2009/04/01 - 2009/04/10
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amefuriさん
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10日間でチェコ、オーストリア、ハンガリー、ポーランドに行ってきました。
7日目は引き続きブダペスト観光。
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7日目。いつもと変わらず6時起床。
今日は引き続きブダペスト観光ですが、夜は寝台列車でクラクフへ向かうため、宿はチェックアウト。
そのためだいぶ重くなったバックパックを背負いながらの観光です。
疲れがたまってきて眠い目をこすりつつ、昨日スーパーで買った材料でパン作り。
1つだけ食べて、2つはジップロックで保存。
旅先でのジップロックはいろいろ役立つので常に持って行ってます。
ちなみに今日以降、プラハに戻るまで食事内容がショボくなります…笑。 -
チェックアウトしようと思ったら受付に誰もいなかったので、置き手紙とカギを残して出てきました。
オートロックだし盗られたりしない、よね……?
7時半前に宿を出た理由はただ一つ。8時から国会議事堂見学チケットが発売されるから。
国会議事堂はガイドツアーでしか入れず、英語は10時、12時、14時の3回。
事前の予約は受け付けていないので、当日議事堂に行ってチケットを買うしかありません。
ハンガリー政府のHPを見たら1回のツアーは定員50人とあったので、これは朝一で買いに行かないといろんなスケジュールがズレる!と思い、眠くても何でも早くに出たわけです。
議事堂へは地下鉄2号線、Kossuth Lajos Ter駅下車すぐ。
出口を出たら議事堂が存在感溢れる感じで建っているので絶対に迷うことはありません。
ドナウ川とセットで見なくても美しい国会議事堂。
365の尖塔があるらしいです。
お花も今が季節なので議事堂の横で咲き誇っていました。 -
チケット売り場は正面から見て右側なので、そこまで歩いていくとプラカードが立っており、既に並んでいる人が…。
小学生の団体まで並んでいて、10分前にして「出遅れたか!?」と焦ったのですが、団体は後に団体用のところに連れて行かれたので、だいたい7〜8組目だったかな?
ここで一つ書き記しておきたいのが、チケット販売の効率の悪さ!
8時から開始はいいんですが、議事堂の周りにはぐるーーっとロープが張り巡らされていて、かちっとした軍隊風の警備員さんが監視しています。
プラカードのあるところはロープが外れるようになっていて、警備員さんがチケット購入希望者の出入りの度にロープを外したり戻したり。
国会議事堂に変な奴が容易に入れないようにしてるんだなってのはわかるんですが、1組入れてロープ閉める、前の人が戻ってきたら次の1人を入れてロープ閉める、の繰り返し。
なんで一組ずつなの!?!?!?効率悪すぎ。
しかもロープからチケット売り場のドア(ローマ字の10番)まで100mくらいあるので、行って帰ってくるのに結構時間かかるんです。
一気に何組か入れてしまえばいいのに…とじりじりしながら待っていたらようやく私の番。
ちょうど前の人も1人だったので、私も一緒に入っていいよという仕草をされ、2人で通ったらロープ閉められました。
10番ドアに入ると、ロープ出入りの効率の悪さよりもっとびっくりして目が点。
チケット売り場がたった1つしかありません。
ガイドツアーの定員が1回50人で、英語以外にもイタリア語、フランス語、ドイツ語があり、単純計算しても平日は最大400人の人が来るはずなのに、たった1つのレジ!?信じられない…
レジのおばちゃんはテキパキしてたけど、これが未だ残る社会主義時代の効率の悪さか…と朝から愕然。
国会議事堂はかなり人気あるので、観光客がたくさん来ることも予想できるだろうし、余計なお世話だとは思いますがもっと受付増やしたらどうなんでしょう。
