2009/01/16 - 2009/01/23
1129位(同エリア1442件中)
amefuriさん
- amefuriさんTOP
- 旅行記135冊
- クチコミ0件
- Q&A回答3件
- 210,344アクセス
- フォロワー3人
8日間でフランクフルト→ニュルンベルク→ミュンヘン→ザルツブルクと周りました。
5日目はミュンヘンからザルツブルグへ移動。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
PR
-
5日目にしてオーストリアに突入です。
ジャーマンレイルパスはドイツ国内を自由に回れるチケットですが、オーストリアのザルツブルクまで範囲に含まれています。
当初の予定はケルンなど別のドイツの都市を回って、ドイツ国内だけで収めるつもりでした。
でもせっかく国境越えて別の国に行っていいって言ってるんだから…と、急遽旅立つ前日にオーストリア行きも決定!
ウィーンまではいけませんが、とりあえずのオーストリアを味わおうという魂胆です。
しかもザルツブルクはモーツァルトの生まれ故郷!!
一応音楽家の娘でピアノが趣味の私としては行ってみないわけにはいきません。
いきなり決めたわりにはノイシュバンシュタイン城の次に楽しみにしていました。(笑)
やる気に満ち溢れつつ起床し、まずは朝食。
初日に書き忘れていましたが、ここのホテルの朝食は何がいいって、たくさんあるハムの中に生ハムがあること!!
「生ハム食べ放題!!」といつも1つのパンに2〜3枚重ねて乗せるという贅沢をしていました。
貧乏人なだけ…?(笑)
ちなみに実際に朝食べたのはレタスの下に隠れている小さくて薄い食パンで、右のパンはまた作り置きしてカバンの中へ。
このビュッフェスタイルにはホントにお世話になってます…。
ご飯を食べたら3日間泊まったホテルをチェックアウト。
駅で何枚か駅の写真を撮って、ザルツブルク行きの電車に乗り込みました。乗り換えはなし!
座席は6席(向かい合わせになっているので、3席ずつ)で一つの部屋のように分かれていました。
ハリーポッターの車内のような感じを思い浮かべていただければ。
…写真を撮ろうと苦心したんですが、廊下が狭くて、一部屋全部をきれいに収められませんでした。
私の他にはその部屋には誰も入ってこなかったので、安心してガン寝。
車窓からの風景を楽しむべきなんでしょうが、いつも着いてからの観光に全力なので、体力温存のために寝てしまいます。
しばらくして目が覚めると、外は雨+雪が降ってる〜〜〜><
天気に関してはどうしようもないので、雨模様を憂いながら乗ってたらザルツブルクに到着しました。
…あれ?私、国境越えたんだよね?(´v`)??
車掌さんにいつも通りジャーマンレイルパスを見せた以外、何にもなかったんですけど…?
別にザルツブルクが終点というわけではないので、そのまま乗ってればどんどんオーストリアの中心部に向かってしまうはずなんですが…パスポートコントロールなし!?
びっくりです。国同士が隣接して、電車も国を越えて走ってるからそんなものなのかな?
日本は島国だから考えられないですね。イギリスもだけど。
降り立ったオーストリアの地は極寒。さみぃいいいいいい!!!
雨が降っているせいだと思うんですが、とにかく寒い!
手が一気に凍ったので慌てて手袋をはめ、フードも被りました。
まずは駅のインフォで地図をゲット。
ザルツブルクにはザルツブルクカードというのがあるんですが、それは主な観光地がタダになる上、バスの乗り降り自由というかなり魅力的なパス。
行く前までは絶対それで回ろう!と思ってたんだけど、街は小さくて徒歩で回れるっていうし、バスに乗らないとなると結構元を取るのが難しい気がしたので、土壇場で購入をやめました。
駅で入手してからすぐ使う予定だったんですけどね〜。
というわけで、地図だけ入手して、まずはホテルに荷物だけ置きに行きました。
が、チェックインが2時からで、それまではホテルの入口自体に鍵がかかって入れない!(=荷物も預かってもらえない)
もういい!持って行く!と諦めてそのまま市内観光に乗り出しました。
まずは新市街にあるミラベル宮殿。
中には入りませんでした。外観だけ。 -
ミラベル宮殿には広大な庭園があります。
春や夏ならきっとお花にあふれていると思うんですが、冬なので何にもない^^;
(上)ロープが張ってあって、この写真に写っているところには入れません。
(下)庭の周りにはこんな彫刻がいっぱい!!
