2009/09/19 - 2009/09/23
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mas98765さん
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次は、ファテープル・シークリーに行きます。ムガル帝国第3代皇帝アクバルが一時的に築いた都の跡です。アクバルは、なかなか世継ぎが生まれないことに悩んでいました。ある時、ここに住む聖職者に相談したら、直後に息子(第4代皇帝ジャハンギール)が生まれ、喜んだアクバルは首都をこの地に移転させ、壮大な都を築きました。しかし、水不足によりたった14年で廃墟となってしまいました(水不足が原因ではなかったという説もあるようです)。ここも世界遺産に指定されています。モスク地区と宮廷地区に分かれています。モスク地区にも見所が多いのですが、今回は宮廷地区のみ訪れました。最初に出くわすのが、ジョド・バーイ宮殿です。本によれば、アクバルが息子ジャハンギールの妃ジョド・バーイのために建てた宮殿です。(確かガイドさんは、ジョド・バーイはアクバルの妃の名前だと言っていました。アクバルには妃が3人いましたが、息子を産んだジョド・バーイが特に大好きで、ヒンドゥー教徒だった彼女のために、ここにヒンドゥー寺院を作ってあげました、と説明していました。)全体的にヒンドゥー的なデザインになっています。中は四方を囲まれた空間になっていて、右側に北側宮殿、左側に南側宮殿、正面にヒンドゥー寺院が見えます。写真は北側の宮殿です。宮殿の屋根は青タイルで覆われています。
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これは南側の宮殿です。
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これはヒンドゥー寺院です。
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これはミリアムの館です。ミリアムはアクバルの奥さんの一人です。現地で買った本によればヒンドゥー教徒でした。(ガイドさんは確かキリスト教徒だと言っていました。)この写真では分かりませんが、小さな二階部分があります。
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ミリアムの館の中だったと思いますが、確かではありません。アクバルは様々な宗教を取り入れたので、それらが混じりあったデザインになっているとガイドさんが説明していました。
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アクバルの別の奥さんの館だったような気がしますが、確かではありません。
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(確か)上の写真の建物の中は、このようになっていて、
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このようなレリーフがあります。木に何羽かの鳥がとまっている様子です。アクバル帝は様々な宗教文化を取り入れたので、鳥の顔が描かれていましたが、後に第6代皇帝アウラングゼーブが偶像崇拝はダメだと言って顔を消してしまったそうです。この人は、タージマハルを建てた第5代皇帝シャー・ジャハーンを幽閉した人です。
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この建物のところには、バラモン(お坊さん)が座っていて、その言葉が政治に影響力を与えたそうです。
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建物が連なっているところの東側に、南北に開けた広場があります。その南側に、このような四角い池があります。チャー・チャーマンと呼ばれる貯水池です。真ん中に四方からアクセス出来る舞台があって、ここで皇帝が休んだそうです。当時ファテープルシクリには、あちこちに井戸があって、十分に水があったという説もあります。
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南北に細長い広場の西の真ん中辺りに、パンチ・マハルという建物があります。壁のない五階建てのユニークな建物です。柱と床だけで出来ていて、まるで建築中の木造の家のようです。上の床ほど小さく、頂上にチャトリ(小塔)がのっています。これは、五重の塔の原型だそうで、ネパールや中国に伝わった建築様式が再びインドに戻って出来たものらしいです。アクバルが奥さんたちと過ごすレクリエーションの建物だったそうです。今回、ファテープルシクリで楽しみにしていた建物の1つだったのですが、あいにく逆光で、うまく撮影出来ませんでした。
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北側からも写してみました。この位置では、先ほど見たチャー・チャーマンという貯水池が左奥に見えます(この写真には写っていません)。やはり逆光です。右側に回りたかったのですが、今回のガイドさんは、写真撮影のことなどおかまいなしに、どんどん説明して行ってしまったので、断念するしかありませんでした。この建物を写すには、太陽の位置に注意して、ツアーの場合は先回りするなどして、きれいな写真を撮影しましょう。
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パンチ・マハルの東側(すぐ上の写真だと左側、その上の写真だと背中側)に、パチシ・コートと呼ばれる場所があって、四角く升目が描かれています。アクバルはここで、色分けした人を駒にしてパチシという、チェスのようなものをさせ、上から眺めて楽しんだそうです。1ゲームの終了に3ヶ月かかることもあったらしいです。
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細長い広場の北側に、小さめのこのような建物があります。ディワニ・カースという名前の建物です。貴賓謁見の間ともいいます。宮廷地区の政務部分でした。2階建に見えますが、内部は吹き抜けになっていて、平屋です。中に入ると、
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真ん中に、高さ7mの立派な柱が立っていて、房のように彫られた飾りがあります。木彫りのように見えますが、全て石です。肝心な柱の部分は記念写真や動画にしか写っていませんでした(ここでは公開しません)。かなり小さい部屋なので、隅の位置から撮影しないと、房と柱の両方が入らないようです。
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違う角度からも写してみました。4つの橋によって周囲から柱の上に渡れるようになっています。この柱の上にある玉座から、王が部下に命令を下したり、貴賓を迎えたりしたらしいです。
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ディワニ・カースのところで写真撮影をしていたら、置いていかれてしまいました。追いかけると、細長い広場の東側の出口にいました。この付近に、ディワニ・アームという建物があります。一般謁見の間ともいいます。出口から振り返って撮影します。
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これで、本日の観光は終了です。また数時間かけて高速道路を走り、ジャイプルという町に行きました。夜になって、ジャイプルに到着。この日は、マハラニプラザというホテルに泊まりました。昨日と一昨日に比べると、とてもいいホテルでした。ホテルの食事(バイキング)もバラエティに富んでいて、味も悪くなかったです。(今回このホテルに泊まったのはわたしだけで、ツアーの他のみなさんは、「マハラニプラザ相当」の数箇所のホテルに振り分けられました。そのうちの一人が、ホテルの食事に見事あたって、翌日大変な目に遭っていました。)
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