湖南・広西の旅（９）～漓江徒歩游～

2009/12/26 - 2010/01/04

漓江と言えば「漓江下り」が有名ですが、今回は興坪から楊堤までの漓江沿いをハイキングしました。「漓江徒歩游」としても知られているルートです。天候は生憎の雨でしたが、田園風景の周りに広がる山紫水明の水墨画の世界を味わうことができました。

エリア 中国

歩いたルートは、まずは興坪から橋を渡って漓江沿いの東岸を北に進みます。そして九馬画山のふもとにある冷水渡口で渡し船に乗って西岸に渡り、漓江西岸を北に歩いていきます。田園の中や村の間を進みながら歩を進めていって、全家州渡口から浪石渡口まで再び渡し船に乗って東岸に渡ります。そして漓江沿いを歩いて楊堤へ船で渡って終了です。雨も降っていたので所要６時間もかかってしまいました。

この日は生憎の雨。せっかく漓江沿いのハイキングを楽しみにしていたのですが、出鼻をくじかれてしまいました。１０時ころ、レインウェアを上下着込んだトレッキング仕様で出発しました。まずは興坪の港の北側にある橋を渡ります。

橋からの漓江の風景。投影した奇峰が実に美しいです。

奇峰に囲まれた小道を北に進みます。

奇峰のふもとの中学校。

天に屹立する奇峰。

漓江の風景。

このあたりは２０元紙幣の裏側にある風景のはずですが、残念ながら霧に煙ってよく見えません。

車道を少し歩いてから漓江の川岸まで下りてきました。

双子のような奇峰。

小石混じりの河原を歩いて進みますが、足をとられて滑りそうになるので、河原歩きは止めにしました。

田畑の間を縫って車道に戻ります。

車道は未舗装のため水たまりが数多くあり、非常に歩きづらかったです。

民家。

農村で未だに残る共産党のスローガン。

黄布倒影で見られる岩山。

道沿いに柑橘系の果物が数多く栽培されていました。

冷水渡口の渡し船に乗って対岸に渡ります(４元)。

冷水渡口のそばに九馬画山がそびえています。

九馬画山の大絶壁。

異様にとんがった奇峰。

道沿いで草を食む牛。

田園風景の向こうに広がる奇峰群。

漓江に下りてきました。雨の降る中、ここで立ちながら行動食をとりました。

再び車道に戻り漓江沿いを北に向かいます。田畑が開けたところで、車道から田畑の間の道を抜けて歩いていきます。

農道から臨む奇峰群。

雲に煙る奇峰群。

みかん畑と奇峰群。

鄙びた一軒の農家。

巨大な岩山。

滔々と流れる漓江と奇峰群。

ここからは道も急に狭くなってきました。

さらに北へ向けて進みます。

田園の中の小道と奇峰。

屋根から湯気を立てている家屋。

みかん畑と奇峰群。

とある村に入りました。

文革のスローガンがそのまま残されています。

村を歩いていると、おばさんに船に乗っていくように声をかけられました。ここから先は道がないようなので、この渡し船に乗って浪石渡口に向かいます(５元)。

渡し船からの漓江の眺め。漓江沿いを歩いてきたので、船からの写真はこれくらいしかありません。

浪石渡口。

浪石渡口からは、漓江沿いの堤の上を歩いて進んでいきます。

漓江に投影する岩山。

浪石村に入りました。

浪石村と奇峰。

浪石村は古い建物が残された漓江沿いの静かな村です。

村の門と小道。

浪石村の小道。

浪石村の共産党支部。共産マークが泣かせます。

楊堤まであともう少しです。

途中おばさんの勧誘に会い、竹筏で楊堤まで向かいます(１０元)。この筏で興坪までのクルーズの勧誘にあいましたが(７０元)、こんな軟い筏で漓江の本流を２時間も乗るのは少々怖かったので、乗るのは止めました。

楊堤にようやく到着。通常所要4.5時間のところを、６時間もかかってしまいました。バスで一旦陽朔に戻り、興坪まで戻って荷物を受け取って、再び陽朔に戻りました。バスの移動がとてつもなくロスでしたので、少々頼りなくても竹筏で興坪に戻っておけばよかったと後悔しても後の祭りです。