どれも風雨に晒されて汚れてたり、溶けかけ(?)てたりしてますが…。
この庭園にはサウンド・オブ・ミュージックの撮影地にもなっているんですが、自由に動ける範囲が制限されてたので探す気もなく、スルー。 -
新市街は道路も広くて整備されてて、フツーの街って感じ。
やっぱり大きくて装飾が目を引く教会はいっぱいあるのでヨーロッパ!という雰囲気ですが、とりたてて何ということもないです。(失礼)
ミラベル宮殿も「これが宮殿???」って思っちゃったくらいだし…。中は違ったのかもしれませんが。
そんな新市街の横には川が流れており、橋を渡るとそこから先は旧市街。
世界遺産に登録されている街です!!
写真は新市街側から撮った旧市街。
晴れてたらきっともっと美しかったに違いない…
山の上のホーエンザルツブルク城は街のどこからでも見えます。
きっとこのお城もこの景色を引き立てる一因になっているんでしょうね。 -
橋を渡ってさっきと逆サイドを写してみる。
雰囲気あるな〜〜。何より川の水がちょっと透き通った、青みがかった緑なのがすっごく素敵。 -
橋を渡り切り、世界遺産の街に踏み込みました。
最初の目的地はモーツァルトの生家!
ただ地図は見ずにとりあえずぶらぶら歩きたいと思って歩いてたら、ちょっとした人だかりを発見。
なんだ?と思ったらそれが生家でした。^^;
普通の家に挟まれて突如現れた生家。壁にまでご丁寧に記載があるし…。
写真は観光客がちょっといなくなってから撮ったので写ってないですが、うじゃうじゃいました。さすがだ…。
ただ多くの観光客はただこの家の前で写真を撮って、そのまま立ち去ってました。
入るには入場料がいるので、興味ない人は「見た」という事実だけでいいんでしょうね。
私はトーゼン入ります!!!!!!!
ここも生家と、モーツァルトが暮らしていた住居の両方に入れるコンビチケット(8ユーロ)を購入。
残念ながらまたしても生家は内部撮影禁止。
生まれてから7歳まで住んでいたこのお家。
中にはモーツァルトが使っていたピアノやヴァイオリン、生まれた部屋、書いた楽譜など、垂涎ものの展示品がずらり。
実際にピアノを目の当たりにした時はまた鼻の奥がツーーンとしてきました…。最近の私の涙もろさは異常。
私はモーツァルトよりはバッハやショパンの曲を弾くことの方が多いんですが、それでもそのモーツァルトが作曲した部屋やピアノのある場所に立てたことは感動以外の何物でもありません。
すごいなぁ…ここで子供ながらに作曲してたりしたのか…。
いろいろ噛みしめるようにじっくり見て回りました。行って良かった!っていうか来て良かったザルツブルク! -
生家が一番の目的だったので、見終えた後は適当に旧市街をぶらぶら。
生家のあるゲトライデ通りはこんな看板がいっぱい。
なんかかわいいなぁ… -
旧市街は碁盤の目のように歩きやすい街ではなく、迷路のようにわかりにくい、入り組んだ地形になっています。
地図を見てても「?えーーっと…ここは…」とちょっと考えてしまいます。
足の向くままに歩いていたらここはどこ!?状態に陥ることも多々あります。
街の主な場所の構図を覚えるまでは私も若干うろうろして、予想外のところに出たりしました。
しばらく歩いて出てきた広場が、実はモーツァルトの生家の裏だったり。(笑)
裏は大学の校舎?も聳え立っていました。
そこはマーケットになっていて、雨ながらも皆さん商売に励んでいました。
写真はチーズやソーセージを売っているお店。
手前のチーズがあまりに巨大で驚いたので思わずパシャリ。直径何センチ!? -
ひとしきり町並みを堪能したところで、そろそろ観光場所っぽいところにも…とFranziskanerkという教会に入り、その後は旧市街の中心であるレジデンツ広場に向かいました。
右がレジデンツ、左がDom。
レジデンツはミュンヘンでこれでもか!!という豪華なのを見まくったし、この日は兵隊さんが門のところで見張ってたので入りませんでした。
が、このレジデンツにはモーツァルトが6歳の時に最初の演奏を行ったという広間があるので、入るべきだったかも…。
Domには入りました。 -
圧巻。
でかーーッ 天井高ーーーッ! 装飾すごーーーッ!と口があんぐり。
上の写真は入ってすぐに正面から写したものですが、左右にもまだたくさんの空間があって、一部屋ずつに描かれている天井画、柱の細かな彫刻なども素晴らしいです。
下は6000本ものパイプを持つ、パイプオルガン。
入口入って後ろを見上げるとあります。弾いてみたい欲求に駆られます…笑。 -
Domの内部を心行くまで鑑賞し、Domの先にあるKapitel広場に出ました。
ホーエンザルツブルク城が近い!