ロープでいちいち1組ずつ区切ってちょろちょろしか入場させなかった理由もとチケット売り場を見た後では激しく納得できました。
大量に入れたところで待たせる場所もないんです。
中でも3組分待って、ようやく購入できました。学生は1320フォリント。大人は学生の倍。お金かかります。
はぁーーーびっくりした。政府管轄の建物なのに、まさかこんなに非効率な仕組みで回っていたとは。
帰りもロープ開けてもらって、ガイドツアー予約は無事完了。
買うまでに20分もかかっちゃったよ。なんなの、もう。
(上)正面から見た国会議事堂。
(下)議事堂の横にある広場。ハンガリー独立戦争を指導したコシュート・ラヨシュの像があります。 -
予想より時間を取られてしまいましたが、10時からのガイドツアー前に聖イシュトバーン大聖堂を見学します。
国会議事堂付近を走っているトラム2番に乗車し、くさり橋前で降り、105番バスに乗り換えて近くまで行きました。
2番はドナウ川沿いを走るトラムなので眺めがよくて好き。
イシュトバーンは大通り沿いに建っているのですが、道路にはおしりを向けている感じで、正面入り口には回りこむ必要があります。
入口の前はでっかい広場になっていました。
聖イシュトバーン大聖堂。長方形の土台の上に塔が2本、真ん中にはドーム。
広場は朝早いのでまだ閑散としています。 -
中は無料で見学できます。
何時から開いてるのかわからなかったけど、9時前後には入れました。
(上)大聖堂前の広場の模様も凝ってます。
(下)大聖堂内部。意外と質素だった外見に似つかわしくない中の派手さにびっくり。
中央の祭壇には初代国王イシュトバーンの右手が収められているらしい…。 -
1790年にハンガリーに自治権が認められ、その記念に建てられた大聖堂だそうです。
建築家はネオ・クラシック様式にしたので外観はゴシックの教会と比べれば控えめ。
内部は別の建築家がネオ・ルネッサンス様式を取り入れ、大理石、金を多用したのでものすごく豪華絢爛。
こんな写真1枚でも目がチカチカするでしょ?(笑)
中欧のドーム部分です。細部にわたって絵が書かれ、細かい装飾が施されています。 -
これ以上はロープがあって入れないので無理やり収めたパイプオルガン。
正面からきちんと見てみたかったなぁ…。
大きくて存在感のある大聖堂だけど、まさか中がこんなピカピカだとは思ってなかったのでインパクトが大きかったです。
人もまだ少なかったので、歩くとカツカツ音が響きそうで、泥棒のようにコソコソ歩いたのも良い思い出。笑
主聖堂ドームが展望台になっていて上がれることは後から知りました。
知ってたらエレベーターらしいし絶対登ったのに〜〜!>< -
大聖堂を見学後、ウィーンで書いて出してなかった絵ハガキを出しに、大聖堂の隣にある郵便局に。
あらかじめ書きだしておいたハンガリー語を暗記し、窓口へ。
「レーギポシュタヴァル(エアメールで)、ヤパーンバ(日本まで)」
カタカナ発音でも通じました。まぁハガキに赤ペンで「JAPAN」ってはっきり書いてたけど。笑
切手代を言われてもわからないので、おばちゃんが貼ってくれている切手を覗き見て計算。
海外で、英語じゃない国で絵ハガキを出すのは一苦労ですが、届いた時にいつも喜んでもらえるので(相手は家族だし)時間があれば行く先々で出したいものです。
用事も済ませられたところで、そろそろ国会議事堂に戻ります。
何分前に来て〜ということも全く言われてないので見当がつかない…。
戻ってみるとチケット購入者の列が果てしなく伸びていてぎょっとしました。
こんな状態でもまだ受付が1つなんですね、わかります。
あちゃー…と思う一方、購入者用のプラカードの隣には入場者用のプラカードが立っており、20分前くらいからそちらの列も伸び始めました。
並ぶ前に朝作ったパンを1つだけ食べ、私も並びました。
10時になるとロープが開けられ、「はいこっち来てーー!」と若い女性のガイドさんが入口まで案内。
ぞろぞろとみんなでついていくと、「ここからは荷物をセキュリティにかけてもらいます」と言われ、狭いドアの前で順番になり、荷物をセキュリティに…
って、またセキュリティ装置が1台しかないじゃない!!
