2009/01/16 - 2009/01/23
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amefuriさん
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8日間でフランクフルト→ニュルンベルク→ミュンヘン→ザルツブルクと周りました。
3日目はミュンヘン市内観光。
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3日目、朝。丸一日ミュンヘンを観光します!!
朝ごはんはやはりハムとチーズとパン、そしてちょこっとの野菜と果物、シリアルが並んでいました。
でもハムも5種類、チーズも2〜3種類あって、バラエティは豊富。
私の好きなモッツァレラチーズもある!!
やっぱりただハムとチーズを挟んだだけなのにおいしい。ドイツ素晴らしい…ていうかイギリスの食文化がアレなだけですか?(笑)
紅茶もあり、久しぶりにひものついた紅茶のパックを見ました。
イギリスのはカップにポンと放り込むタイプのティーバックしか売っていないので。
ただ、紅茶の出が悪く、うっすーーくてマズかったです。紅茶はイギリスの圧勝。 -
のんびり朝食を取った後、さっそくミュンヘンの街へ。
どこに行くか昨日の夜ホテルでいろいろプランを練っていたのですが、まずはまたマリエン広場を通ってレジデンツへ行くことに。
朝のマリエン広場は日曜なだけあってガラーンとしています。
一人で闊歩してるとおっさんからよく話しかけられました…
というかね、ドイツ語で喋りかけられてもわからないの私は!!(`曲´)
中には「どこから来たの?」と英語で話しかけてくる奴もいましたが、ここで答えたら相手の思うツボだと熱くスルー。
夜歩いてた時より朝のが危なかったんじゃないか…?と思ったり。
でも帰ってから知りましたが、ミュンヘンはドイツで1、2を争うほど治安が良いらしいですね。
ゴシック様式の新市庁舎と、円柱のマリエンゾイレ(聖母塔)。
マリエンゾイレは市庁舎の一部とかぶってしまって見えづらいですが、てっぺんに金色のマリア像があるものがそうです。 -
マリエン広場をもうちょっと先に進んだところから撮った写真。
なんとなく街を切り取ったという感じで、私個人としてはお気に入りの写真。
右奥に見えている時計付きの細長い建物はSt.Peter教会です。 -
更に先へ進んでレジデンツへ。
写真の建物はバイエルン州立歌劇場。左にあるレジデンツと共に広場に面しています。 -
10時からオープンなんですが、まだ20分くらいあったので、レジデンツ通りを歩くことに。
Theatinerk教会や、大きな台座のある広場もあり、しばしそこで写真撮影。
博物館前にいたライオンの銅像。
神社の狛犬のように、入口の両側に1体ずついました。入り口を守ってるんですね。 -
10時少し前にはチケットを買うためにレジデンツ博物館にいました。
チケットはレジデンツ内部と、隣にある宝物館の両方が見れるコンビチケットを購入。8ユーロ。
歌劇場に入れるトリプルチケットもあったのですが、劇場で歌が聴けるわけでもないので今回は遠慮しておきました。
レジデンツはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の宮殿。
そこが公開され、国王が収集していた美術品を展示してあります。
チケットを買った後、バックパックは持ち込み禁止なので、クロークに預けてさっそく入場。
ものすごい数の貝殻が埋め込まれています。
入口から入ってすぐはこんな感じで、「ふーん」と思ってたんですが、これ以降の部屋には圧倒されっぱなしでした。 -
扉を開けるとこんな広間がドーーーンと広がっているわけです。
しかもオープンしてすぐに入場したので、広間を私一人で独占。なんという贅沢…
床は大理石、左右の壁沿いには無数の彫刻、美しい天井画…ため息しか出ません。
王様ってすごいなぁ……。
庶民の私は口をぽかんとあけて上を見上げることしか出来ませんでした。すごい。すごすぎる。 -
他にも写真を載せればキリがないくらい、どの部屋も本当に豪華な造りで、「はぁ…」としか言えませんでした。
一体どれだけ美術品を集めたんだ!?とただただ驚かされます。 -
こんなに豪華絢爛な宮殿は今まで見たことがなかったので、一部屋一部屋に目を奪われながらゆっくり見て回りました。
私の後ろからちょうど日本人の団体ツアー客もやってきて、ガイドさんが日本語で説明してたのをちょっと盗み聞きしつつ(笑)、1時間くらい宮殿を堪能。 -
宝物館にもたくさんの宝石、ガラス細工が展示してあり、バイエルン王家の凄さをまざまざと見せつけられた気がします。
語彙が不足しているのでレジデンツの豪華さを伝える術がないのが悔やまれますが、ミュンヘンに来る機会があれば是非ご自分の目で確かめてみて欲しいですね。
とにかくすごかった!!!!!!!!!!
