2009/12/28 - 2010/01/05
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ちゃおさん
アウトバーン、日本で言う高速道路が戦前のナチスの時代から整備されてきたドイツは、ベンツ、アウデイを初めととするモータリゼーションの国でもあり、キャンピングカーを利用しての余暇の利用方法に長けている。
ドイツは戦後早い時期から全国に観光道路網を整備し、誰が名付けたのか最も有名なのが「ロマンチック街道」、北部の「メルヘン街道」、ワイマール、ライプチッヒを通る「ゲーテ街道」、南部アルプスにかかる「アルペン街道」、それと今日このネッカー川沿いに走っている「古城街道」。
この「古城街道」はライン川の畔マンハイムからネッカー川を遡り、ハイデルベルグを通過し、ローテンブルグに至り、更にその先、ニュルンベルグからバイロイトを経由してチェコのプラハまで至る長大なものである。
添乗員の説明では、この街道沿いに200以上の城館、古城が建っているという。その多くに今でも城主が住んでいるが、中には博物館になったり、ホテルだったり、レストランに変わっているところもあると言う。中世から住んでいる城主もいれば、近世になって売り出されたお城を買って、自分の住まいにしている資産家もいるとのことである。
ゆったりしたネッカーの流れ。川幅も広く、平底の河船も数多く見られる。ラインの河口、オランダ・アムステルダムから入ってきた船は、マンハイムからこのネッカーに入り込む。国際河川になっているから、船尾の国旗が高々と掲揚されている。
所々に見える水門(堰)。ハイデルベルグにあったOld Bridgeも堰を兼ねていた。丘陵地帯を流れるこの川は、流れも緩やかで、20数箇所の水門(堰)を作って、川の水位を調整し、船を運行させている。パナマ運河の原型だ。今しも又サイレントと共に水門(堰)が閉じられ、船が閉じ込められている。いや、水位が上がるを待っている。長閑なドイツの丘陵地帯の光景だった。
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