![ひょんなご縁で初めて和歌山へ足を運ぶ事となった。<br />ご縁とは凄いもので、こんなきっかけがなければ和歌山へ足を運ぶ事がなく人生を終えていたのかもしれない。<br />せっかく訪れるのだし、と和歌山への旅路計画を練りだすと、こんなに素晴らしい所なのかと驚きの連続が待ち構えていた。<br /> 知れば知るほど、和歌山の自然は「凄い」なんて言葉では語れない。<br />ちょっと虜になってしまった。時間をかけてまた行こう。<br /><br />紀伊半島南部。荒々しい日本の自然の歴史が、ここに軌跡を残す。<br />美しさと共に壮大で時に厳しい人生を物語っているようだった。<br /><br />紀伊半島南部は地図からでは分からないものが盛りだくさんですから、ぜひ下調べを十分にすることをオススメします。(4travelも大活躍)<br />ここは自然をそして日本を体感するには良い所だと思います。きっと想像を絶する旅が待っています。<br /><br />今回は福岡発4日間で奈良~和歌山~大阪~神戸とハードスケジュールの中、一部一人旅&途中大賑やか団欒旅でして。<br />ご案内して下さった関西の饒舌マダムご夫婦やそのご家族、佐賀から一緒に巻きこんでしまったTさんのおかげで とっても充実した旅路となりました。<br /> 本当にご縁とは素晴らしきものだと実感した旅でした。感謝。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/44/57/650x_10445769.jpg?updated_at=1272295384)
2010/02/11 - 2010/02/14
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おはなぼうさん
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ひょんなご縁で初めて和歌山へ足を運ぶ事となった。
ご縁とは凄いもので、こんなきっかけがなければ和歌山へ足を運ぶ事がなく人生を終えていたのかもしれない。
せっかく訪れるのだし、と和歌山への旅路計画を練りだすと、こんなに素晴らしい所なのかと驚きの連続が待ち構えていた。
知れば知るほど、和歌山の自然は「凄い」なんて言葉では語れない。
ちょっと虜になってしまった。時間をかけてまた行こう。
紀伊半島南部。荒々しい日本の自然の歴史が、ここに軌跡を残す。
美しさと共に壮大で時に厳しい人生を物語っているようだった。
紀伊半島南部は地図からでは分からないものが盛りだくさんですから、ぜひ下調べを十分にすることをオススメします。(4travelも大活躍)
ここは自然をそして日本を体感するには良い所だと思います。きっと想像を絶する旅が待っています。
今回は福岡発4日間で奈良~和歌山~大阪~神戸とハードスケジュールの中、一部一人旅&途中大賑やか団欒旅でして。
ご案内して下さった関西の饒舌マダムご夫婦やそのご家族、佐賀から一緒に巻きこんでしまったTさんのおかげで とっても充実した旅路となりました。
本当にご縁とは素晴らしきものだと実感した旅でした。感謝。
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ JR特急
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強行スケジュールでも、一人、串本まで足をのばした理由はこれ。橋杭岩。
串本駅から国道42号沿いに車で少し進むと到着。
一列に岩が整列していて、自然がつくった不思議な光景。それぞれの岩には名前があると聞いた気がする。
初めてこの風景を写真で見たとき、なんだろう。運命的なものを感じた。私のこの写真じゃ、伝わらないけど‥
月夜に照らされ鏡のような海面に写る橋杭岩は、そりゃもう幻想的で引き込まれてしまう。
そして後ろから朝日が昇り、シルエットの浮かび上がる橋杭岩は、さながらアンコールワットに沈む夕景を彷彿とさせる。