実は昨日友達になったレオンも時を同じくしてオーストリア入りすると言っており、このお城に行くと言ってたんです。
街は小さいからきっと会えるね〜と話していたんですが、ノイシュバンシュタイン城で城は満喫した私は、特にこのお城に興味がなく、見上げるのみに留めたのでレオンとは会えずじまいでした。
きっとここでも写真を撮りまくったに違いない(笑)と思いつつ、下からお城を眺めました。
この広場には地面にチェス盤が書かれていて、実際に駒も置いてあります。
Domから出てこの広場に出る時に潜り抜けるアーチの下では、物悲しげな曲をポロンポロンと奏でている人もおり、雨の日にぴったり。 -
何となくしんみりした空気の中、またレジデンツ広場の方に向かって歩き始めました。
地図で見ると、側に郵便局があるのを発見!
ミュンヘンのホテルで書いていた絵葉書を未だ出せていなかったため、ここでようやく投函。
ミュンヘンの内容なのに切手と消印はオーストリアってちょっと変ですね。(笑)
日本までは10日で届くと言われましたが、実際は7日で届きました。(家族から届いたという連絡がありました)
気がかりだった絵ハガキも出せてホッとしたところで、お腹がすいてきました。ちょうどお昼時だし。
朝作ったバゲットを齧っても良かったんですが、モーツァルト広場でちょうどDEMELを見つけたので入ることに!
DEMELはオーストリア王室御用達のホテル兼カフェ。
ホテルザッハと、どちらが本物のザッハトルテか裁判で争って負けたという(笑)話もある、私としては"面白いな〜"と目をつけていたカフェの一つ。
ザルツブルクに行ったら絶対どっちかのザッハトルテは食べてやると決めてたので、迷うことなくDEMELに入りました。
(ちなみにこの時ホテルザッハの場所は見つけきれてなかったんですが、渡った橋のすぐそばにあるというのを帰りに知りました)
入口はいって左はお持ち帰りも出来るケーキ屋さんといった感じの場所。
カフェは階段を上った2階にあります。
ずらりと並ぶケーキたち。しかもなんだか値段がやっすい!!!
もっと高級なケーキだと思っていたのに、1つ2.60ユーロ(日本円で300円ちょい)足らずで食べられるとは…。
ちょうどこれも試したいと思っていたApfel Strudelも見つけたので、この際だと思い、デーメルショコラトルテ(ザッハトルテのことです)とアプフェルストゥーデルを注文。
ゆったりとしたソファにもたれ、アイスピーチティも注文して待つこと数分。
デザート2種とアイスティーでランチ代わりです。
まず噂のザッハトルテのお味は…うん。。。特に可もなく不可もなく。
上のチョコレートの薄い板の部分はなんかじゃりじゃりしてます。砂糖かな?あまい!
一番甘いのはそのチョコレート部分とスポンジ部分を繋ぐために打ってあるシロップ!!!
