2009/10/25 - 2009/10/25
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ゆうこママさん
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中部国際空港〜新潟空港〜新潟駅〜佐渡汽船〜佐渡両津港〜定期観光バス半日コース〜ホテル大佐渡〜定期観光バス1日コース〜大佐渡でもう1泊〜息のむ夕日〜相川街歩き〜タクシーで歴史三昧
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旅は3日目、この日が最終日。
ホテルの外に広がる海も空も青い。
天気予報は今日も快晴。
部屋でだらだら過ごし、少し遅めの朝食。
朝食は和洋のビュフェスタイルでメニューは十分たくさんある。
最初の朝は何も考えずにパンにしてしまったが、ここは米どころ。
2度目の朝は白いごはんを堪能した。
何も入れない塩むすびで食べたい、と思う美味しさ。
ところで、佐渡産コシヒカリ、なかでもトキ認証米は美味しいだけでなく安心安全なコメとしてただいま売り出し中のコメなのだ。
佐渡ではトキ野生復帰に向けて、エサ場となる休耕田を利用したビオトープ作りや、環境保全型農業が取り組まれている。
平成20年秋から人工飼育のトキの放鳥が始まり、そのエサ場にドジョウや昆虫が多く住む環境作りが必要となった。
トキが舞う島を実現するためはエサ場の確保は必須。トキが暮らせる環境作りにをと減農薬・減化学肥料栽培による稲作の取り組みが始まったというわけだ。
トキ認証米はトキのために始まった米であるが、人のためにもうれしい。頑張れトキ米 -
さて何時にどこへ向けて出発しようか、朝食後も迷っていた。
行きたい寺がいくつかある。
が、1日タクシーで廻ったら赤字財政に即転落だ。
「路線バスで巡る佐渡の旅」というパンフレットを見つけ、時刻表とコースを検討したが、これではお目当ての場所に行けない。
定期観光バスの車窓から一瞬見ただけの相川の街も、もう少し見てみたい。
フロントで相川まちあるきの時間や距離について教えてもらい、金山へ行くまでの道ならば車で送ってもらえるというので、とりあえず相川郷土博物館までいくことにした。
いろいろ相談にのっていただいたフロントの方。
確かIさん(お名前を伺えばよかった)ありがとう。 -
相川郷土博物館、午前9時過。
ホテルの車でここまで送ってもらった。
さあ、相川を歩こう。
大きな荷物は佐渡手ぶら便でホテルから両津港まで送ったから身軽にショルダーバッグのみ。
万が一お昼ごはんを食べるところが見つからなくて大丈夫なように、ペットボトルのお茶とおにぎりも持ってるぞ。
このおにぎり、昨夜の釜飯をにぎってもらったもの。
冷蔵庫に入れてそのまま爆睡し、朝チェックアウトの前に取り出してそのままもって来ちゃった。ホテルさんごめん。
佐渡観光協会さんに提案です。
お宿でお弁当おにぎり販売をやってもらえないでしょうか。
おかずはいりません。歩くのに邪魔ですから。
ただ、あの美味しいお米の白飯のおにぎりだけでよいのです。
佐渡の海を眺めながら、あるいは山々に囲まれて、古びたお寺の山門の下で、トキの舞う田園を見ながら。
きっとおいしいと思います。 -
佐渡金山跡を見学した人には、ここへの入館を薦めたい。
地下水のくみ上げ作業を体験できる。
建物を外から見るだけではもったいないよ。 -
相川郷土博物館。
建物自体が文化財といってよいだろう。
どこかの歴史研究グループが見学していた。
が、一般の客はゼロ。もったいない。
建物は明治時代の旧宮内省御料局佐渡支庁・鉱山事務所跡で、屋根瓦に菊の紋が入っている。
昭和31年に博物館として開館。
館内には、鉱石・鉱山用具などの鉱山資料や、奉行所関係絵図などの天領資料を展示。 -
佐渡金山は江戸徳川幕府の直轄であったが、明治になって宮内庁のものとなった。
建物の屋根の菊の紋章がその歴史を物語る。 -
階段も手すりもいい具合にすり減って、年月の長さを感じさせる。
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2階の展示室へ向かう廊下の床も木目が浮き出して美しい。
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芭蕉の句碑(竹梅塚)
唐土や 可と荷五日の 斗に梅
もろこしや かとにいつかの たけにうめ -
金の採掘現場で地下水をくみ上げる道具。
定期観光バスで行った佐渡金山ではロボットがその作業を再現していたが、ここでは実際に体験できる。
ハンドルを回してみたが、重い。
この作業を劣悪な環境下で続けるのは、厳しかったであろう。
佐渡というと江戸時代の流罪の島というイメージが強いが実際は違う。
江戸時代の始まりとともに採掘が始まった佐渡金山。
