2020ヨーロッパ周遊vol.13 歩く歩くザルツブルク

2020/02/27 - 2020/02/28

古の記憶の残る音楽の街で、歩いて出会う素敵なザルツブルクの一日。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

オーストリア第2の都市ザルツブルク。
昨日ドイツを離れ、この旅最後の訪問国オーストリアにたどり着きました。
オーストリア中北部に位置するザルツブルクはドイツと国境を接し、モーツアルトの生誕地としても知られています。

ザルツブルク中央駅 駅

ザルツブルクの街の中心を流れるザルツァッハ川。
川を挟んで西岸には主に中世やバロックの建物が残されており、旧市街が広がっています。また東岸は19世紀に作られた新市街があります。
川にかかるマカルト橋の欄干には、たくさんの恋人たちの鍵がぶら下がっています。

マカルト橋 史跡・遺跡

ザルツァッハ川東岸の新市街をはずれた場所には小高い山があり、とても見晴らしが良く西岸の様子がよく見えます。
手前の緑のドームが特徴的なのはザルツブルク大聖堂、その後ろの丘の上にはホーエンザルツブルク城、さらにその奥には険しい雪山が望めます。

ホーエンザルツブルク城の「ホーエン」とは、ドイツ語で「高い」という意味。
岩山の頂にそびえるこの要塞は11世紀に建てられました。
中を見学するためには当然、急峻な坂道を登って行かねばなりません。
坂道から眺めるとまさに聳え立ってるのが分かります。

ホーエンザルツブルク城塞 城・宮殿

城砦の中もこの通り坂道の連続。城へのアクセスには有料ですがケーブルカーもあります。
体力に自信のない方やお年寄り、小さなお子さんはそちらをお勧めします。

ホーエンザルツブルク城塞 城・宮殿

ホーエンザルツブルク城は、1996年に「ザルツブルク市街の歴史地区」の一部として世界遺産に登録されました。城壁内には博物館などもあり、当時の様子がわかるような歴史的展示を見ることができます。

ホーエンザルツブルク城塞 城・宮殿

城を後にし、次は旧市街にあるモーツアルトの生家へ。
正直音楽にそれほど詳しくない私にとってはその価値はあまり理解できていないように思いましたが、当時の直筆の楽譜などが展示されていて、感慨深いものがありました。

モーツァルトの生家 建造物

続いてこちらは旧市街地域とは反対側の東岸地域にあるミラベル宮殿とその庭園。
映画「サウンドオブミュージック」の舞台となったことでも有名。庭園の真ん中には劇中にも登場する「ペガサスの泉」が確認できます。
遠くにはホーエンザルツブルク城が望め、絶好のヴューポイントです。

ミラベル宮殿 城・宮殿

主な観光名所を回った後、旧市街をうろうろ。
趣のある路地が入り組んでいてとてもノスタルジック。
時折出会う素敵なお店、歴史を重ねた土塀、石畳、斜陽の影、ツタが絡まる建物などなど、やはり旅の醍醐味は思わぬ出会いに尽きます。

そしてザルツブルクの最後の夜はそんな旧市街で見つけた素敵なレストラン。
誘われるようにドアを開けると素敵なオーナーが招き入れてくれました。
朝から丘に登って、続いてお城にも登って、旧市街も暗くなるまで歩き、今日もクタクタ。
疲れた体には、ワインとパスタがより一層美味しく感じられました。