2009年12月エジプト(43) コムオンボ神殿４／４

2009/12/12 - 2009/12/19

至聖所に向かって左側（ホルス側）の、ナイル川に面したところには、このように鍵穴のような形をした穴があります。これはナイロメーターといって、ナイル川とつながっていて水位を測っていました。この水位は税金のもとにもなりました。水位が高い時は作物もたくさん採れるはずだから税金も高くし、水位が低いときは不作のはずだから税金を安くしたそうです。向こう側の丸い部分をのぞいてみると、

エリア コム・オンボ(エジプト)

このように、深くまでつづいています。ナイロメーターの傍らには、

このようなワニの形をした建物があります。最近までここにはワニのミイラがあったようですが、博物館かどこかへ移されてしまいました。

ナイロメーターの向こう側（一番上の写真にも写っています）には、こんな形の建造物もあります。横から見ると椅子のような形でユニークなのでガイドさんに尋ねてみると、神殿の跡らしいです。レリーフが残されていないので誰のためのものかよく分からないのですが、ナイル川の氾濫と関係あるイシス女神のためのものかもしれないそうです。

すぐ横にはナイル川が見えます。ヨットのようなものの帆も見えます。

コムオンボ神殿では、１１時４５分に自由時間となり、１２時５分にバスに集合です。（今までの写真は、自由時間に撮影したものも含みます。）ホルス側の列柱の外から、神殿をもう一度眺めます。

帰りは、神殿の向かって左側に延びるこのような坂を下って、また折り返して写真の右奥の方へ戻っていくので、かなり遠回りです。坂を下りた所に博物館のようなものがありましたが、時間がないのでバスに戻って１２時１０分出発。