何でも1つずつしか置かないという規則でもあるのでしょうか?全てが非効率的。
だけどよく考えたらイギリスにある日本大使館もセキュリティは1つしかありませんでした。
そんなものなの?日本の国会議事堂にはいくつあるのかな?…わからない。
私は幸いかなり先頭に近い位置だったのでセキュリティもささっと通れましたが、早く通ったところで全員揃うまで結局ロビーで待たされるのであまり意味はないです。
さっさと抜けると、人が来てごちゃごちゃしないうちに写真が撮れるという点は長所でしょうか。
説明を聞きつつガイドさんについて行くんですが、大きな声で全員に聞こえるように喋ってくれるガイドさんで当たりでした。
何人いたかはわからないけど、MAXの50人近かったんじゃないでしょうか。
かなりのお客さんがいたので大きな声で喋るのは当然としても、英語も聞き取りやすい発音で◎。
議事堂の内部は外に負けず劣らず豪華です。
赤い絨毯、大理石に金張りのアーチ。
どこかで見たと思ったらさっき行ったイシュトバーン大聖堂の中にそっくり。
(上)今すぐにでも舞踏会が開かれそうな雰囲気。
ドレス姿じゃなきゃ歩いてはいけないような気分にさせられるホール。
(下)神聖ローマ帝国から預かった王冠。
レプリカはマーチャーシュ教会に置いてあります。 -
天井まですごいです。
白飛びしていますが、ステンドグラスのようなきれいな色ガラスが埋め込まれていました。 -
青い絨毯が特徴的な部屋。
この絨毯を作ることでハンガリーの経済が活発になったそうです。
それだけたくさんの人が関わって作っていたということです。 -
ガイドのきれいなお姉さんが説明してくれているのはシガレットケース。
今は館内禁煙ですが、昔は喫煙OKだったのでみんな自分のタバコをここに置いていたそうです。
番号が振られているので、シガレットケースのある場所とその番号を覚えて区別していたんだとか。
面白かったのは、遅れてきた人がここに置かれているタバコの数で審議内容の面白さを計っていたということ。
つまらない話だと置かれているタバコが多いということですね。(笑) -
審議場。キラッキラの金張り。
写ってませんが、左右にはスクリーンがあって投票の結果などが表示されるようになっています。
国会議事堂は左右対称に作られているんですが、月曜と火曜は重要な審議が開かれているので、私たちがいない方の審議場では只今会議が進行中。
当然そちら側は見られませんが、部屋の作りは同じなので目の前の光景だけで十分想像できます。 -
天井も何もかもがキンキラ。眩しいくらいです。
帰って調べている時に初めて知ったのですが、ハンガリーのは"世界一美しい国会議事堂"と言われているらしいですね。どおりで。
それにしてもウィーンにしろブダペストにしろ、中欧には"世界一美しい"ものが揃いすぎじゃないですか?
ものすごく立派な国会議事堂にくらくらな45分でした。 -
国会議事堂を後にし、再びトラム2番に乗って終点まで。
私が泊まってた宿のあるKalvin Ter駅から5分くらいのところなんですが、そこに中央市場があると聞いていたのでやってきました。
外にマーケットのような感じで並んでいるものかと思いきや、屋内です。
市場のある建物は想像以上にでかい!
そして道路がいきなり埃っぽくて、さっきまで国会議事堂で感じていた高級で貴族っぽい雰囲気は一瞬にしてかき消され、一気に庶民的な雰囲気に包まれました。
交通量も多くて、なんだかちょっとしたアジアみたい。
中も雑多な感じのごちゃごちゃしたマーケットなのかな?と思いきや、中はすっごくきれいです。 -
生肉が吊るされたお店もあれば、おいしそうなパンやお菓子を売っているお店、パプリカばっかりずら〜〜っと並べられたお店などいろんなお店があり、1階は総じて食べ物ばっかり。
観光客ばかりというわけでもなく、新鮮な野菜や果物を求めて地元の人でも賑わってました。
私も興味深げに眺めてたんですが、1件のケーキ屋さんのケーキにどうしても惹かれ、食べたい欲求が抑えられなくなったので1個だけ買ってみることに。
(上)購入したケーキはこんなふうに並んでました。さくらんぼのケーキ。1つ110フォリント(=45円くらい)とは安い!