びちゃっと湿るくらい打ってあるので、スポンジはそれほどでもないのにめちゃくちゃ甘くなってます。
食べたみんなが口をそろえて「甘い!」と言っていた理由が分かりました。
しかし本物だと認められたホテルザッハのザッハトルテはデメールのを遥かに上回る甘さだというのだから、びっくりです。
もうDEMELだけでいいや…笑。
右のアプフェルストゥーデルは薄切りになったリンゴや、初めて食べるドライフルーツや果物が甘く煮つけられたものが、薄い皮に包まれています。
こっちは全体的に薄味で甘さは控えめ。ザッハトルテよりこっちのが気に入っちゃいました。笑
イギリスではとんとお見かけすることのない「アイス」ティーを飲みつつ、なかなか優雅なデザートタイムになりました。
ただ、食べ終わるとすぐにお皿が引かれてしまうので、なんとなく急かされているような気持ちにさせられたのが残念。
ここにいるウエイターのお兄さんたちは暇なのか、働き者なのか…わかりませんけど。 -
雨宿りとランチを兼ねて休憩も出来ましたし、食べたらさっさとお会計を済ませて外へ。
DEMELはモーツァルト広場に面していると書きましたが、広場にはその名の通り、モーツァルトの像が立っています。
銅像の黒っぽい部分で雪が降ってるのがわかりますね。 -
広場の近くにはインフォがあるので、何か駅のと違うのかなと思って入ってみました。
…まぁちょっと広いくらいで特に何があるわけでもないですね…
今日もザルツブルク泊で、今日で市内の観光を終えたら明日どうするかほぼ決めていなかったので、スタッフの人にアドバイスを求めることに。
ヘンブルン宮殿は「良い」と事前に聞いていたので行くとして、そこへのバスでの行き方も確認。
ヘンブルン辺りからどこか良い場所ありませんか?と聞くと、ケーブルカーで山に登れるという場所を教えてくれました。
本当はザルツカンマーグートの山々や、ハルシュタットの岩塩坑も見てみたかったんですが、日帰りツアーは夏しかやってなかったし、この冬の時期に行ける場所なのかわからなかったので今回は見送り。
ケーブルカー乗り場というとそれも山に行くということなので、行くかどうかの決定は保留ですが、一応の候補は手に入れられました。
で、ここで大きなお買い物。
オーストリアに行ったら有名なオペラかコンサートに行きたい!と思ってたんですが、ネットで調べてた時にザルツブルクでの安いコンサートは見つからず…。
インフォで探すも、やっぱりネットにのっていた以上の情報はありませんでした。
なので財布と相談した結果、「ええぃ、行ってしまえ!!!!」とモーツァルトディナーコンサートのチケットを購入してしまいました。
ディナーコンサートなので、晩ご飯込みで学生料金だと36ユーロ。
一般に比べたらそりゃ安いけど、それでも高い…!!!!1泊できるくらいの金額だよ…
まーでも今までの行程で食に関しては贅沢せずに過ごしてきたので、ここらで奮発しても問題ないよね?と自問自答しながら買いました。
買う前にドレスコードの有無も確認し、カジュアルでいいと言われたのも大きいです。
これでドレス着用とか言われてたら引き下がるしかなかったので。
私にしては大奮発のディナーチケットを握りしめ、会場の下見に出かけました。
ただでさえ迷いやすい旧市街、開演が20時と外も真っ暗な時間なので、スムーズに辿りつけるよう、下見は欠かせません。
St. Peter教会の隣ということなので、まずは行ってなかった教会から見学。
この教会はまたSound of Musicの撮影地らしいです。
映画はすっごい昔に一度だけしか見てないのでほぼ覚えてませんが、なんとなく見覚えのある場所。
トラップ一家が逃げる場面だった、と思います。(あやふや) -
そしてこれが会場の入り口。本当に教会の隣です。
うーん、夜が楽しみだ!!!! -
夜の予定も決まったので、新市街のホテルに一度チェックインのために戻ることにしました。
こんな荷物持って夜の19時(開場時刻)まで時間潰す場所ないし…。
ホテルに戻るまでの道すがら、お土産を買い歩いたり、いろんな路地に入ってみたり、自由に楽しみながら散歩。
で、橋を渡る手前のお店でぶらぶらしてたらいきなり男の人から「どこから来たの?」と声をかけられました。
基本、声をかけられたら疑ってかかると決めているので(海外での身の安全確保のため)、何だァ〜?と思いながらも無視できる距離ではなかったので、日本だと答えると、「あ、やっぱり日本の方でしたか〜!」と嬉しそうにされ…。
こっちも一発で日本人だとわかられたことが少ないので、「え、日本人ってわかります〜!?」と好印象。(単純)
その人はペーターさんというオーストリアの作家さんで、日本には京都に9年間住んでいたことがあるそうです。
だから日本語もまぁまぁ上手です。会話は9割方英語でしたけど…。
オーストリアには今日着いたばかりだというと、市内の見どころをいろいろ教えてくれて、良い人でした。疑ってかかってごめんなさい…
ペーターさんも新市街の図書館に行くということで、途中まで一緒に行き、お別れしました。
お家が旧市街にあるなんて羨ましすぎます。世界遺産に住んでるなんてすごいな!