豊富な金を採掘するためには多くの人手がいる。特に江戸中期になると堀りすすめた坑道が海水面下にまで達し、湧き出す地下水をくみ上げ地上に送る作業に多くの労力を要した。
江戸幕府は、勘当されたり村や隣組を抜け出したりした無宿人を捕まえて金山に送り込んだそうだ。従って、彼らは決して今で言う犯罪者ではない。
中世に佐渡に流されたのはもっぱら政治犯。それも死罪にできないほど身分の高い者か僧である。
都の近くに置いてクーデターを起こされないよう、遠く離れた島に送ったのだ。
鎌倉幕府を起こした源頼朝も、流刑先の伊豆で旗揚げした例があり、とにかく絶対に帰京不可で本土に悪影響を及ぼさないほど遠くにと、為政者なら誰しも思うだろう。 -
銅造聖観音菩薩(相川町鹿伏 観音所蔵 県指定文化財)
展示室の片隅に小さな白黒写真パネルが張ってあった。
こんなところでこんなに可憐な聖観音に出会うとは。
実物にお会いしたいものだ。 -
金銅聖観音菩薩(相川町二見 龍吟寺所蔵 国重文)
写真がひどくてごめんなさい。
実際はもっとまともな写真です。
どこにあるのか博物館の管理人さんにお聞きしたがわからなかった。
残念。
この観音像は、順徳天皇の念持仏で台ヶ鼻の双股岩に漂着したものいう伝承を持っている。
平安時代初期、像高35.4?。
本体は一鋳し、右腕のひじから先と台座は別に鋳造。天衣・瓔珞(ようらく)・冠帯の飾りも別鋳取り付け、全体に鍍金をほどこす。
大きな宝髻(ほうけい)を結い、やや伏せ目で優美な顔は、貴公子を思わせる。
(相川町の文化財より)
台ヶ鼻には7世紀後半の高句麗式の古墳もあり、佐渡が古代から高度に栄えていたことがわかる。 -
古びたガラスケースに無造作に置いてあった。
マリア観音。
照明がなく写真には写らない。
いつの時代のものだろう。
素朴だけれど強い信仰の息吹を感じる。 -
相川は金山で繁栄したまち。
江戸時代には人口5万人にもなったとか。
当然、鉱山労働者だけでなく様々な人や文化が流れ込んでくる。
今はひなびた過疎のまちだが、日本で有数のにぎやかなまちだったのだ。
佐渡は日本中から人が集まり、都の文化はもちろん様々な地方の文化が流入するため、それらが化学反応を起こし、独特の芸能が生み出されたのだと思う。 -
遊女などの心中は、悲惨な結末を迎える。
あわれ。 -
博物館の前に広がる金の選鉱場跡。
広大な敷地に廃墟のような建物が広がる。 -
金山は宮内庁から三菱に払い下げられ、平成元年まで続いた。
東洋一の浮遊選鉱場。
昭和初期の繁栄の跡であり、貴重な産業遺跡だ。
保存に向けての取り組みが始まっているらしい。
よかった。 -
選鉱場を奉行所側の山から見たもの。
大きさがわかるかなあ。 -
博物館から奉行所へ。このような看板を頼りに歩く。
大体の距離が表示してあるとうれしいのだが。 -
御帯刀坂を登って奉行所へ
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だれも歩いていない。
そらにとんび。 -
坂道から振り返ると眼下に日本海が広がる
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佐渡奉行所
明治維新後も規模を縮小しながらも役所や学校として手を加えながら使われてきたが、昭和4年の火災ですべてが失われた。
跡地は中学校となったが、その学校が移転となったのを契機に発掘調査を行ったところ図面通りの遺構が発見され、当初の奉行所を忠実に再現して建設したもの。
ガイドさんが丁寧に説明してくださる。 -
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お白洲
通常の白洲は屋根がないものなのだそうだが、
この奉行所では潮風がまともに入り込むため屋根も壁もある。
実際に座ることができる。
砂利の上にムシロだけ敷いて座るのは足が痛い。 -
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奉行所の斜め前が版画村。
バス停の看板が微妙に傾いてゆるラブリーなのでパチリ。 -
佐渡版画村
明治21年に立てられた旧裁判所。 -
版画村の横の小道を入って鐘楼へ。
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佐渡ではいたるところでツワブキが咲いていた。
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時鐘
18世紀から明治初年まで約200年間にわたって、時刻を知らせてきた鐘。
現在は朝夕の時刻を知らせる。 -
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電柱が残念
繁栄した往時をうかがわせるものは、少ない。
少し歩いてもと来た道を戻ることに。 -
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時鐘の近くで長坂へ
