2010/01/15 - 2010/01/16
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Krisflyerさん
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サイード・ゼーナブから東へ向かって歩くこと1時間、シタデル前の広場へと出る。この広場を取り囲むようにして、いくつかのモスクが建てられている。
そしてシタデル、カイロ観光では外すことの出来ない重要な遺跡。ずい分古く作られたはずだが、オスマントルコ統治時代にかなり建築物が豪華に建てられた様だ。
とりあえず朝8時から開いているので一番に行けば人が少なくて良い。ただし入口はえらい遠回りをしないといけないので、正直疲れる。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 株式会社IACEトラベル
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●ムハンマド・パシャのモスク
マムリク様式のモスクで、1567年に完成。建造したムハンマド・パシャはオスマントルコ統治時代の政治家であった。 -
モスク内部の内装。明かり取り窓の上の天井部分には軒蛇腹による装飾が見られる。天井のアーチ装飾はマムリク様式の特徴でもある縞模様。
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こちらがメッカの方角に向いたキブラの壁。右側にわずかにミハラブとミンバールが見られる。カイロに有る他のモスクに比較してかなりシンプルなつくりである。
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●アミール・アクールのモスク
Qanibay El-Sayfi(El-Rammah)によって設立。ミナレットの頭部は2つの頂華による装飾が特徴。ドームにはアラベスク模様の装飾が有り、角は白百合の装飾となっている。この土地は傾斜していた為、ファサードの端にサビール・クッタブを置くことによって解決。 モスクの右手にはEmir Qanibayの廟が有りシェイクがコーランを奏でたホールへと続く。 -
♪♪♪===========シタデル============♪♪♪
シタデルとは城塞という意味であるが、このカイロのシタデルは砂漠の英雄とうたわれたサラディンによって建てられた。同時期英国には獅子心王と呼ばれたリチャード王がおり、十字軍を率いたリチャードとサラディンはそれこそ死闘を演じた。その後2人は和解したが、その十字軍と戦う為の拠点として1176年に建てられたのがこのシタデル。
その後カイロの統治者達によって徐々に建築が継ぎ足され、オスマン朝にその芸術が花開いた。
写真はサラフッディン・アイユービ広場から見たシタデル。広場に面している門はアザブ門と呼ばれている。向こう側に見えるミナレットとドームはムハンマド・アリのモスク。
でもシタデルの入口はここでは無い。残念!! -
●ガバル門
こちらが現在の入口。長い坂道を登り切るとチケット売り場が見えてくる。右手には観光ツアーで楽して来やがった人たちのバスが止まっている。 -
ここが入り口部分です。朝8時の開門前になると、気の早い観光客が既に並び始めている(自分も含め)。
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入口から入って行くと、この様に高い防護壁が延々と続いています。向こうに見えるのは入口の向こう側にあるムカッダムの塔。
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真っすぐ壁沿いに歩いて行くと「南の丸」に到達します。そこから右手を見上げると、この様にムハンマド・アリのモスクがそびえたっています。
とりあえずここを右折してモスクの方へと向かっていきます。 -
●新門(ガディド門)
またまっすぐ歩いて行くとこの門へと到達します。ここから先は閉じているので入れません。 -
●ムハンマド・アリ・モスク
そして後ろを振り返るとこの様にそびえたっています。こちらはモスクの横側から見上げたところ。イスタンブールにあるアヤソフィアに似ているが、それを真似て作ったから致し方ない。こちらの方が随分新しく1857年の完成。
マムリクともオスマンとも違う建築様式。外から見るとトルコ様式の大きなドームを小さな4つのドームで取り囲むように出来ている。 -
礼拝用の中庭から入ると、この様な巨大な中庭が目に入る。同時に6,500人収容出来るらしい。
中庭の真ん中には沐浴用の噴水が置かれているが、両サイドを葉模様で装飾されている。 -
中庭はこの様なアーチ天井の柱廊式回廊で三方を囲まれている。
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回廊のところどころの天井にはこの様なドーム模様が施されているのも見える。
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モスクの時計は19世紀前半にLouis Philipより提供されたものである。
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入口横にはMohammed Aliの大理石の象嵌細工の霊廟が有る。
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中央の中庭のドーム天井は描画による装飾が見られる。これらドームには神やカリフの名を現した紋章で内側から装飾されている。
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●ナシール・ムハンマドのモスク
新門からムハンマド・アリに向かう道沿いに有るもう1つのモスク。シタデル内部では古い建築であり、王家の為に1330年に建てられた。
写真は道路沿いに面している正面入り口側であるが、ミナレットは1本しか無い様に見える。実はもう1本は逆側にもう1本建っている。
出来るだけ遠くまで広くコーランの声を聴かせる事が出来るようにとの事でこの様な設計となった。 -
北西に面した正面玄関からミナレットを見上げた様子。玄関ホールの半ドーム天井には鍾乳石模様の装飾が施されている。
ミナレットは各層毎に異なる幾何学模様の装飾が入り、層の境目には透かし彫りの手すり付きのバルコニーが有る。 -
正面玄関を入ると巨大な青天井の中庭に出る。この中にはには最大5,000人もの参拝者を収容出来るというからそのサイズの程が判る。
中庭はアーチ型のバウルト天井を持つ回廊で囲まれている。 -
回廊の天井はこの様な感じになっている。半円形アーチは茶色と白のだんだら模様のブロック装飾が有る。同じような装飾はスペインのアルハンブラでも見られる。
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●警察博物館
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●牢獄の跡
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●スレイマン・パシャのモスク
オスマン様式による建築。
これにてシタデル内部の観光は完了。ここからシタデル周辺に点在するモスクを回ってみよう。
♪♪♪=======シタデルはここまで========♪♪♪ -
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●スルタン・ハッサンのモスク
1361年の建築。バフリ・マムリク様式。スルタン・ハッサンが謎の死を遂げた後、このモスクが完成した。 -
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モスクの中庭の様子。真ん中にはオスマン時代におかれた洗面設備が有り、それを取り囲むようにアーチ回廊が伸びている。
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ミハラブとミンバルが設けられたキブラの壁。この壁の横の扉からスルタンハッサンの廟へとつながっている。
ミンバルは特に象嵌細工が素晴らしい。 -
廟内の様子。中にはハッサンとその息子が葬られている。扉は金銀の象嵌やThuluthの碑文で装飾されている。
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廟内にもキブラの壁とミハラブが置かれている。
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ハッサンが収められている石棺。大理石で出来ておりコーランの碑文が入っている。
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●アル・リファーイのモスク
スルタンハッサンモスクと隣接して建つモスクで、1915年の完成。こちらは随分と新しい。ネオマムリク様式で建てられている。
Princess Khushyar (Ibrahim Pashaの妻でKhedive Ismailの母)による設立であるが、彼女とHussein Pasha Fahmiの死により建築はストップし、海外の建築家Max Herz BeyがHusseinのデザインを元に完成させた。 -
入り口は2つ有るが、現在使われているのはスルタンハッサンモスクの入り口と向かい合っている、南側の入り口。アーチ天井はこの様に見上げるほど高い。
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