2009/10/10 - 2009/10/19
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sheltieさん
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ギリシャ・南イタリア旅行記の7日目です。初めての旅行記作成でしたが、正直こんなに時間がかかって大変だとは思いませんでした。顔へのぼかしの入れ方なども調べてなんとか7日目までこぎつけました。
アクセスも徐々に増えてきて、ここまで来るととりあえず早めに完成させたいと毎日少しずつ編集しています。
2009年は2月にスペイン一周にも行っていますので、この旅行記が完成したのち、作成していきたいなと考えています。
今回は、メインイベントに挙げている方も多い「青の洞窟」には高波に阻まれ、船も出ない状況でしたが、その代りの第一級の高級リゾートであるカプリ島と世界遺産ポンペイ遺跡のご紹介です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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7日目は、バスの車窓から世界遺産ナポリ歴史地区の観光をし、カプリ島まで高速船でわたって、青の洞窟を見た後、世界遺産ポンペイ遺跡を観光してローマに向かう行程です。
車窓観光でイタリアの三大劇場のひとつであるサンカルロ劇場(他はローマのオペラ座、ミラノのスカラ座)やヌオーヴォ城などを見た後(あっという間です)、卵城の前の民謡で有名なサンタルチア地区で下車し、ナポリの風景を撮影することができます。
ただし、時間帯にもよりますが、ジプシーなども多くスリには十分に注意しなければいけない場所です。 -
朝、日の出前の卵城です。シルエットがなんとも言えません。卵城の前が有名なサンタルチア港。本当に小さい港でヨットが係留されています。
実はナポリ観光は、ここ以外の場所で下車することはありません。そのくらいナポリは危険なのだと思いますが、時間帯にもよりますが、この場所でもカメラ以外は持たないようにしたほうがよいと思います。
ところで、パートナーはよく狙われるのですが、実際にあった未遂事件を書いておきます。
パリのノートルダム寺院では団体が出口に殺到するタイミングで何人かのスリがどこからともなく現れ、寄ってきます。睨むとあきらめて離れていきますが‥。フィレンツェのヴェッキオ宮殿前広場では、子供のグループによる引ったくりを見ました。
実際に買い物袋をひったくられて悲鳴を上げる女性の傍らを疾走していく子供たちを見ましたし、パートナーは2人組の子供たちにあと2メートルまで接近され、ひったくられそうになり、私がガードして難を逃れました。
子供たちはゲーム感覚でこうした犯罪を楽しんでいるようです。仮に捕まえたとしても、少年の場合には翌日には釈放されるそうです。
日本での常識が通用しないと言うことをくれぐれもお忘れなく、安全な旅行をしてください。 -
卵城の前のこの辺りがサンタルチア港です。
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「ナポリを見てから死ね」のことわざがありますが、確かにこの暁に染まるナポリの風景は美しすぎます。
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ベヴェレッロ港の朝日と豪華客船。
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後ろにベヴェレッロ港と書かれています。ここから、高速船に乗り、カプリ島を目指します。
天気はいいのですが、波はどうでしょうか。 -
この城はヌオ−ヴォ城、13世紀に建てられたそうです。
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私たちの乗船する高速船です。
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自由席です。前のほうが上下の揺れが激しいそうですので、いやな方は後ろの席のほうに座りましょう。トイレも後方にあります。どんどん団体客が乗船してきますので、なるべく早めにトイレに行きましょう。そのうち長い行列ができてしまいます。
そうすると、揺れている船の中で長時間立ったまま待つことになります。 -
左側のおじさんが現地ガイドの確かペペさんという方だったでしょうか。優しそうなベテランガイドさんです。
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カプリ島に到着。最高の天気です…。
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しかし、「天気晴朗なれど波高し」で、青の洞窟行きの船は出港できません。
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波がなければ後ろの船で青の洞窟を目指すのですが…。
青の洞窟に行けない場合、1000円が返金されます。
そして、その代りにバスでカプリ島のメインストリートのある高台に上がり、帰りはケーブルカーで帰ってくるというショートツアーに切り替え、5ユーロをガイドさんに支払います。 -
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バスを降りるとこの通りを真ん中に見える鐘楼に向かって歩いていきます。鐘楼のあたりが広場になっており、ケーブルカーの駅にもなっています。
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Grand Hotel QUISISANA
ハリウッドスターも泊る「5つ星+L」の最高級ホテルです。このプラスLというのはよくわからないのですが、4つ星+Lの場合は、5つ星に近いグレードという意味なので、5つ星の中でも最上級という意味でしょうか。
カプリの場合、下水環境が整わず、5つ星がなかなか取れないそうです。 -
振り返ればカプリの青い海が広がっています。何度も言うようにカプリ島は第1級高級リゾートです。こんなところに長期滞在し、のんびりとヨットにでも乗って過ごしてみたいと夢みたいなことを考えますが、短い滞在時間は刻一刻と過ぎていきます。
急がねば…。 -
メインストリートを抜け、海岸線に出ると、上陸した島の反対側にあるアウグストゥス庭園に到着します。
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逆光が幸いし、きれいなシルエットが楽しめました。
トラガラ岬とファラリオーニの奇岩です。 -
