中国・山西省の旅（３９）五臺山出発の朝。

2009/08/04 - 2009/08/10

７時、約束の場所へ行くと、運転手の張君がきていない。・・・矢張り、いい加減な口約束だったのか・・・、と半ば諦めかけ、であれば長距離バスで北京に戻るしかないか、と、暫らく待ってからそのバスセンターへ歩きかけたところ、後ろからクラクションが鳴らされる。

１５分遅れで、張君がやってきた。大陸人だから１５分程度は織り込み済みだったが・・。車には奥さんとまだ生まれてまだ２歳にもならない子供が乗っている。大同へ行くのだからと、家族を同伴してきたのだ。

車は一昨日通ってきた北門ゲートを通過し、東台頂のある鴻門で一休み。２８００ｍ近くの高台にある為、空気が冷たい。五台の盆地に最後の別れを告げてから、車は山を下って行く。山全体が丸みを帯びて草原状になっている。牛があちこちで放牧されている。天然の牧草地だ。昔だったら、これは牛ではなく、山羊か羊が放羊されていたかも知れない。

一昨日は公共バスで来た為、この山の坂を上るのも下るのも、結構な時間がかかったが、今日は日産の乗用車。あっと言う間に山を下り降りた。

エリア 五台山(中国)

五臺山の招待所のベッド。キャンデーをこの宿の娘さんに置いてくる。

張君との待ち合わせ場所の旅行社前。今、中国人は旅行ブームで、五臺山観光のこのような旅行代理店が町のあちこちにある。

土産物店も早朝から店開きをしている。

朝早くから、お客さんもやってきている。

果物屋も豊富な果物を置いてある。

五臺山の盆地とも最後の別れ。

東台頂にある望海峰。標高は２７９５ｍ。

遥か下に台懐の町が見える。

東台頂の峠に立っている鴻門。

こんな高い山で放牧もされている。