(下)Langosのチーズ乗せ。これに関しては後述します。
1個だけ買うなんて顰蹙買うかな…とも思ったのですが、嫌な顔などは全くされず、ハイハイと手慣れた様子で1個だけ紙に包んでくれました。
持ち運びはできないので、側にあったベンチで即試食。
意外としっとりしたスポンジにはムースというよりしっかり固まったゼリーのようなものが挟まっています。
下の段はさくらんぼのゼリー、上はたぶん…バニラ?
味はかなり甘さ控えめでおいしかったです。
日本の繊細なケーキとは全然違うけど、甘すぎないというだけでも合格点をあげたい。笑
ケーキ完食後は腹ごなしに広い市場を下から上まで隈なく探索。
1階は食材中心ですが、2階は完全に観光客向けのお土産屋さんが軒を連ねています。
食事できる場所もいくつかあって、そこには地元の人がビール飲んだりはしてましたが、お土産物を扱うお店の通りを歩くのは観光客ばかり。
お土産にはよくある「Budapest」と街の名前が入ったお皿とか、カシミヤのショールとか、ハンガリー刺繍を施したテーブルクロスとか、パプリカ粉末とかいろいろ。
ここに行けば街中でお土産屋さんを探しまわらなくても全部手に入りそうなくらい揃ってます。(値段は違うでしょうけどね)
私もちょこっとだけここでお買い物。
乗って来た飛行機のライアンエアーには持ち込み荷物1人10キロまでと決まっているので、買いこむと後々大変なことになることは目に見えています。
なるべく軽くて場所を取らなそうなものしかお土産には買えません。
いくつか見繕った後、そろそろここを出ようと歩いていたらLangosを売っているお店を発見!
Langosいうのはメニューの英語表記でDeep Fried Breadと書いてあったので、揚げパンですね。
ただし揚げパンと言っても日本のように小ぶりで厚みのあるやつじゃなく、平べったくてやたら巨大なもの。
プラハのイースターマーケットで食べている人を見かけた時からず〜っと気になってました。
ケーキを食べてから1時間も経ってないけどせっかく見つけたので購入。
写真は上に乗せているのでわかると思いますが、揚げてあるパンの上に酸っぱめのチーズがわさっと散らされていました。
お腹はあまり空いていないので2、3口かじって出来たての味がどんなものかだけチェック。
パンはカリッとしてるのかと思いきやもちもち。歯でギリギリ噛んで引きちぎる感じ。(笑)
うーん…おいしくないわけではないけど、油がすごいのと味が単調なのでイマイチ。
Langosで有名なお店もあるかもしれないので一概にLangosがイマイチというわけじゃないとは思うけれど…。
顔より大きそうなLangosを全部食べきるのは難しいですね。
食べかけのLangosはまた包みなおし、晩ご飯代わりに持ち歩きました。 -
中央市場が思ったより楽しくて、お土産をじっくり探したというのもあり、出た時にはもう1時近くに。
Lehel Ter駅にも駅名どおり、レヘール市場というのがあるらしくそちらにも行ってみたかったのですが、市場巡りで1日が終わってしまいそうなので市場は今日はここまで!
次の目的地、Vajdahunyad城へ向かいます。
ヴァイダフニャド(Vajdahunyad)城のことは全く知らなかったんですが、最初にもらったシティマップを見たら中心からそう遠くないところにあり、トラムもバスも走っているので行ってみようと思いつきました。
中央市場からだと目の前を走っているトラムに乗ってAstoria駅付近まで行き、そこから74番トラムに乗り換え。
アストリア駅で一度トラムを降りると、付近にシナゴーグがあったので写真だけパチリ。
ヨーロッパ最大のシナゴーグだそうです。
時々コンサートが開かれたりもするらしい。 -
このシナゴーグ前から74番のトラムが出ているので乗りこんでヴァイダフニャド城へ!
