプリ島行きの船に乗りました。
後ろの崖の上に見えるのはソレントの最高級ホテル《Grand Hotel Excelsior Vittoria》。 -
ソレントから20分ほどでカプリ島に到着。
まずは、ボート・ツアーのチケット売り場で青の洞窟行きのボートは出ているかを聞かなくては。でも、ボートの会社は複数あるらしく、どのブースへ行ったらいいんだか?
ツアー内容はどこもそう変わらないんだろうと思い、一番近くにあったブースへ行きました。
で、ブースの窓口に立ったとたん、ブースのおじさんが「アオノドクツ?」と言いました。いきなり日本語で言われて少々びっくり。
とにかく、チケットを売っているので、今日は洞窟へ入れるってことだよね? よかった〜!!
ボート・ツアーには青の洞窟だけ行くツアーと、青の洞窟+カプリ島を一周するツアーがあります。せっかくなので、青の洞窟+カプリ島一周のツアーに申し込みました。
さっそく乗り込んだボートはけっこう大きな船でした。島を一周する船だからかな。
いざ出港〜! -
ソレントの港にはこんな大型の船もやってきます。
こちらはナポリからカプリ島経由で来た船みたいです。 -
北回りでまず青の洞窟へ行くのかと思いきや、どうやら島の南岸をまわってから(南回り)青の洞窟へ行くらしい。
ボートのスタッフのお兄さんが、乗客たちに「フランスから来た人は? ドイツから来た人は? イギリスから来た人は?」と次々に尋ねました。乗客の出身国に合わせて複数の言語でガイドをするようです。乗客の中には自分から「○○から来た」と申告している人もいます。
で、「日本から来た人は?」と聞かれて、手を挙げたのはわたしたちだけ。するとお兄さんは「グロッタ・アズーラは日本語で《アオノドクツ》って言うんだよ」と乗客たちに教えました。みんな「へえ〜」って顔(笑)。
といっても、さすがに日本語でのガイドはありませんでしたけど。 -
島の南岸はごつごつした荒々しい岩山が続いていて、ところどころにこんな洞穴があったりします。
-
海面近くの岩にはガバッと削り取られたような洞穴も。
-
洞穴の中はまるで鍾乳洞のよう。
ボートはこんなふうにポイントごとに停まって、写真タイムをとってくれます。 -
船の揺れはほとんどなく、ワイルドな景色を見ながらの快適なクルーズ♪
-
あそこにも洞穴が。
-
-
南岸の岩島群が見えてきました!
-
これが天然アーチをもつファラリオーニ岩島群。
ボートはこの天然アーチ(右側の岩)の下をくぐっていくとのこと♪
右端のきれいなお姉さん、絵になってますな〜。 -
アーチをくぐってきました〜!!
-
ここが青の洞窟?と一瞬思ってしまったほどの美しい青さ!
-
この洞窟は空洞で、向こうが見えるよ〜。
-
すっごくきれい! 言葉で表現できない青さ。
-
岩の上にいるのはマウンテン・ゴート?
-
ついに青の洞窟の前までやって来ました!