そんな光景を 絶対この目で見るんだと誓って目指したのです。 -
数日前までの雨予報は 曇りのち晴れに修正され‥
今回ばかりは雨女の私を憐れんでくれましたか お天気の神様!と思いきや、そこまで甘くないのが人生か
連日の睡眠不足をよそに興奮のあまり朝5時の目ざましより先に目覚め、カーテンを開けたけどまだ真っ暗
そそくさと身支度をし、暗闇に目が慣れてきた頃
薄暗い闇にボヤーッと真っ黒なシルエットが現れた
念願の「橋杭岩から臨む日の出〜」には出会えずとも、雨が降らぬだけ良し。
翌日は絶好のお天気だと確信があったので、わずか1日の滞在を無念がるも、次にまた来る約束を誓うことが出来たと思えば、これも縁。
次回はさらに素敵な出会いが待っているかもだし。 -
整列した奇岩の周囲にもゴロゴロと岩が転がっていて
干潮時にはここを歩いて進めます。
近くに人が寄るといかに岩が大きいかがよく分かるのですが、景色としては個人的には潮が満ちた頃が好きかな。
時は2月の朝、風に吹かれるなか、手の感覚がなくなってきたので一旦部屋に戻る。ふふふ。ちゃんとこれも想定して個人的にはかなり穴場?な宿を手配(のつもり)。
この冬時期、熊野古道は少し淋しいかしらと次回にし、この旅ここを訪れたもう一つの目的「田原の海霧」を狙う野望もあったのですが、朝霧が見れる程の天候には ちと足りず、この橋杭岩付近でもうちょっとと粘っているうちに辺りはだいぶ明るくなってきました。 -
この付近は車でなければかなり不便で、バスは1時間に1〜2本と聞いた気が‥
写真を撮っている間、旅人のような装いのおじいちゃんが、寒い中 えんえんとバス停で立っていたので、「乗っていきますか?」と声をかけようか散々迷ったあげく反対方向だったようで中途半端に降ろせないし他にもバス待ちの人がやってきたので、やや後ろめたいながらもその場を立ち去った。
でもやっぱり運転しながら あのおじいちゃんが気になってしまった。
無事に乗れただろうか。
そんな事を考えながら一枚岩を目指し車を走らせていた。
あんなに見たかった田原の朝霧を諦めてもそれでも良しと思えるほど 見応えのある風景が続々現れる。
陸の孤島というのがぴったりなこの地域
テーマは岩? 信じられない岩の光景がこの後も続く。
大岩のトンネルをくぐる前に車を止め、見上げた。
シーンと静まり返った中で、トンネルの向こうの世界にワクワク感が騒ぎ出す。 -
カーナビの指す方向がチラホラと明らかに違う事に気づく。
よし、こうなったら、もうナビは無視して(といっても大雑把なところは信頼出来たので)
いざ、野生の感?!を頼りに進む(明らかにこちらの方が頼りにならないのだろうに)
そうして途中現れた川の見事な色。
どなたかの旅行ブログで古座川の綺麗な様子を見たのを思い出した。これを見ながら進もうっと -
時間的にか場所的にか、ほとんど車も通ることのない道が続く。本能のおもむくまま存分に寄り道をする。
太陽が降り注いでくると気温もあがり、小鳥の声を聞きながら しみじみ幸せな一時をおくることが出来た。 -
ナビを無視して気ままに進んでいたら、いつの間にか目的の一枚岩にたどり着いてしまった。
出発時に表示されたナビの予想到着時刻より うんと速いんですけど・・
まぁ、結果オーライ
それにしても一枚岩 想像以上にデッカイ。
写真の手前に人が歩いているのが分かるだろうか。
大きな男性ですらこんなに小さい。
事前に色々調べた時には、それほど魅力を感じていなかった一枚岩、予想外の大きな感動 -
写真に入りきれない一枚岩を別の角度から
こちらから見ると 何だか女性的で
おっかさん てな温かみがありませんか。
1枚前の写真はシャープで男性的な印象。
しばらくぼーっと座って
大きな地球に存在しているんだなぁ。生きてるんだなぁなんて想いに浸り、この瞬間のこの空間と心地を噛みしめる -
一枚岩の前にあるお店。小さいとこだけど、絶景を眺めながら落ち着いて軽食もとれるようだった
ここのおみやげがまた可愛い。
今回は太地や勝浦まで足を延ばせなかったけど、
ここでもクジラグッズが!
