1962/03/03 - 1962/03/03
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ソフィさん
1962年3月3日(土)
終点ストラスブール駅のプラットフォームに降り立ったのは、朝の8時きっかりだった。
昨夜乗車直後は熱過ぎた暖房が、夜明けが近付くと逆に寒過ぎて、十分に熟睡できていない。
浅い眠りのおかげで、戦場を走りながら、第一次、第二次と二回の大戦をタップリ思い出す。
パリに比べてひときわ厳しい冷気が、ピリッと肌を指す。
殺風景な駅前広場から、古い街並みを通り抜けて、カテドラルに向かう。
灰色の空はうっとうしいが、この街のくすんだ色合いには似合うようだ。
カテドラルは、期待通りに堂々と調和のとれた構えを見せ、オーラを放っていた。
このカテドラルの大きさと対峙するだけで、はるばるストラスブールにやって来た甲斐が十分過ぎるほどある。
このカテドラルの特徴は、赤みを帯びた砂岩でできていることだ。
イル・ド・フランス周辺に多い、白くて柔らかい石灰岩に比べ、黒っぽくてシャープな感じがする。
建材が固いためだと思うが、彫刻のきめが細かい。
一般に「バラ色」と言われているから、天気の良い日には違った印象に違いない。
もう一度、やって来てみたいものだ。
それにしても、川の中州といった軟らかい地盤上に、どうしてこんなに高い(高さ141メートルの)建物が出来たのだろうか。
木製の枠を埋めて基礎にしたと説明してあるが、それで塔が倒れないという証明は出来たのだろうか。
現在の技術ならば、安全性に対する理論的な証明を求められる結果、かなり多額の基礎工事費が必要だったのではないだろうか。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,500件 写真6,700枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる「片瀬貴文の記録」(文章1,600件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
(片瀬貴文)
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