洞窟へはモーターボートから手漕ぎボートに乗り換えて入ります。
洞窟の入り口はとても狭いので、手漕ぎボートでも一艘ずつしか入れません。 -
モーターボートは次々にやってくるので、手漕ぎボートへの乗り換えはしばらく順番待ち。
←写真の小船が手漕ぎボート。
ボート1艘につきお客さんは4人まで(船頭さんを除く)乗れます。 -
乗船したモーター・ボートの中で、イタリア人の年配のおじさんとお孫さんと席が向かい合わせになり、共通の言語がないにもかかわらず(おじさんが話すのはイタリア語のみ)、なぜか親しくなりました。
わたしたちはイタリア語がまったくわからないというのに、全然構わずどんどん話し続けるおじさん(^^;)。でも、何の話をしているのか想像がつくのが不思議。ところどころ英語に似た単語があったり、大げさなほどゼスチャーたっぷりで話してくれるからでしょう。
さて、いよいよ手漕ぎボートに乗り換えることになりました。
すると、先ほどのおじさんが「おれたち、一緒に乗ろうな!」と、勝手に決めちゃいました(笑)
そしてモーター・ボートのガイドさんに「クワトロ(この4人だ)! クワトロ!」とわたしたちを指差し、最初に来た手漕ぎボートに順番も無視して一番に乗り込みました(^^;)。で、わたしたちに「ほら、乗れ、乗れ」と手招きします。
ううむ、さすがイタリア人(^^;)
で、成り行きでわたしたちもそのボートに乗ることに。
←右端にちらっと写っているのが、わたしたちが乗ってきたモーター・ボート。
大きい船だったので停止していてもほとんど揺れなかったけれど、写真中央のような小さめのボートの場合は揺れが大きくて、お客さんたちは乗り移るのに大変そうでした。女性の方はスカートはやめておいたほうがいいです。 -
この男性は↑で書いたおじさんではなく、手漕ぎボートの船頭さん。
「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、この通りポーズをとってくれました。
で、撮り終わると、船頭さんがひと言「すぺしゃるちっぷは?」(←この通り日本語で)。
えっ?! もちろん、あとでチップは渡すつもりだったけど(写真のお礼ではなく、サービスに対して)、いやー、催促されるとは思わなんだ。ちゃっかりしてるな〜(^^;;) -
いよいよ洞窟へ。
手漕ぎボートの中で乗客全員が仰向けになって洞窟の入り口をくぐります。
入り口、めちゃくちゃ狭いっ。仰向けに寝ても鼻がこすれてしまいそうなほど。これじゃ波が少しでもあったら入れないよ。波で入り口がふさがっちゃう。
洞窟の中へすべりこむと――そこは青の世界。。。
なんて色、この青さ。。。 -
洞窟の奥へ進むと色は濃さをまし、深い青色に。
-
神秘の世界に迷い込んだかのよう。
はぁ、なんて綺麗な色なんだろう。 -
それなのに、船が揺れて写真がまともに撮れないよ〜。
う〜ん、どの写真もブレブレ……(^^;)
でも、この青の世界はしっかり目に焼き付けました。 -
ほんとに綺麗だったな〜。洞窟に入れたことに感謝です。
さて、このあとは港(マリーナ・グランデ)へまっすぐ。 -
下船後、港からケーブルカーに乗ってカプリ地区へ行きました。
ケーブルカーを降りると、海が見渡せるこんなパノラマが。 -
カプリ地区の中心、ウンベルト1世広場。
どこもかしこも人、人、人・・・・・。
お祭りでもあるんかい?!と言いたくなってしまうほどの人の多さ。
いくら観光地といえど、こんな山のような人を見たことはあまりない。
お昼になったので、どこかレストランに入ろうと思うけど、こんなに人が多いんじゃ、席を見つけるのはかなり大変かも。。。 -
レストランはたくさんあるけれど、予想通り、どのレストランも人がいっぱい。
かくしてレストランを探して30分くらい放浪することに。
おなかがすごくすいてきて、夫の機嫌があやしくなってきたころ、路地沿いの半地下のレストランの前を通りかかりました。お店の人(あとでお店のオーナーだと判明)が入り口に立っていたので、席が空いているかを尋ねると、「うーんと、そうだな、よし、席をつくるからちょっと待ってて」と言って、店内へと消えました。
案内されたテーブルはお店の隅っこで狭かったけれど(椅子を引くのも大変だった)、座れただけでもラッキーです。店内は超満員。わたしたちのあとにもお客さんが入ってこようとしていましたが、さすがに断られていました。
★リストランテ 《Al Grottino》
住所:Via Longano 27
URL :http://www.capri.com/en/c/al-grottino -
入り口のプレートにあったように、このリストランテは1937年から営業しているようです。
店内には歴代のオーナーと思われる人たちの家族写真などが飾られていました。どうやら代々続いている家族経営のお店のようです。
さて、何を頼もうかとメニューを見ていたとき、隣りのテーブルのおじさんが食べているものが目に入りました。それはペスカトーレと思われるパスタ。でもトマト・ソースではなく、オリーブオイル・ソースのようです。
とってもおいしそうなので(おじさんは夢中で食べている)、夫はメニューからそれらしいものを探しだしてオーダー。で、わたしはアサリのリゾットにしました。
で、夫に運ばれてきたのは、ペスカトーレではなくボンゴレ・ビアンコのパスタだった(爆)。
でも、これが激ウマ〜!!! これまであちこちでボンゴレを食べたけれど、今のところ我が家ではこのお店のがダントツの1位。夫はこれを『世界で一番おいしいボンゴレ』と呼んでいます(笑)。
わたしが頼んだボンゴレのリゾットもめちゃウマ!!
