ヨーロッパ21日間23万円のカツカツ旅（1日目）

2010/01/06 - 2010/01/26

長期バイトを辞め、念願のヨーロッパへ一人旅！
欲張ってフランス〜イタリア〜ポルトガル〜スペイン〜ベルギー〜フランスを巡ってきました。

21日間を旅費から食費宿泊費、それにお土産代まで含めて23万円の予算でどこまで楽しめるかな？と甘く考えていましたが、ヨーロッパの物価高に驚きっぱなしでした。

宿はドミトリーメインで、時にはシングル時には夜行バスで浮かせたり。
『時間はあるが金は無い』私は、削れるものは削り、歩ける所はひたすら歩き、帰国してみると体重３キロ減、体脂肪８％減。

決して贅沢な旅じゃないけど、ほとんど英語さえ喋れない私でも生きて帰ってこれました。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: ANA

９月にＡＮＡのサイトでパリ行きの安いチケットが出ているのを見つけた私、旦那に相談したらあっさりＯＫが出たので早速手配。

[1] 1月6日(水) NH2176
　　大阪（伊丹）-東京（成田）
　　8:00発9:10着　飛行時間：1:10
　　普通席クラス

[2] 1月6日(水) NH205
　　東京（成田）-パリ（CDG）
　　11:50発16:25着　飛行時間：12:35
　　エコノミー：Lクラス

[3] 1月25日(月) NH206
　　パリ（CDG）-東京（成田）
　　19:40発15:25着(翌日)　飛行時間：11:45
　　エコノミー：Lクラス

[4] 1月26日(火) NH2179
　　東京（成田）-大阪（伊丹）
　　17:55発19:15着　飛行時間：1:20
　　普通席クラス

料金はチケット代60,400円に空港税やサーチャージ8,420円の合計68,820円。
めちゃくちゃ安いしこれでマイレージもつくし。

旦那から出された条件『向こうでの宿は確保しておく事』に従ってルートを決めて年末までに現地での移動もほぼ確保しておく。

最後まで悩んだのがＣＤＧ空港からパリ市内の移動。ロワッシーバスかＲＥＲ−Ｂ線か。
口コミで特に初めての人はバスがいいと書いてあったのでそっちに決定。

旦那に最寄り駅まで送ってもらい、早朝の電車に乗り、始発の空港バスで伊丹まで。
なんでこんなに早く行くかというと、ＡＮＡのサイトで満席なのを確認したから。

『本日、成田→パリ間が満席となっておりますので、お客様にはビジネスクラスをご用意させて頂きました』

来たああああああ！！　これです、これを願っていたんです。
格安チケットだから無理だとは思ってたけど、何かの間違いでも起こらないかと期待してたら…

これでゆっくりと寝て行けるぞ〜

出発時刻まで時間が（かなり）あったのでカード会社のラウンジで朝食。
クロワッサンとジュース、おつまみにコーヒーまで。
無料で済ませられるものはとことん利用しまっせ。

これが成田までお世話になる便ですな。
天気もいいし気分上々ですわ。

いざ、席に向かってみるとアレ何だこの席

本日２回目のきたあああああ！！

当然狭いシートだと思ってたら、ｅチケット控えを見ると確かにここ。
めちゃんこゆったりしてますけど〜
最近のエコノミーってこんなんですか？？
シートもフラットになるし、最高の旅になりそう。

成田に無事到着。パリ行きまで時間があるので年末に
わざわざ楽天のゴールドカード（年会費10,000円）を作った私。なぜかというと『プライオリティ・パス』が会費無料で付いてくるからなのだ。
海外の空港ラウンジってものを一度利用してみたくて、それに食べ物の節約にもなるしね。

というわけで、成田で使用出来るＫＡＬのラウンジへ。

ラウンジ内はこんな感じです。

伊丹でパン食べたのに、おにぎりに手を出してしまいます。
欲張りだけど楽天カード年会費の元を取らなきゃいけませんからねえ。

離陸する飛行機も眺められますよ。

広々ゆったり、ＰＣコーナーも勿論無料。

両替は成田で、50,070円を1ユーロ137.18円で365ユーロになったけどレート悪くない？
銀行で両替するべきだったか…

最後に宿泊する韓国宿がカバンを無料で預かってくれるので、ちょっとしたお菓子という訳で北海道のお土産?１の白い恋人を1,058円で購入。

いよいよビジネスクラスのシートに着席。
あらあら、成田行きと同じボーイング777-300ですね。
隣にはお医者さん？らしき男性が座り、いよいよパリへ向けて出発ですぜ。

今回の旅行前のクリスマス時期、ヨーロッパが寒波で氷点下３０度を超えるような地域もあって、死者が多数出てるって報道にビックリ。
慌てて完全防備の体制にしなきゃと、裏地がフリースのシャカパンを購入。
格好なんて全く気にしてない私だったけど、さすがにシャカパンでビジネスクラスは無いでしょ(^_^;)