自然の木の温もりが感じられる まぁるいフォルム
クジラのガラガラがすごく気に入ったのだけど、この旅これ以上物を増やせないので目に焼き付ける -
人通りの少ない道を 今度はナビにそって戻る
2月と中旬いうのにもう菜の花が色を添えていた
のどかだ。 -
道沿いに無人販売所がポツポツと点在
なんだかこの和やかな光景に
自然と にこにこ顔になっていることに気づく
ふと気付くともう10時半すぎ
急いで車に乗って再びドライブ
寄り道が多すぎるのも また楽しいのだが
位置的に進んでいない・・ -
予定では海岸沿いから北方向に進もうかと考えていたのだが、
慌ただしく回って疲れるよりか、のんびりしたくなったので、再び南下
行くつもりはなかった潮岬方面へ旅路変更
太陽がどんどん照ってきた
初夏のような暖かさになってきたので上着を脱ぐ
移動が多いこの旅、荷物をできるだけ減らそうと思い御土産もコンパクトサイズにしたけれど、尾崎の干物はかかせない‥と詰め込んでいたのを思い出す
予想外の暖かい車内にやや心配になり窓を開けた
潮岬方面に近づく程に、車窓から風がビュンビュン吹きこみだした。
いつもなら窓を閉めるとこだが、すれ違う車も少ないし、すさまじい風力にテンションが上がりだしたのでそのまま。
空に向かって1本道がのびていて すごい解放感 -
ぐんぐん上り坂をのぼっていくと
空が低い位置にあるような不思議な光景に
一人たまらないテンションにやまびこ風に叫びたくなったが坂の向こうは広い広い太平洋
声もこだましやしない -
空の上で トンビが鳴きながら弧をえがいて飛んでいる
キュゥ〜ィという鳴き声が大きくなったり小さくなったり
海の香りと音に潮風も交わり
目、耳、鼻、肌、体全体の感覚を使って まさに体感
あ、あと大事な「味覚」が足りないな、と
思わず家族御土産に買った うすかわ饅頭に手が伸びそうになった。
うわさの 儀平菓舗本店のうすかわ饅頭
朝7時すぎでもうお店が開いていたので即購入
この時、先に手をつけるのを我慢したばかりに、後々まで後悔することになる
数日後、母に全て食べられてしまおうとはこの時 思いもしなかった(涙)
「凄く美味しかったよ〜」の聴覚では体感不足‥・ -
本州最南端
私の住む九州はもっと南だし、と夢のない事を言っていたけれど、鹿児島に行った時に見た太平洋とも沖縄で見た太平洋ともまた違う趣を感じた
この石があるところは木々が多くて分からないけれど
海に飛び出た地形に立つと
船旅で360度水平線を感じた時を彷彿とさせる景色があった。
ここの景色を表現する言葉には ベタだけど
改めて地球は丸いんだって感じる海景色 -
真夏?が似合う曲がスピーカーの大音響で外に流れてくる
かと思えば、この曲も?!みたいな一昔前の音楽まで
何でもありな潮岬でした
古びた感じもそれまたイイかも -
岩も海を眺めているようだ
-
紀伊大島までを結ぶ くしもと大橋が見えた
くるっと回転した近未来っぽい橋
橋を渡る途中?か前後で 一瞬、橋杭岩の整列した様子を反対方向から臨む事が出来るのだが、運転中のよそ見やや危険 -
大島をゆっくり回る時間はないけれど、この際、一目見たかった海金剛を見に行こう。
海金剛はガイド本でも場所がやや曖昧だったのだけど、地元でもらった地図にも載っていなかった‥何故?
むろんカーナビにも現れず‥
ここで再び 野生の感!
おそらくギザギザの地形で、たぶんこの辺り〜っとナビを適当に設定する
適当なナビに従い進むうちに車は戻ろうにもUターン出来るのか?と心配になるような道となった。
さすがに野生の感の信頼度もおちかけたその時、小さな「海金剛」の文字と矢印を見つける。野生の感、まさにピッタリの場所である、恐るべし。
車を止めて歩いて進むと低木に囲まれた道が枝分かれする。迷路の様でこの感じ、前にもあったぞ。デジャブ‥
そうだ、与論島で道なき道をかきわけて海に出た時のあの感覚だ!
自然と足取りがスキップ調の小走りになる -
木々のアーチをくぐっていくと、
む!海が近いぞと鼻がヒクヒク‥
でました。海金剛!
鬼が島〜って言葉が似合うこの容貌
鋭角にそびえ立つ岩に荒々しく波がぶつかる
(けど意外と遠くてザッパーンて音はなかったかも)
きっとあのあたりに洞窟があって金棒もった鬼がいそうなんて想像が膨らむ。 -
海金剛手前の駐車場でおばあちゃんがポンカンに似たみかんを売っていた。
喉も乾いたので覗きこむと「味見してってごらん」と丸ごと一個くれた。
すごくジューシーで細胞に染みわたるようだったので、思わず一袋下さいと買うと、「ほらこの大きいのも入れといてあげよう」と3つ程おまけしてくれて7個も頂いてしまった。
に、荷物どうしよう・・、とりあえずここで少し食べることにして、横でおばあちゃんが、「このあたりでしかとれないミカンがTVで放映されてからは大忙しなの」という話やら色々聞かせてくれた
次第に太陽の光の角度が変わってきたので、そろそろ発たねばと急ぐ
帰路の途中、双子のような可愛い岩の前で車を降り、また半分みかんを食べた。 -
国道42号をまたひたすら走る途中、めはりずしの旗を見つけた。
これは食べておかねば!