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長坂
ここも電柱が残念 -
海へ向かって長い坂を下っていく。
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長坂を降りきった辺りから奉行所の方角に登る西坂。
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旧相川税務署
長坂と西坂の合流点に位置する。 -
税務署の向かい側。
佐渡奉行所の海側の西坂を下りきったところ。
1606年から明治に入るまでここに牢屋があった。
敷地内には獄舎、拷問場、処刑場があったそうだ。
通行人が手を合わせて通ることから、西坂入口の小橋を合掌橋と言った。 -
牢屋跡の阿弥陀堂。
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毎年4月には受刑者の供養が行われ、処刑場の跡には塔婆と供花が絶えない。
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まちあるき終了。
11時過ぎに相川観光案内所前のバス停に到着。
あとは、国分寺と長谷寺と慶宮寺八祖堂を見たい。
とりあえず路線バスで、佐和田に行くことにした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- 三昧さん 2010/07/24 13:34:20
- 違いが分かりました
- ゆうこママさん、こんにちは
>2階の展示室へ向かう廊下の床も木目が浮き出して美しい。
観察力が鋭いですね。こういう力が培われていない黒鯛釣師にとって、ゆうこママさんの佐渡旅行記は勉強になります。
電柱も そうです。黒だったら、気にも留めませんが・・・
>博物館から奉行所へ。このような看板を頼りに歩く。
大体の距離が表示してあるとうれしいのだが。
・・・
違いが分かりました。目から入った情報を脳で分析して自分の意見として旅行記に反映している(ゆうこママさん)か、目から入った情報を脳ミソまで伝達していない(黒鯛釣師)かの違いですね。
黒鯛釣師
- ゆうこママさん からの返信 2010/07/24 22:56:59
- RE: 違いが分かりました
- > >2階の展示室へ向かう廊下の床も木目が浮き出して美しい。
> 観察力が鋭いですね。こういう力が培われていない黒鯛釣師にとって、ゆうこママさんの佐渡旅行記は勉強になります。
とんでもない。
チビなので、低いところに目がいくのです。
長い年月を経てきた物を目にすると、自然に頭が下がります。
あれ、これじゃさらにチビになる。
> 電柱も そうです。黒だったら、気にも留めませんが・・・
> >博物館から奉行所へ。このような看板を頼りに歩く。
> 大体の距離が表示してあるとうれしいのだが。
足に自信がなく、いつギブアップすることになるか分からないので、距離は気になります。
ひとりだと誰も助けてくれないし・・・
でも、歩き旅は、小さな気付きがたくさんあるので、気に入ってます。
車だと気付かないこと、てんこもりありますよ。
こういうたびに出ると、自分の性格が全く変わってしまうことに驚きます。
車を運転しているときは、赤信号にいらいらし、
日常生活では、直前で電車を乗り逃がすとすごくがっかりする。ほんの数分待てば次の列車が来るのに、です。
分単位、秒単位のことにいらいらしている自分がいます。
なのに、こんな場所ではのんびり坂を登り、目的地を一目散に目指すわけでなく後ろを振り返る余裕がある。するとそこには思いがけない景色が拡がっている。
歩き旅ならではの楽しみです。
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- morino296さん 2009/11/01 10:14:36
- おにぎり
- ゆうこままさん
続けてお邪魔します。
おにぎりの行方、分かりました。
握り飯のサービス、いい提案ですね。
お米が美味しいのですね。
(と、いうことは、お酒も美味しいことになりますね。)
佐渡、路線バスで観光するのは、時間が掛かり難しそうですね。
相川地区だけでも見所が多いですね。
天気も良く、身軽で散策できて良かったですね。
佐渡、やはり、行ってみたい気持ちが募ります。
morino296
- ゆうこママさん からの返信 2009/11/01 23:42:07
- RE: おにぎり
- お酒もおいしいと思います。たぶん。
わたし、あまり飲めなくって本当はよくわからないのですが、
酒蔵で試飲したのは、甘ったるくなくて美味しいと思いました。
佐渡、是非お出かけを。
春か秋に、泊まるのは西側です。絶対。
最北端の宿では、朝日と夕日を両方楽しめるお宿もあるそうです。
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