日本人観光客の皆様も部屋に入るたびに、あまりの凄さに笑いすら零れるという様子だったので、誰が見てもすごい宮殿なのだと思います。 -
キンキラの異空間にどっぷりと浸った後は12時からの仕掛け時計を見るため、マリエン広場に逆戻り。
が、戻ったものの、ちょっと早すぎて11時半前には着いてしまいました。
しょうがないので先に聖ペーター教会に入ってみることに。
ちょうど日曜のミサが終わったところらしく、中からぞろぞろと高齢者の方々が出てきました。
中に入ると煙くて、たった今までお香が焚かれていたんだなとわかります。
外観からは想像できなかった意外な豪華さにびっくり。
天井画も素晴らしかったです。
この教会では塔に登って、ミュンヘンの街を見渡すことが出来たらしいんですが、下調べ不足の私にはわからず、ただ中に入って出てきてしまいました。
う〜〜…ちょっと悔しい…が、しょうがない。 -
広場に戻って、後はただひたすら12時になるまで立って待ってました。
近づくにつれてやはり観光客が集結。
新市庁舎の仕掛け時計はお昼だと11時、12時の2回動くので、11時の分を見逃した人が来てるんでしょうね。
動く部分のアップ。
これは動く前ですが、最初は上の段の人形が動き、次に下の段の人形がダンスをするようにクルクル回りながら動きました。
まさか動きが2段階に分かれているとは思わなかったので、見ている間結構長く感じました。たぶん10分くらいだったとは思うんですけど。
見ている間はわかりませんでしたが、結婚式を再現していたそうです。
これで今回ドイツで行く街で見られる仕掛け時計は全部見ることができました。
動いている間は動画を撮っていたので、家族にも見せられるし満足♪ -
午後はマリエン広場回りをぶらぶら。
昼間の明るいうちにこの辺りを歩くのもこれが最後なので、見落としのないようにと。
聖フラウエン教会。
これはホテルからマリエン広場に向かう時に通ったので、外観だけは朝のうちに撮影していました。
2つの塔は有名ですが、片方は工事中なので近くで撮ると微妙ですね…笑。
この時中に入りましたが、ミサの真っ最中で皆さん真剣にお祈りをし、司教さんのお話を聞いていらっしゃったので写真はなし。 -
レジデンツに入る前に写真だけ撮っていたTheatinerk教会。
どの教会も建物がでかすぎて、足元からてっぺんまで入りきらないのが難点。^^;
黄色い教会って珍しいですよね。
中はまたしてもミサ中だったので、建物の写真だけで失礼します。 -
入ってみたかったところは全部入って、心して向かうは2つの美術館!!
アルテ・ピナコテークとノイエ・ピナコテーク!です!!
ここだけは下調べして絶対行きたいと思っていた場所。
ノイエにはゴッホの「ひまわり」が置いてあるんです。
アルテはまぁ日曜だと1ユーロで入れるっていうから、せっかく隣接してるんだし…という気持ちで。(…)
が、実際に行ってみて心ひかれたのはアルテの方!!!!
とりあえず順を追って見ていきましょう。
まずはアルテ・ピナコテークから行きました。
普段は5ユーロのところが日曜日は1ユーロで入れるというお得な美術館です。
大きい荷物はロッカー(2ユーロですが、戻ってきます)に入れ、身軽になってIN。
2階全体が主な展示コーナーになっているので、階段を登るんですが、この階段がオシャレ!