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アウグストゥス庭園の一番奥のテラスからの絶景です。
レンズを通してみるのがもったいないくらいの景色。
ずーと眺めていたい…。 -
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帰りはケーブルカーで山を降ります。
このケーブルカーは「フニコラーレ」と呼ばれていて、昔集客のために作られた歌が「フニクリ・フニクラ」、日本では「鬼のパンツはいいパンツー、強いぞー、強いぞー」で知られている歌です。 -
フニクラーレの中はこんな感じで立ったまま乗車します。
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途中のトンネルで上がってくる電車とすれ違います。
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降りたところで、記念撮影しました。
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青の洞窟に行けず残念でしたが、この日で4日連続だめだったそうです。ちなみに阪急交通の10月のデータでは、2007年で50%、2008年は90%の確率で青の洞窟に入れたそうです。
まあだめな場合の情報としてカプリ島観光も入れておいてください。
ちなみに、カプリ島の中では青の洞窟は、それほど特別なものではなく観光地のひとつくらいの捉えられ方をされているそうです。
そう言われても、「ナポリを見てから死ね」ではなく、「死ぬまでに青の洞窟が見てみたい」が日本人の気持ちかもしれませんね。 -
カプリ島から高速船でナポリまで戻り、次の世界遺産ポンペイ遺跡のそばのレストランで昼食です。
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日本人団体客御用達のレストランです。
片言の日本語を使いながら楽しくサービスしてくれます。 -
ナポリの南東に位置する、ヴェズィーヴォ山麓で造られている「ラ・クリマ・クリスティ(キリストの涙)」と名づけられたワインです。
昔ナポリでは、人々は憎しみあい、奪い合いを繰り返しており、そのナポリの悲惨な様子を、天上から眺めていたキリストは、嘆かれて涙を流し、その涙が落ちた大地から葡萄の樹が生えてきて、素晴らしいワインが生まれたという逸話が「キリストの涙」というワインの名前の由来です。
また、19世紀にナポリを訪れたゲーテは「ラ・クリマ・クリスティ」を飲み、あまりの美味しさに感動して、なぜキリストはドイツで涙を流してくれなかったのだろうかと言わしめたそうです。 -
「てんこーもーりー」とか、変な日本語を話して笑わしてくれます。
写真がないのですが、ここポンペイではイカのフリッターが名物でスパゲッティの後に出てきます。
地元産のレモンをたっぷり絞って美味しくいただけます。 -
日本で言うナポリタンスパゲティですね。
ご存知のようにナポリタンは日本で生まれた言葉。
横浜が発祥らしいですね。
第一次世界大戦に連合国側として参戦した日本海軍がイタリアに寄港した際にトマト味のスパゲティと出会い、改良して今日のナポリタンが誕生したそうです。 -
デザートのアイスクリームも3種類あって、好きなものを選べました。ちょっとした気遣いに、うれしくなりますね。
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昼食の後は世界遺産ポンペイ遺跡です。
ここには2007年12月に続いて2回目です。
この写真は、2007年12月1日の写真です。
観光客は少なくなっていますが、天気さえ良ければコートが要らないくらい暖かかったです。 -
入口から入ってすぐに左側にある遺跡です。
私たちのツアーでは説明がなかったのですが、ここは昔港だったところで、船を係留する柱も見えます。
ガイドブックにはマリーナ入口として案内されています。 -
ここは、「娼婦の館」と呼ばれる遺跡です。
2007年に来た時は、修復工事中で見れなかった場所です。左側に入口があり、両サイドから多くの観光客で渋滞しています。ナポリに停泊していた豪華客船から多くの人が観光に訪れています。
しかし、こんなときでも我先に割り込もうとする人はいません。ガイドが次はあなたその次の次が私たちのグループみたいな感じでマナー良く入場します。
当たり前なんだろうけど、こういう気持のよいマナーの良さがヨーロッパにはあります。 -
娼婦の館の中にある男女の交わりを表した絵です。
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浴場の中に差し込む光が美しい。
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浴場の壁が保温のため2重構造になっていることを示しているのですが、よくわからない写真で申し訳ありません。
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居酒屋のかまどの跡です。
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パン屋さんのかまどです。本当に1900年前にこれほどの文明水準があったとは信じがたいですね。
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鉛の水道管ですよ。日本は弥生時代だったのに。
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この建物は休憩所。軽食が取れそうな感じです
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ジャラート屋さんです。ツアー行動中ですので、食べたいのを我慢して先に進みます。
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玄関には首輪をはめた犬のタイルが…。
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指差しているのは馬車の車輪のあとです。そして大きな敷石は横断歩道、車道と歩道がわかれ雨が降ってもぬれずに道を渡れるというもの。
すごいのはそのために馬車の車輪の幅を定めていたということですね。 -
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今回はショートコースだったのか、ここにはきませんでした。写真は2007年12月1日に撮影したオデオン座です。当時は屋根つきの劇場で5000人を収容できたといわれています。
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