ただし74番に乗るとお城の周りを取り囲んでいる広大なパーク側を回って走るので、歩く距離が短くなりそうな場所を見極め、適当なところで下車。
どこまでも広がる芝生と新緑の季節に向けて青い葉をぐんぐん伸ばしている木々の並木道を抜けると、お城発見。
(上)静かな佇まいのお城。壁にはツタが絡まっていたりして、おとぎ話のお城みたい。
(下)中の一部。柱と天井装飾がすごい。部屋毎にこの模様が違うので上ばかり見て歩いてしまいました。
写真で載せた側は裏側だったので、正面まで回り込むと大量の小学生が。
遠足?なんかよくわからないけどみんなきゃあきゃあ言いながら入口へ吸い込まれていきます。
来るタイミングを誤った……。騒がれるとゆっくり見られないぞ。
どうしようかなぁと思いつつ入口を覗くと、お城というより博物館みたい。
アレ?ここ、お城だよな…?と思い、チケット売りの人は忙しそうなので入口の側でアイスクリームを売っていた兄ちゃんに聞いてみました。
そしたら確かにこれはお城だけど今は内部が博物館になっているとのこと。なるほど。
前知識なしで来るといろいろわからないですね。
時間もたっぷりあることだし、ここまで来たのでチケットを買って見学。850フォリント。
チケット売り場付近にいる監視員やスタッフの人は英語が無理なんだけど、私が入場するとハンガリー語で何か言いながら左の方を指差し。
頭に?マークを浮かべながら見てみるとクロークがあったので、荷物を預けろの意味なんだなと理解し、ロッカーへ。
先ほどの小学生軍団のものと思しきリュックや持ち物が大量にかけてあり、「こんなカギもないただのフックみたいなところに吊るしておいて大丈夫なのだろうか…」と思っていたら、スタッフの人がつかつかとやって来て、「違う、こっち。」というようなジェスチャーをしてくれ、無事鍵付きのロッカーも見つかりました。
言葉は全く通じないし、何を言われてるかもわかりませんが、こんなふうに意思疎通がちゃんと出来るんだからすごいですよねー。
世の中ボディランゲージだけでかなりいける気がしてきます。 -
ウエストポーチ1つになって身軽になったので、さっそく中を歩いて回ります。
どんな博物館なのかと思ってたら、動物の骨や剥製、畑を耕す機械が置いてあったりして自然史博物館風?
帰ってきて調べたら、農業博物館だそうです。
写真でも載せましたが鹿の角が壁一面に所狭しと掛けられている部屋があったり、モンゴルっぽい民族の住居が再現されていたり、若干退屈かもしれないけどざーっと流して見るくらいなら面白い博物館でした。
当然、お城の建物の中の博物館なので、造りは写真に載せたように天井装飾も立派で、ホールみたいな場所も白でまとめられて良い感じです。
家具などはないけれど、展示の他にお城自体も見学できるので、暇な人はここまで足を延ばしてみてもいいかも。 -
危惧していた子供たちの集団は博物館の展示には全く姿が見えず、いったいどこに…と思ったら、入口すぐの階段を上がったところにあるホールで行われているイースター展示のところに密集していました。
大きな卵型をした置物の中にクイズが書いてあったり、虫や草花に関して学べるプレートがあったり、いかにも子供が喜びそうな空間。
この子たちは全員このイースターイベントがメインで来たのかな?と思いながら、ちょろちょろしてぶつかりそうになる子供たちを避けつつ私も見学。
私の他にそんなに観光客がいるわけじゃないので、時々好奇心いっぱいの目でじーっと見られました。
そんなに見つめても私ハンガリー語喋れないし、おやつも持ってないよ……ごめん。 -
そのホールの一角では散々お土産物売り場で見た卵に絵付けをしている職人さんが!