左右対称にV型になっていて、結構な段数があるので絵になります。
実際、座り込んでこの階段のスケッチをしている人がたくさんいました。
私も時間があればスケッチとかしたかったなぁ〜。 -
特にアルテではお目当てのものなどなく入ったので、端の部屋から順番に見ていきました。
すると2階の一番真ん中に位置する部屋がすごく大きく取られていて、なんとそこは「ルーベンスの部屋」と名付けられた、ルーベンス絵画だけのための部屋でした。
更にその部屋のど真ん中にドーーンと掛けられている巨大な絵がこれ。
ルーベンス「最後の審判」。
これは実物ではなく、ショップで買ったポストカードを撮影したものです。
とにかく大きくて、上の方に描かれているイエスを見るのも一苦労。
あまりに素晴らしくて、うわぁ…と声にならない驚きを抑えながら、近くのソファに腰かけて眺めました。
ソファにはアルテに収めてある絵画をドイツ語で解説してある本が置いてあって自由に見ることができるんですが、何気なく開いたページがちょうどルーベンスのページで、眺めていると"本に載っている絵が目の前にあるんだ"という状況を突然理解し、理解した瞬間、目頭が熱くなって視界がぐんにゃり。
そこからはもう上を向いて歩こう状態で、こぼれないように必死に上を向いていました。
「最後の審判」は私も美術部に入っていた時(もう昔の話です……)、画集で当然見たことがあったんですが、何故か数分のタイムラグを経て、それを目の当たりにしている現実に対して猛烈な感動が襲ってきたんですね。多分。
私にも涙の理由をイマイチはっきりと説明できないのですが、とにかく「最後の審判」にビビッと何かを感じ取ったんだと思います。
私、今まで絵を見て泣いたことなんてなかったので自分でもびっくりです…。 -
残りの部屋にも有名な絵画がたくさんあったのですが、ルーベンスショックを引きずっていたのであまり集中して見ることはできず、熱に浮かされたようにルーベンスのことばかり考えてました。
とりあえず落ち着こう…と、良い雰囲気だと勧められていたアルテのカフェで一息つくことに。
キルシュクランブルケーキと、紅茶(プリンスオブウェールズ)。
ケーキは甘酸っぱいさくらんぼと、甘さ控えめの土台でなかなかおいしかったです! -
ちょっと休憩して気持ちの高ぶりもおさまってきたので、アルテにはまた後から戻って来ようと決め、ノイエに移動。
チケットがあればその日は出入り自由なのでそこは便利ですね。
ノイエはアルテとは違い、ワンフロアしかありません。地下はあるけど、そこはロッカールームとクローク。
チケットはここも1ユーロなのだと思い込んでいましたが、日曜の割引サービスがあるのはアルテだけだったようで、ノイエでは通常料金3.50ユーロを払って入場。
部屋番号が1から始まっているので、普通はそこから順に回っていくのですが、私はロッカーに荷物置いた後一番近くにあった部屋から入ってツアーを始めました。
そしたら3部屋目くらいでゴッホの「ひまわり」が!!!!
もし順番を守って1から見て行ってたら、かなり後半に出てきて感動もひとしおなんでしょうが、いきなりお目当てのものが出てくると「あ…れ…!?」ってなりませんか。
まだかな〜っていうワクワク感が一切なく、ポッと出てきたので私はそうなりました。(笑)
近くで見て初めてわかりましたが、ひまわりの部分がめちゃくちゃデコボコしてるんですね。
絵の具で"塗る"というよりは絵の具を"乗せる"または"置く"という感じ。立体感がすごい。 -
ノイエには他にも著名な画家の絵画がたくさんありました。
下のはモネの「睡蓮」。うーん、すごい美術館だ…有名な作品が何の覆いもなしに置いてあるなんて。 -
1時間くらい見て回って、外へ。
コートを預けずに見ていたので、熱くなった頬を冷ますためにもアルテとノイエの間にある公園のベンチでまったり。
朝作ったバゲットを食べながら、公園でサッカーする親子を眺めたり、散歩している犬と戯れたりしながら過ごしました。
そして再びアルテへGO!
もう一度見たかった作品や、さっきじっくり見られなかった作品を見て回りました。
エルグレコ、デューラー、ゴーギャンなど、これも画集で見たことのある絵ばかり!!!
デューラーはニュルンベルクの街に生家があったのにその時は誰だかあまりピンと来てなくて通りすぎてしまったんですが、左下の「四人の使徒」はよく考えたらデューラーの作品。
作品と画家が繋がってなくて、絵を見てようやくデューラーってこの絵の人かー!!と気付きました。
そうと知ってたら生家に行ってたのになぁ…。無知が仇となったか…。
そして最後は「最後の審判」に帰ってきます。
目に入った瞬間、頭の上からつま先まで電流が走りぬけるような感覚を覚えたのはこの絵だけなので、やっぱり特別なんだと思います。
ゴッホやモネもすごかったけど、普通に見てたもんな〜。
大きな絵なので、ソファに座って遠くからずーっと気が済むまで眺めていました。
1点の絵を長時間じっくりとみているお客は少ないのか、監視の人から奇異の目で見られましたが(笑)、気にせず鑑賞。
満足したところでアルテを後にし、ホテルへ戻りました。
美術館は日本からのツアーには含まれてないみたいで、個人で行く人しかゆっくり見ることはできないかもしれませんが、個人的には是非行っていただきたい場所です。
絵画が好きな方は勿論、上に書いたような画家の名前をちょっとでも聞いたことがあるという人も楽しめると思います。
ホテルではアルテで買った絵ハガキ(もちろん「最後の審判」!)を家族宛てに書きました。
旅行中って旅行することに夢中であまり手紙を出したりすることはないのですが、今回はどうしてもこの絵ハガキで書きたいという気持ちだったので、せっせとしたためました。
明日はいよいよ今回の旅での一番の目的、ノイシュバンシュタイン城へ行きます。
山に備えて早めに就寝しました。
ミュンヘン市内観光といえど結構歩いたので足が既に強張ってきているのが不安である…。
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