しゃべってた時間は15分〜20分くらいでしたが、現地の人との交流が持てて良かったです。^^
ペーターさんと別れた後、私はモーツァルトの住居へ赴きました。
コンビチケット買ってたのに、生家しか見てなかったですから。
住居は新市街、橋を渡ってすぐのところにあります。
外壁はピンク色。
行きがけはこれが住居だと気付かずに通り過ぎてたくらい、街に馴染みまくりです。
住居はペーターさんがすごくお勧めしてただけあって、日本語のオーディオガイドもあるし、モーツァルトやその家族、作ってあげた曲などいろんなことがわかってなかなか良い場所でした。
中は写真NGなのでモーツァルト関係に興味ある方は実際に訪れるしかありません。
それにしても私が行った時は3時過ぎだったんですが、私以外にほぼ人がいなくて、相当まったりできました。
音楽と映像で簡易シアターのようになっている場所もあり、一人で座ってボーーっと見たり。
こういう小さめの博物館ってせかせか見て回ってハイ終わりってことが多いと思うんですが、監視員の目も気にせずソファに座って最初から最後までオーディオガイド聞いたり、本当にゆっくりできました。 -
住居のある広場はこんな感じ。
旧市街の周りの道路は覗いて、旧市街自体は歩行者天国なんですが、新市街は普通に車もいっぱい走ってます。
たかが橋一本越えるか越えないかの違いだけど、世界遺産とそうじゃない街の違いは歴然としていますね。
そんなことを思いながらホテルへチェックイン。
シングルルームのくせに高いだけあってツインベッドだった!
しかもベッド同士がくっついてるのでキングサイズ!ごろごろし放題!!
良部屋にテンションアップしつつも、いらない荷物を出して、夜のコンサートに備えました。 -
ドイツ版シンプソンズもを見て1時間半弱部屋でまったりした後、6時15分頃、ホテルを出発。
ホテルはかなり駅の近くなので、旧市街まで歩いていくと30分くらいはかかっちゃうんです。
ディナーの座席は自由席なのか指定も何もなかったし、早めに行った方がいいのかも…と思って、余裕をもった時間に出発。
外に出るともう真っ暗で、車の走る新市街はまだしも、旧市街は人通りもかなりまばらで、歩くのが若干怖かったです…
帰りは10時半くらいになると聞いてたので、帰りだけはバスに乗って帰った方がいいのかなぁ…
夜出歩かないというのは一番の安全対策だと思いますが、今日ばかりはしょうがない。コンサートのためだもん!
18時45分には会場に到着。早すぎました…
写真はライトアップされたSt.Peter教会。
敷地に入ればお墓がいっぱいなので、夜は怖い。
何故教会の隣でコンサートをやっているのか謎です。 -
開場まで外で待つのも危ないので、入口まで入れてもらって(快く許してくれて嬉しかった)、待機。
エントランスにはシャンデリアもぶら下がってて、なかなか高級そうなレストランの雰囲気!
これはちょっと期待できそうだぞ〜!
19時になったので2階に上がらせてもらい、コートを脱いで、チケットを見せ、いよいよ会場の中へ。
意外と広くて、天井も壁の飾りもカワイイ!!!!!
丸テーブルもたくさん並んでいました。
案内された座席は前の方のテーブルで、演奏する人たちが良く見える良席!
やっぱり早い者勝ちで良い席から案内されるシステムだったので、早く行って正解です。
私の座席から見るとこんな感じ。
一番前なので遮るものは何もないぞーー!!
開場は19時でも開演は20時なので、1時間は座って待ってるだけ。
その間、飲み物(別料金…)をオーダーしたり、会場の写真を撮りまくったり、雰囲気に浸ってました。
ただ、お昼のケーキを食べて以来一切飲み食いしてない私にとっては、おなかが空き過ぎて「早くごはん〜〜!!」と雰囲気をぶち壊すようなことも結構考えてましたけど。(笑) -
ようやく20時になりましたが、ご飯が運ばれてくる気配もなく、演奏者の方々が入場し、演奏が始まりました。
ステージにはピアノも置いてあったので当然ピアニストもいると思ってたんですが、演奏は弦楽器のみ5人。
演奏だけでなく、男性と女性のオペラ歌手も出てきて、ソロやデュエットなど全部で4〜5曲演奏に合わせて歌ってました。
本日の演目は以下の通り。詳しい曲名は長いので載せません。
1. "Don Giovanni"(ドン・ジョヴァンニ)よりInstrumental1曲、オペラ5曲
2."Le Nozze di Figaro"(フィガロの結婚)よりInstrumental2曲、オペラ5曲
3."Die Zauberflote"(魔笛)よりInstrumental1曲、オペラ4曲
どうやらこのディナーコンサートは私がイメージしていた"演奏を聴きながらご飯を食べる"というのではなく、"演奏とオペラをきちんと楽しむ"というスタイル。