「写真撮らせてください!」とお願いして撮らせてもらった一枚。
ろうそくの火で手元の器具の先端を焦がし?、卵に線や模様を書きこんでいます。
手作業で大変だ〜〜〜!
更にその並びには自分で卵に模様を書けるコーナーも出来ていて、600フォリントくらい出せばチャレンジ出来ました。
すっごいやりたかったけど、既に親子連れでやってる人もいたし、ハンガリー語のわからない私がコツや指示を出されても理解できないので断念。
うぅ〜〜細かい模様と書きこんでみたかったなぁ…。残念。
楽しそうなものに惹かれるのは子供と一緒なので、ここばかりに子供が集まってたわけもわかり、私もなんだかんだでしっかり楽しんでしまいました。笑 -
1階に下りたところにあるパズルコーナーでも、誰かがやりかけのパズルをちょっと埋めてのんびり。
でもこれ絶対ピースが足りていないと思います。
だって外枠を埋めるはずの、1辺がまっすぐなピースがあと1つ必要なのに、それがどこにも見当たらないんだから。 -
ロッカー(無料)から荷物を取り出し、お城を出て、別の建物にあるお土産屋さんを覗いたりしつつ歩いていると正面に入口に来ました。
(上)入口にはちゃんと門があります。本来こちら側から入るべきなのに、完全に裏から回ってきた私。
(下)お城の周りには池があるんですが、ほとんど干上がっていて、水が残っているエリアでも鳩の足首までもなかったです。
この写真で写ってる場所には少し水が残ってました。
お城をゆっくり眺め、ひなたぼっこが出来るように池の周りにはデッキチェアのようなものがいくつも置いてあって、寝そべりながら休憩。
日にそのまま当たってるととんでもないことになるので、日陰に入ってるイスで過ごしました。
休憩しつつ、次にどこに行くかプランを練る。
中心部でまだ見てないところはどこか探し、国立博物館を見に、中心部に戻ることにしました。 -
手近な場所からトラムに乗ろうと歩いていたら英雄広場という巨大な広場に辿りつきました。
ここはハンガリー建国1000年祭りのために市民が作った広場だそうです。
高さ36メートルの記念碑や、国の独立のために手を尽くした人の像がずらりと広場を囲んでいます。
近くには国立西洋美術館がありましたが、広場も美術館も通りすがりに眺めるだけで、立ち寄ることはしませんでした。
後から考えるとここの美術館に行っておけば良かったです。
スペイン絵画コレクションや有名巨匠の絵画がハンガリー最大の規模で展示されていたとのこと。
知らなかったばかりに、素晴らしいであろう絵画を見逃すとは……。 -
美術館を完全にスルーし、美術館前の通りから出ているトラムに乗って戻るぞー
…と思ったのに、トラムが思わぬ方向に進み、Dozsa Gyorgu ut駅(終点)に着いてしまいました。
よく確認せずに乗ってしまったのでこんなことに…。
実はこの駅に着く前の1つ手前がLehel Ter駅だったので市場にも行こうと思えば行けたんですが、バス停の文字が読めなくて確信が持てなかったので、そのまま乗ってました。
ここらへんから足が疲れてきて、暑くて頭もボーっとしてきて働かなくなってきてたので完全にぐだぐだです。
しょうがないので地下鉄に乗り換えてDeak Ferenc Ter駅へ。
ようやく中心に戻ってこれたものの、ここで1日券がタイムアップ!
