2009/12/12 - 2009/12/19
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mas98765さん
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多柱室の向こうには、オベリスクが2本そびえています。 手前(右側)のものがトトメス1世のオベリスクで、向こう(左側)に見えるものがハトシェプストのオベリスクです。ハトシェプストはトトメス1世の娘です。どちらも当時は2本ずつそびえていました。
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こちらがトトメス1世のオベリスクです。赤色花崗岩でできています。中心の1行だけがトトメス1世が記したもので、両脇の文はラムセス4世が付け加えたものです。
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トトメス1世のオベリスクのあたりから右を見ると、門があって、ずっと先に第7塔門、第8塔門、第9塔門、第10塔門というように続き、その先にスフィンクス参道があって、ムート神殿を経由しながら当時はルクソール神殿まで続いていました。祭りの時は、この参道を通って聖なる船をルクソール神殿から運びました。
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こちらはハトシェプスト女王のオベリスクです。一番上の写真では低く見えますが、高さ30m以上でこちらの方が高く、実はエジプトに現存する全てのオベリスクで最も高いものです。よく見ると、上の方が黄色く変色していますが、変色していない下の部分は以前、
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こんな風な形で、上の方まで周りを石で覆われていたため、変色しなかったのです。ハトシェプストが大嫌いだったトトメス3世が、このオベリスクを見えなくするためにやったことですが、それが逆に保存を助ける結果となりました。
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近寄ると、ちゃんとハトシェプストのカルトゥーシュがあります。
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このあたりはもともとハトシェプスト女王の作った場所ですが、オベリスクの右側あたりの壁を見ると、このようにトトメス3世のカルトゥーシュがあります。かつてハトシェプストにいじめられていたトトメス3世ですが、実は強いファラオとして有名です。ハトシェプストが平和外交を進めたのに対し、戦争を繰り返して領土を拡大し、エジプトのナポレオンとも呼ばれます。
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この壁には、トトメス3世が捕虜にした外国の王の名前が並んでいます。一見カルトゥーシュのようですが、よくみると輪郭がギザギザしていて、これは囚われの身であることを表しています。
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