チュニジア⑥夕陽追い掛けクサールギレン

2010/03/08 - 2010/03/20

ベルベル人の個性派住宅を訪ね回る日。

マトマタ、トゥジェン、メドニン、タタウィン、シェニニ。四駆でガンガン巡ってご当地スイーツも買い込んで、夕暮れまでに間に合うか！サハラに沈む夕陽を追いかけ砂漠の彼方クサールギレンを目指します。

エリア クサール・ギレン(チュニジア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: チュニス航空

モスクの彼方に登る朝日
早起きしてドゥーズを出発です

寝ぼすけスタッフが朝食の準備をしてくれないのでスークの中を散歩

早くから掃除してた兄ちゃんと「サバーフルヒール（チュニジア方言のおはよう）」

ちなみにいわゆるフスハー（アラビア語の共通語）では「サバーフルハイル」もちろんコレでも通じます

７時を過ぎても朝食準備の気配なし
スタッフの部屋を覗きに行くとTVゲームに没頭中

おい

で、ようやく用意された朝食はパンのみ。

けど悔しい事にこの国のパンはトルコのパンに次いで美味しい。

地平線に続く一本道を東へ爆走　一路マトマタに

クレーターみたいな穴居住宅は今も現役
自分の家を案内してくれた青年　割に寡黙

ちなみに彼の着てる服と色違いのをドゥーズで買ったわけです

彼がモグモグ食べているのは自家製のパン
トロっとした蜂蜜をつけてお裾分けしてくれました

もっちりウマウマ　

横穴の中にもお邪魔してみると、

ベッドでニャンコ爆睡中

寒い朝だったけど室内は暖か

二階部分へは綱を手にして登るそうな

何やら穀物をひいて見せてくれるおばあちゃん

何やってんだい？と覗きに来たニャンコ２号

外には動物たちの部屋も

こちらの横穴の中にはニワトリ一家が入居中

最も有名な「穴居住宅だったホテル」シディドリス

スターウォーズのロケ地なり（ここはホテルなのでチップの必要はなし）

セットがそのままに

宿泊客以外にランチをとるバスツアー客で賑わってまいた

確かに異星気分

更に東へ向かう途中で眼下に広がるトゥジェンの村

山肌を走る風の音以外何も聞こえない中にトゥジェンの人々の営みが

メドニンのクサール（穀物倉庫の集まり）

一部ホテルに改築してたみたいでかまぼこルームの中にはベッドや土産物屋も

かまぼこの中にベッド４つ

窓ない　息苦しそう

昼食に寄ったタタウィン

街の名物お菓子はミフシタタウィン
ガゼルの角を模した甘くて美味しいご当地スイーツ！

お菓子工房の中を覗かせてもらいました

カラっと揚げて蜂蜜ベースのソースに絡めて出来上がり

まだアツアツのを一口もらって「んん、んまい！」
３割増しで絶賛しながらお土産に買うと、店主も喜んで５個オマケしてくれた。いぇい。

日持ちします。日本へのお土産にも是非（あげた人たちの感想「見た目はアレだけどイケる（アレ？どれ？）」「かりんとうみたい！」「１個でお腹いっぱい…」概ね好評）

お隣の露天に並ぶスパイスをよく見ると、

誤字脱字だらけ　お茶目

岩肌にしがみつくように広がるシェニニの村

てっぺんにあるモスクは雪のように真っ白

山頂まではゆっくり歩いて登って降りて３０分ほど

殆どが廃墟ですが今も生活しているお宅で威嚇し続けるワンコ

あんまり吠えるので近付いてみるとクゥゥンと鳴いて後ずさり

てっぺんまで登りつめモスクのそばからボーンヤリ雲の影を望む

荷物を背負って麓までパカパカ降りてく

サハラへダッシュ！
ここからは舗装されていない道をひたすらどこまでも

荒野の真ん中ポツンと佇む四角い物体は、

トイレ。

都会にいると雲の高さや大きさを実感する事なんてなかなか

日没前にセーフ！
クサールギレンに到着し早速ラクダに乗せてもらいましょう

一緒に出かけた日本人女子コンビ

ラクダ遣いが目を離すとすぐにラクダ２号が１号にちょっかいをかける

飽きたのかラクダ遣いは女子たちへのスキンシップを試み始め、先頭を任される自分。

手綱を強く引けば迷惑そうに振り向くラクダ氏。
「ちょっと引きゃぁ分かるよ」と言わんばかり。
その通り。コツはツンっと少し合図する程度で十分以心伝心。

やっぱりラクダは賢い。

全員が黙ると完全に無音

風の音さえも砂に吸い込まれて

サハラ砂漠

「サハラ」もアラビア語で「砂漠」だから「砂漠砂漠」

デジカメのレンズに細かい砂が挟まった！
変な位置で止まってしまい妙な感じに撮影

少々の風なら防水カバーを付けなくても良いでしょうが一応お気をつけて

あくび中はけっこうワイルドな横顔

１時間弱のってローマの要塞へ
ここで暫し自由時間

その間も大人しく待機するラクダチーム

傾き始めたお日様を拝むフランス人女性

見たことがある　この風景

あ　土偶！（ごめんなさい）

急に夕陽が加速し始めました

砂漠は一気にオレンジ色に

ラクダ上が激しく揺れてなかなか上手に撮れません

サハラに沈む夕陽

ラクダ遣いのアリもひと時立ち止りみんなで夕陽を見つめて

あっという間に沈んでしまった

サラサラのサハラ

クサールギレン内にあるテントに泊まるつもりが朝晩のあまりの冷え込みに断念

急きょ４つ星ホテルのパンシアに変更…これまでに泊まってきた宿と宿泊代が一ケタ違いました…

高いのも納得

一見ただの大型テント
しかし室内はエアコン完備の超快適空間！

トイレもあります（他のテントホテルはシャワーWC共用）

しかしここの最大の難点はテントごとに設置された発電機が結構な大音量で夜通し頑張るのでうるさい（と贅沢な文句を言う）

この旅行記へのコメント （4）

• ようこさん 2013/09/23 22:05:24

  紹介してください

  私もチュニジアには行ったことはあるのですが、そのときは砂漠のテントに泊まれませんでした。それから、パラグライダーにも乗りたかったのですが乗れませんでした。また、いいガイドさんに出会うのも、難しそうなので、もしよろしければ紹介してください。

  DONさん からの返信 2013/09/23 22:37:15

  RE: 紹介してください

  自分もすったもんだして何とか泊まれたものの、よりによって曇り空。砂漠に寝転がって満天の星を見上げたかったのに…という事でまた行こうと企んでいます。自分がお世話になったドライバーのRabehはべったりガイドしてくれる訳じゃないけど、親切で世話好きで終始ニコニコしてて、良い旅の相棒でした。再訪される際は紹介しますね。

  ようこさん からの返信 2013/09/23 23:41:22

  Re: 紹介してください

  早速の返信ありがとうございます。私が、サハラに行った時はちょうど砂嵐が起こってしまい大変でした。次回は絶対パラグライダーに乗ってテントにも泊まりたいと思っています。ドライバーガイド

  ようこさん からの返信 2013/09/23 23:43:51

  Re: 紹介してください

  も信頼できる人だったら最高ですね！年末年始に行けたらいいなと思っています。ありがとうございました。