電車のでる時間まであと5時間くらいありますが、たった5時間のためにもう1枚1日券を買うのはどうかと思ったので、ここからはどんなに辛くても自分の足だけで動きます。
Deak Ferenc Ter駅から国立博物館へは何故かわからないけど細道を抜けながら、わざわざ遠回りルートで行っちゃいました。
体力に余裕もないのに…。
地図で見ると近そうなのに、歩いてみると結構遠いんですよねー。
山道でもなんでもないただのアスファルトながら途中でヘバりそうになりつつ、やっと到着。
写真が国立博物館。ハンガリー古典様式で作られた建物の最高峰と呼ばれているらしいです。
4時頃だったので6時くらいまでここで時間を潰そうと思ったんですが、入る前にどんなものが展示されているのかパンフで確認。
…絵画よりは彫刻や昔使われていた品々がメインみたい。
特に興味のないものを見るのにお金も時間も使いたくないなぁ…と、せっかく歩いてきたのに見学はしないことにしました。
写真に写っている人のように、階段の隅に腰かけて休憩。何しに来たんだか。 -
疲れたし、行くあてものないのでカフェで時間でも潰そうと、今日の電車が出るKeleti Pu駅方面に向かって大通りを歩き始めました。
でもカフェがない!
反対車線にコスタを見かけたので おとなしくそこに入っておけば良かったんだけど、広い車線を渡るのが面倒でそのまま歩き続けてしまい…。
結局コスタしか見かけなかったし…。
ジュース飲んで休みたい…と唸りながら足を進めていたらSPAR発見!!
いつも良いタイミングで目の前に現れてくれる救世主のようです。
ありがたいと呟きながら、オレンジジュースとビスケットを購入しました。
2つ合わせても200円しません。安いな〜 おいしいな〜!
このカンパンみたいな見た目のビスケット、素朴な味でおなかにもたまって大正解。
数枚だけつまんで、あとはオレンジジュースを飲んでましたが、非常食として役立ちそうです。 -
彫刻の建っている小さな広場のベンチで30分以上休憩。
いろんな場所で休みながらじゃなきゃ移動できないくらいきつい。
誰か連れがいたらシャキシャキ歩いたと思いますが、一人旅なので気を張る必要がないのでだらだら。 -
Keleti Pu駅までは地下鉄だと2駅の距離でも歩くと相当遠いので、着くまでに別の公園でも休憩し、冷えてべちょっとしたLangosを夕食代わりにしたりもしました。
-
6時頃、駅に到着。はぁーー…やっと着いた…。
電車の発車時刻は19:53なのであと2時間近くあります。
駅で待ってようと思ったのに、駅の中にはベンチ一つなくてびっくり。
大きな駅だからベンチくらい備え付けられてると思ってました。
仕方なく外のベンチでただひたすら待つ。
(上)外で待ってた時に撮った写真。
(下)駅の中。ホームもたくさんあるし、電車の乗り入れも多いです。
駅の中ではチェスで対決しながら電車待ちしている人もいました。みんな暇なんですねー -
待ちに待って発車20分前くらいにようやく私が乗る電車のホームが掲示板に表示されました。
今回乗る寝台列車との対面です。
プラハで予約した寝台列車は安全面を考えて1等、個室を1人で使います。
(左)車内の様子。通路は細いですが、個室が何部屋も並んでます。
(右)個室の中はこんな感じ。広くないので写真がすっごい撮りづらくてこんなのしか撮れませんでした…。
本来2人部屋なので上の段にも同じように寝られる場所はありますが、この個室は私一人で使うので下だけ使います。
写真には写ってませんが、左には小さなテーブルがあり、上着をかけるフックもあります。
ベッドのそばにはコンセントもあるので充電器も使えて◎。
こういうちょっと狭い空間は好きなので、居心地が良くて、乗り込んですぐに完全リラックスモードに。
行く前、寝台列車の怖い噂ばかり聞いて、一体どんな恐ろしい列車なんだとビビってたんですが、乗り込んでみると普通ですね。
1車両に1人車掌さんがいるんですが、私の個室があった車両はたまたま女性の車掌さんでそれも安心感があって良かったです。
この寝台列車は3カ国通過してポーランドのクラクフに入るので、夜中に何度もパスポートチェックがあるのを覚悟で早めに寝ました。
当然、扉はカギとチェーンでがっちりロック。
明日の朝無事にクラクフに着けるよう祈りつつ、電車の揺れで心地よく眠りについたのでした。
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