2009/10/31 - 2009/11/03
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korotamaさん
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ベトナムがどんな国なのか殆ど知らなかったので、訪れる1週間ほど前に突如思い立ち、サイゴン陥落の前後の有様が記録された、近藤紘一氏のルポルタージュ「サイゴンのいちばん長い日」を読みました。
現地特派員の目を通して描かれたサイゴンの有様は、字面を追うだけでも迫力あり、かつ、サイゴンに生きる人々の息遣いがすぐここに感じられるものでした。
佐藤氏の見たサイゴン陥落の話を思い出しながら、無血開城の統一会堂(旧大統領府)と戦争証跡博物館を訪れました。
ちなみに、お抱えカメラマンは司馬遼太郎著「人間の集団について-ベトナムから考える」を読んで、ベトナムに臨んだのでした。
※訪れた場所マップ
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hq=&hnear=%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E5%9F%8E&msa=0&msid=113923146550411158103.0004782ae668bf73b4c95&ll=10.795537,106.681366&spn=0.094766,0.154324&z=13&brcurrent=3,0x0:0x0,0
※ベトナム語独特の文字は化けるので、英字アルファベットに変えています。
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【行程】
10/31(土) Narita - Guangzhou - Ho Chi Minh
11/01(日) Ho Chi Minh City
11/02(月) Ho Chi Minh (My Tho , Cu Chi)
11/03(火) Ho Chi Minh - Guangzhou - Incheon - Narita
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国南方航空
PR
-
Hoi Truong Thong Nhat
統一会堂(トンニャット宮殿)
南ベトナム政権時代の大統領官邸で、当時は「独立宮殿」と呼ばれていました。
1975年4月30日、北ベトナムの解放軍の戦車がここに無血入城し、南ベトナムのサイゴン政府は陥落しました。
敷地内に入るには、入り口で入場料15,000ドンを支払い、荷物検査を受けます。 -
建物に入ってすぐの応接間には、ホー・チ・ミンの胸像がありました。
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建物内には100以上の部屋があるとか!
写真は、
左上:内閣会議室
左下:副大統領の応接室
右上:大統領の国内客の応接室
右下:図書提出室
全体的に、装飾が中国風なのが印象的でした。 -
図書提出室に掛けられている大きな漆絵。
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同じく、図書提出室の壁に掛けられていた、絵。
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2階のフロアに美しいカーペットが敷かれていました。
立ち入り禁止で、見張りの人もいるのですが、周りにロープを張っているわけでもないので、気づかずに踏み入ってしまう人も多かったです。 -
大統領夫人の応接室に娯楽室!
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映画室までありますー。
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ガラス張りの明るい廊下です。
戦時中、外からの攻撃に晒されやすくなかったのかなぁ、と疑問がわきましたー。 -
2階だったかな?
テラスの庭を囲むように大統領の寝室が配されていました。 -
庭で あんぐり蛙さん
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こちらは作戦会議室です。
複数の電話機に、壁には数種類の地図が貼られています。 -
これは、観光客用のトイレ…
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屋上のヘリポートには、サイゴン陥落の直前 4/21まで南ベトナムの大統領だったグエン・ヴァン・チューが利用していたという、アメリカ製のUH1ヘリコプターが置かれています。
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統一会堂の庭。
ここに戦車が突入してきたんですね。 -
そんな前庭を1台のリムジンが走っていますー。
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あー、花嫁さんですねー。
式を挙げたばかりの記念撮影なのかなー。 -
統一会堂の敷地は広く、建物は庭に囲まれています。
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冷たい物で喉を潤す人々ー。
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前庭の片隅に、
1975年4月30日に独立宮殿のメインゲートを突き破った中国製の戦車。 -
その隣には、サイドゲートを突き破ったソ連製の戦車が展示されています。
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そして、奥の方に、米軍の戦闘機が展示されています。
米軍の星のマークがバッテンされています。 -
屋上や建物の周辺にたくさん置かれていました。
水が濁ることもなく、ボウフラがわくこともなく、ちゃんと手入れされているんですね。 -
統一会堂でー
黄色の花が鮮やか。 -
統一会堂に咲く、白い花。
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Bao Tang Chung Tich Chien Tranh
戦争証跡博物館
ベトナム戦争に関する博物館です。
屋内には写真や資料、武器が、屋外には戦車や戦闘機が展示されるとともに、南ベトナム政府による拷問施設の復元もあります。
入り口で15,000ドン払って中に入ります。
あら? 建物外観の写真を撮っていませんでしたね。
写真は1階の様子。
手榴弾などの武器の他、戦時中の写真や資料、枯葉剤により奇形になってしまった胎児のホルマリン漬けなどが展示されています。
日本語の説明書きが少なかったので(それでも、ところどころあったのには驚きました)、展示資料に書かれていることの半分も理解できなかったけれど、写真など目に飛び込んでくるもので、言わんとしていることが伝わってきました。 -
2階にもたくさんの資料が展示されています。
ただ、あまりにも蒸し暑く、気分が悪くなり、じっくり見られなかったのが残念。 -
有名写真家の写真も展示されていました。
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このようなポスターも。
korotamaも日本の町で目にしたことがあったのかな… -
建物の中央は吹き抜けになっています。
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屋外の一角に復元されている、南ベトナム政府による拷問施設「Chuong Cop」。
虎の檻という意味だそうです。 -
写真や説明書きの他、模型などで残酷な有様を伝えています。
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前庭では、ベトナム戦争で使われた戦闘機や戦車が展示されています。
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潜水艦と見間違えてしまったヘリ。
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屋外展示物は、確か、みな米軍のもの。
一方のみの展示なんですね。
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この旅行記へのコメント (2)
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- むんさん 2009/11/14 22:55:48
- サイゴンのいちばん長い日
- korotamaさん、こんばんは!
ホーチミンにご旅行なさったんですね〜。
お帰りなさい。
>サイゴン陥落の前後の有様が記録された、近藤紘一氏のルポルタージュ
>「サイゴンのいちばん長い日」を読みました。
>現地特派員の目を通して描かれたサイゴンの有様は、字面を追うだけでも
>迫力あり、かつ、サイゴンに生きる人々の息遣いがすぐここに感じられるものでした。
このコメントにとても共感♪
実は私がベトナムに興味を持ったのが、近藤紘一氏のルポルタージュを読んだのがきっかけ!
「サイゴンのいちばん長い日」も読みました〜。
サイゴンの人々の息遣い〜すごく感じられましたね。
それだけに、実際に訪れたホーチミンの街の活気が、とても印象深かったですね。
korotamaさんも戦争証跡博物館に行かれたんですね〜。
ここでは、ホントにすごい衝撃でしたね。
- korotamaさん からの返信 2009/11/16 10:00:35
- RE: サイゴンのいちばん長い日
- むんさん、こんにちは。korotamaです。
メッセージ、どうもありがとうございます!
近藤紘一氏のことは、「ベトナムに行く前に読むとよい本」とかいう情報をネットで読んだ時に知りました。
ベトナムのことって、改めて振り返ると殆ど知らないkorotamaです。
アメリカ映画で描かれた戦争のことや、ニュースで時折報道される枯葉剤のこと、テレビで目にする世界遺産の美しい姿…。
そんな中で読んだ「サイゴンのいちばん長い日」は強烈でした。
そして、その衝撃冷めやらぬまま足を踏み入れたホーチミンの、インパクトの強かったこと!
あれから30年以上が経っているわけですが、その時間の流れが感じられない瞬間も時々ありました。
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