あぁ、でも夫のパスタのほうがさらにおいしい(くやしい〜)。
今こうやって思い出しているだけで、よだれがでそうです。
←入り口から見た店内の様子 -
おいしいランチを食べたあと、島のビュー・ポイントのひとつの《トラガラの展望台(Belvedere di Tragara)》へ向かいました。
展望台までは歩いて15分ほど。途中にはショップやホテルなどがあるので、ウィンドウ・ショッピングもしながらてくてく歩きます。
←途中の風景。カプリ島の白い家並。大きい建物はホテルかな。別荘などもありそうです。 -
途中の風景。
青い海が見渡せます。 -
穏やかな海をクルーズ船が走っています。
-
海をズーム。
青い〜〜。 -
トラガラの展望台からの眺め。
目の前に、天然アーチをもつファラリオーニ岩島群が見えます!
午前中に乗った船でアーチをくぐったあの岩です(手前の岩)。
海上からの眺めも迫力があって素晴らしかったけど、高台から見る眺めもパノラミックでいいな〜。 -
あの船、天然アーチをくぐってきたんだろうな。
ここからだとアーチが見えないのが残念〜。 -
引き返す途中で見つけた藤の花。
ほぼ満開です。 -
パンジーかな。
おひさまを浴びて元気よく咲いています。 -
広場の近くまでもどってきました。
この辺りにはオシャレなブティックやカフェが並んでいます。
このカフェでちょっとひと休み。
写真の右端に写っている屋根のあるテラス席に座りました。 -
帰りの船の時間に合わせて、そろそろケーブルカーの乗り場へ向かいます。
アナカプリ地区へも行きたかったけれど、のんびりしすぎて残念ながら時間がなくなってしまいました。
途中で見つけたタイルでできたカプリ島の地図。
写真だと大きさがわかりませんが、かなり大きなものです。
ちなみに、今いるカプリ地区は島の右側、アナカプリ地区は左側にあります。 -
崖にはりつくように広がるカプリ地区の家並。
真っ青な空を鳥(カモメ?)が気持ちよさそうに飛んでいます。
手前の白い大きな建物の屋上がケーブルカーの乗り場です。 -
さて、ケーブルカーで港に降りようと乗り場までくると、この通りの長蛇の列(ひぇ〜っ)。
-
やっとこさ港へ降りてきました。
ここも人がいっぱいだ〜。
港の前には土産物店がずらり。 -
港に次々に船が入ってきています。
-
港の風景。
今思うと、ソレント4泊のうち、1泊はカプリ島に泊まればよかったな〜。日帰りでも十分楽しめるけれど、できれば泊まってもっとのんびりしたかった。 -
ソレントに帰ってきました。
←乗ってきた船。
このカプリ島の日帰り旅を振り返るとき、あのボンゴレ・ビアンコがセットになって蘇ります。
舌の記憶ってすごいもんだ(言い換えれば、ただの食いしん坊?)。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- hirootaniさん 2010/05/12 23:55:19
- この男性の背後のボートに私は乗っていたと思います
- ショコラさん、
もう一度、旅行記をじっくり見させていただきましたが、多分、この男性の左後ろに写っている大き目のボートに私は乗っていたはずです。写真を大きくしてみましたが、残念ながら自分の姿をみつけられませんでした。もしかしたら、この写真が写されたときには、小船に移っていた時かもしれません。
ここに掲載されていない写真の中で、Nikon D80を持った日本人が一人でいたら、きっと私です。探してみてください・・・
hirootani
- ショコラさん からの返信 2010/05/13 09:11:06
- RE: この男性の背後のボートに私は乗っていたと思います
- hirootaniさん、
このボートだったんですね!
掲載していない写真でこのボートが写っているのがもう一枚あり、拡大して見てみたのですが、人物が小さすぎてわからず……。小船の写真もじっくり見てみましたが、船同士が重なっていたりして、やっぱりわからない。。。
それにしても、すごいニアミスだったんですね。
写真の中にhirootaniさんを見つけられなくて残念〜。
ショコラ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カプリ島(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 春うらら♪ アマルフィ海岸の旅
2
46