売店に入るとお昼の時刻はだいぶ過ぎていたからか、「めはりずし」の商品札とからっぽの籠だけが並んでいた。
「もうないんですか?」とショックで涙目の子犬のような眼差しで訴えてしまったのか
店員さんが、ちょっと待っててと奥にかけていくので、その後ろを従順な子犬もどきでついて行った。
2個買い、「あ、お箸もらえますか?」と聞くと「これはお箸じゃなくて手でつかんで豪快に食べるのが醍醐味よ。一緒におしぼりがついてるから」と教えられた。
そういえば大きな口をあけて食べる時に、まん丸に目を見開いて食べることから めはりと名付けられたという風にも聞いた気が。 -
海を眺めながら車内で、めはりずしを ほおばる。
これぞ一人旅万歳な気分になる。
醤油だれがしっかり染み込んだ高菜の葉っぱでくるんだオニギリ。
ごはんにも醤油の味がちょっぴり染み込んで美味しい。
店員さんの言うようにほおばったら、しょうゆだれがポタポタと。
これはおしぼり1枚では足りませんでした。 -
腹ごしらえして再び国道をひた走る
途中夫婦波スポットに立ち寄る
意外と見過ごしてしまいそうな場所
外階段をのぼって建物の2F屋上へ
あ、ほんとだ。太平洋からやってくる波が小島というか小岩をまわって左右両方から流れ込みぶつかる
いつも 波って不思議だなぁと見入ってしまう
毎回違う形になるところに何故か惹きこまれじーっと見ていると刻々と時が流れていく。
これと同じ不思議を感じるのがヤカンから出る湯気とか、沸騰して湧き出る気泡とかの不規則さ。
これを言うといつも「あんた暇人ね」と言われてしまう。 -
白浜に到着し、レンタカーを戻す時刻まで 小一時間を切れども最後の一巡り
三段壁は近くを通り過ぎるだけにして千畳敷へ向かう
途中で緑石発見。
和歌山城は天然の緑石が使われていると聞いた
これか〜!
何だか色を塗ったようだが、これが自然の色だとは! -
千畳敷に立つ
何だか大理石の床のよう
これまたマーブル模様の不規則な流形に しばし陶酔 -
一人旅では自分の写真がほとんどない
せめて自分の影をこの景色に入れて撮る -
探したら化石とかでてきたりするのだろうか
石が柔らかいので落書きが多く、雰囲気を損なうのがとても残念 -
樹木の年輪のようなマーブル模様の地面
水に油絵の具を流したみたい
砂岩が長い年月の間、波に浸食されて出来た岩畳だそうだが、そう聞いてもイマイチ成り立ちが理解できていない。
こんな模様の岩畳がだだっ広く広がっている -
レンタカーを戻し、高速バスに揺られ大阪へ戻る
今夜は梅田で 奈良を一緒に回ったTさんの誕生日祝いが密かに計画されているのだ。
バスの窓から夕日が差し込んできた
こりゃ今頃きっと夕日に照らされた円月島が素晴らしいに違いない。それはまた次回の夢と楽しみにして、うとうとし始めた。
心配していたバスの揺れもなく、安らかに眠れそう‥
というか、ん?バス揺れなすぎ?
車内アナウンスで大渋滞のため到着が2時間遅延と知らされる。ひぃぃ
幸い?本日結婚式に出席中のTさん御一行も式がおしたそうで、集合は丁度同じタイミングに。
夜景が最高な 梅田のヒルトンインターナショナル最上階のバーでサプライズだかハプニングだがのハチャメチャなお祝いをして この旅3日目、充実度120%で終える。
続く4日目は お世話になりっぱなしの関西人ご夫婦とTさんと4人で神戸に。白鶴酒造や北野坂、北欧雑貨のお店に立ち寄ったり中華街で食べまくったり、これまた充実した最終日でしたが、なんせ写真がない‥ので今回の旅日記はここで終わり。 おぉこりゃ長い日記となりました。見てくれた方ありがとう。
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