パリに向かう途中、スッチーさんに『お連れ様ですか？』って聞かれた隣の男性、完全否定してはりましたわ。
聞く方も聞く方だけど、答える方もそこまで嫌な顔するこたぁないでしょうに…

ウェルカムドリンクにシャンパンを頂き、早くもテンション上がりまくり。
エコノミーと違って、食事もメニューを渡され豊富なドリンク類を含めて質の違いにこれまたビックリ。

さあ、一食目の和食か洋食を選択しなきゃ。

≪和食≫
・前菜
　　たらば蟹
　　ずわい蟹
　　蟹味噌和え
　　蒸しうに
　　いくら
・小鉢
　　北海縞海老とかすべの煮凍り
　　鮭の白子豆腐とあん肝豆腐の菊花餡掛け
・主菜
　　ほっけのちゃんちゃん焼き
・御飯（北海道産ゆめぴりか）
・味噌汁と香の物
・デザート
　　ＡＮＡオリジナル”手毬みかん”パフェ
　　季節の果物
・小菓子
　　お濃茶ラングドシャ「茶の菓」

≪洋食≫
・前菜
　　ドライビーフと柿のマリアージュ
　　冬野菜を添えて
　　フレッシュガーデンサラダとともに
・メインディッシュ（３つの内から選択）
　　オックステールシチュー
　　いちじくのヴィネガー風味　コンポートとともに

　　甘鯛のポワレ　エストラゴンの香りのソース
　　ごぼうのブレゼを添えて

　　冬野菜の湯葉包み
　　クリーミーなほうれん草のソース

・ブレッドセレクション
　　ドゥ・セーヴル産エシレバター
　　もしくは
　　オリーブオイルとともに

・デザート
　　ＡＮＡオリジナル”手毬みかん”パフェ
　　季節の果物
　　チーズ
・小菓子
　　お濃茶ラングドシャ「茶の菓」

飲み物メニューその１

飲み物メニューその２

飲み物メニューその３

一食目が終わった後に好きな時に好きなだけ食べれるメニューらしい。

あれもこれも食べてやるぞと鼻息も荒い。

悩んだ挙句、洋食に決定。

前菜が来る前にメニューにないものがやってくる。
とりあえず食べてみる。美味い〜

続いて前菜。なんか上品な味でよーわかりません。

パンも一緒にやってきました。

オリーブオイルもわざわざ小瓶に入って、なんと贅沢な。

メインはお肉にしたけど、なんや骨ばっかりで食べるとこないやんと思ったけど、メニュー見直したら
ちゃんとテールって書いてあった。大失敗の巻。

デザートはまずまずの味。

窓の外の景色を見ると、おっかないぐらいに寒そうな場所。
ここは一体どこら辺り？

そうですか、シベリアですか。
こんな所に不時着したら、さすがの裏フリースでも
体が持ちこたえられませんな。

あれこれ意気込んだ割に、やはり動かないもんだから
お腹も全く空かず、結局うどんとアイスクリームだけ注文。

16時、無事にパリＣＤＧ空港に着陸。
暗くならないうちにカバンを預ける宿に着きたい。
ロワッシーバス乗り場へ大急ぎで向かう。

チケットは自動券売機か窓口かで買えるが、機械操作に手間取りそうなんで窓口へ。

人の優しいそうなおっちゃんやったわ。
誰かに似てるなと思ったら、ハリーポッターに出てくるハリーが居候している家のお父さんソックリ（＾p＾）

ロワッシーバスのチケット9.1ユーロ購入。
ついでにネットで調べた回数券を買おうと『アンカルネ　シルブプレ』って言ったらおっちゃん笑いながら『ノン、ノン、あんきゃるねぇ〜』って発音訂正。
ええやんどっちでも（怒）
値段上がってたのか11.6ユーロ購入。

16時50分発のに乗車。
車内はガラガラだったからリュックを座席に置いても問題無し。

オペラ駅に到着後、メトロで韓国人宿に行きカバンを預ける。
お土産を渡すと非常に喜ばれる。ついでに多めに持ってきたカイロもあげたらおばあちゃん大喜び。

2日間お世話になるClichy市にある正規のユースホステル。パリ市内からちょっと離れてるけど、3日目に早朝のバスで地方の空港（Beauvais）に向かうため止むを得ずここに決定。
調べたところによると治安はあまり良くないらしい。
到着後、2泊分の代金45.4ユーロ＋手配料1.75ユーロの残金を支払う。
この部屋はドミトリー3人部屋。先に一人のアメリカ人らしき人が来ていた。結局2日とも二人っきり。
この女性、日本食が大好きで寿司が最高だって。
わさびもノープロブレムってさ。

夕食はラウンジで食べ残したおにぎりで済ませる。

宿のシャワー

宿のトイレ。電気がつかずに大変困った。
夜１０時頃就寝。