1が全部終わると演奏者も歌手も一旦帰り、1品目の料理が運ばれてきて、全員が食べ終わると奏者も戻ってきて2が始まる、という流れ。
確かに食べながらだと歌や曲を聴くのが疎かになることもあるでしょうが、なんとなく効率悪くないですか??(笑)
おまけにこっちはお腹空いてて、すぐ運ばれてくると思ってたからガクッとしたし。
…ブツブツ言ってはいるものの、始まるとヴァイオリン奏者のテクニックに魅了され、歌の力強さに引き込まれ、食事のことは忘れてました。^^;
写真は自由に撮ってOKなんだけど、会場の照明がかなり落とされているので、夜景モードで取ると体を微妙に動かしながら演奏している奏者は全員ブレブレ。
石像のように固まってヴァイオリンやビオラを弾く人はいませんからね…笑。
なので写真の出来は最低で、見ても全員残像が残ってるんですが、その中でもマシなのを1枚だけ載せておきます。
それにしてもこれが一番マシなものだったとは…orz
オペラ歌手もじっとしてないのですが、これだけはちょっと顔が見えるので"マシ"なんです。
女性歌手と男性歌手は歌いながら、ちょっとしたお芝居も入れて演技するんですが、この女性の方は恥じらったり怒ったりという感情表現が豊か。
よく演技しながらものすごい声が出るものですね。声量が半端ない。
会場の天井が高いから、声がすっごく響いて、おまけに席も近いので生の迫力も味わえ、感動。
演奏してる5人も指揮者がいないのでお互いのアイコンタクトでタイミングを計らなきゃいけないせいか、みんなチラチラ顔見合せてニコニコしてて、楽しく演奏してるな〜!っていうのが伝わってきてお客としてもニコニコしてしまいます。
オペラには明るくない私ですが、見ていても聞いていても楽しめるコンサートでした。
何より本場で本場のコンサートが聴けたのが嬉しい!!!! -
音楽が最高なのは言うまでもないので、ディナーの紹介でも。全部で3品。
上から順にシナモン入りレモンスープとパン、ローストチキン じゃがいもと野菜添え、セミフローズン蜂蜜パフェ。
レモンスープとは何だと思ったら、レモンの味はほっとんどせず、後味で「レモンと言われれば何となくそんな気もする…」と感じる程度です。
今まで飲んだことのない不思議な味。
チキンはでっかいのが2切れも乗ってたんですが、おなかが空いてたのでペロリと完食。
truffle-sage-cream sauceというソースもおいしかったし、何より付け合わせのじゃがいも料理がすごいおいしかった!
デザートはパフェという名前から細長い容器を想像していたんですが、デザートの盛り合わせプレートでした。
うっすら蜂蜜味の冷たいアイスケーキのようなものに、ベリーとパッションフルーツのソースをつけて頂きます。
お皿にチョコレートで書いたト音記号がコンサートって感じで、かわいい演出だったな〜
魔笛を聞き終わると運ばれてきたデザートを食べ、お会計を済ませるとそのままお開きになりました。
私は10時10分頃には会場を後に。
全部食べ終えたら超苦しい…。やはりチキンが相当の量だった…。
帰りは安全のためにバスでと思ってたけど、これは歩かないとヤバいです。
たとえ今追いかけられたとしても、走って逃げれば運動になるじゃんという大きな気持ちになって(…危ない…)、帰りも30分かけて歩いて帰りました。
途中何一つ危ない目にも遭わず、コンサートの余韻に浸りつつ、穏やかな夜の散歩になりました。
思い切って行って良かったです!
私の隣の席にいた中国人カップルだけは正装してきてたので、私の超普通の格好が若干浮いていたのが気になりますが、料理もまぁまぁイケる味だったし、音楽も近い位置で満喫できたし、最高の夜になりました。
今度はやっぱりウィーンのでっっかいコンサート会場で聞きたいな〜!贅沢?(笑)
ホテルに戻ってシャワー浴びたり、細々としたことを片づけていたら、旅行中には珍しく12時近くまで起きてました。
コンサートが思ってもみない遅さでしたからねー…今日は仕方がない。
明日は特に朝急ぐ必要もないので、寝るのが遅い分、ゆっくり起きれば良いだけです。
これもザルツブルクに泊まってるからこそ出来るんだな〜と思いながら眠りに就きました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
amefuriさんの関連旅行記
ザルツブルク(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ザルツブルク(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
211円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
20