2009年12月エジプト(41) コムオンボ神殿２／４

2009/12/12 - 2009/12/19

神殿の中に入ってみます。すると、手前に柱が並んでいて、奥の方に通路が延びています。

エリア コム・オンボ(エジプト)

ホルス神殿側（左側）の入口を入って左側の壁を見返してみると、このようなレリーフがあります。左側には、ホルス神やハトホル女神たちに祝福か何かをされている、プトレマイオス５世が描かれています。このレリーフの横の方には、

このようなレリーフがあります。一番左は多分プトレマイオスです。左から２番目はハヤブサの頭をしたホルス、その右がワニ頭だからソベク、そして一番右は多分ハトホル女神です。

これもガイドさんが説明してくれましたが、すっかり忘れました。分かったら、このページを更新します。

この真ん中の人は、クレオパトラ２世（有名なクレオパトラ７世のおばあさん）だそうです。

右のホルス神（ハヤブサの頭の神様）と左のトト神（トキの頭の神様）が、ファラオに生命を与えている場面です。同じようなレリーフは、ラムセス３世葬祭殿でも見ました。

この神殿が造られたプトレマイオス時代は、古代エジプトの中では新しい時代なので、レリーフも以前の時代のものと雰囲気が違います。お腹のあたりは、盛り上がって肉の感覚があります。

ここでもファラオが、右のホルスに何かもらっています。

ソベク神側（右側）の通路を至聖所の方向に進んでいって、右側の壁の裏側を見返すと、このようなレリーフがあります。これは、カレンダーのレリーフで、

拡大してみると、こんな感じになっています。右側の「○」は「日」を表し、「Ｕ」が上下逆さまなのは「１０」を表し、「Ｉ」は「１」を表します。だから、上から順に、「２６日」「２７日」「２８日」と書かれているのです。その次には、「○」が上下の半円に分かれているような印がありますが、これは「９」を表すので、「２９日」ということになります。このカレンダーの横には、

この地方の３つの季節が神様の姿で描かれています。ナイル川の氾濫の時期だったり、種まきの時期だったりしたような気がしますが、忘れてしまいました。分かったら、このページを更新します。

通路を至聖所の方向にもっと進みます。ホルス（左）側の通路とソベク（右）側の通路に挟まれた中央の壁のうち、至聖所の直前あたりにある壁を見ます。右の端のあたりに、とても小さなレリーフがあります。これも珍しいレリーフで、右側には出産の様子が、左側には授乳の様子が描かれています。