2009/08/03 - 2009/08/09
121位(同エリア146件中)
ちゃおさん
北京の西端にある長距離バスターミナルは「六里橋長途站」という正式名称だが、タクシーに乗るとき、「五臺山」とか「大同」とか、行く先の都市名を伝えれば、運転手はこのバスセンターまで運んでくれる。そういう意味ではタイの長距離バスターミナルと同じである。
タクシーを降りて、直ぐに飛び乗ったバスが丁度大同行き。ここから大同までは凡そ320〜350キロ、東京ー名古屋間位の距離であるが、ずっと高速道上を走り、約4時間半で大同バスターミナルに到着する。
バスに乗ると直ぐにも車掌がやってきて、120元の乗車賃を徴収される。空港近くのホテルからここまで130元のタクシー代を払ったから、それよりも安い料金。
高速バスは市内の高速道から連続して続く北方面向きの高速道を一路八達嶺に向け走行する。今から、15−6年前、最初に北京に来て、万里の長城に向った時は、まだ高速もなにも出来てなく、大きなアカシアの大木の直線道を真っ直ぐ、八達嶺に向ったが、今は高速で30分もかからない。
段々山が近くなってくると、窓の外に万里の長城の砦の擁壁が見えてきて、瞬間駐車場、土産物屋が見えたと思ったら、もう直ぐにもトンネルに入る。長いトンネルで東名の都夫良野トンネルよりも長い距離で、今将に八達嶺の下を潜っている実感を持つ。
トンネルを抜けるとそこはもう既に「塞外の地」。以前万里の長城の頂の上から、赤土のゴツゴツした殆ど樹木も生えていない塞北の地を眺め、荒涼とした気分になったが、今日のこの景色はどうしたものだ。15年前とは一変して緑豊かな畑、大きな街なども出来ている。
幾ら中国でも僅か15年で、これだけ大きな変貌を遂げるとは到底信じられず、嘗て城塞の上から見た光景は、全くの別の方角を眺めていたのかも知れない。あの時と、今では全く夢のような違いだった。
さて、中国の高速網。僅かここ10年未満の中で、急速に発達し、多分今では日本の高速網を越えているに違いない。丁度日本の高速が全国5分割されたように、ここ中国でも各省の自治が優先されるのか、北京ー大同間の高速道の名前もくるくる変わる。
最初の看板に出てきた名前が「京ー張高速」。これは「北京」−「張家口」を結ぶ高速で、更に進むと「宣ー大高速」、「徳ー大高速」などと変わっていく。
万里の長城を越えてからは広い平原の中、多くはトウモロコシの畑が続いているが、約2時間程走行後、最初の中継場所が「宣化」のサービスエリア。日本のように1時間おきにトイレ停車などはせず、4時間半の乗車で1箇所、ここへ停車するだけである。停車回数が少ないのはタイと同様である。
皆が買っているように、僕もここで李の小さいのを一袋20元、約30円で買い、バスの中で食べる。姫リンゴ位の大きさのもので、約40−50個も入っている。中国の物の豊富、安さを実感。
隣に座った人は山西省出身の家族で、言葉は通じないが、手振り身振りの会話で、色々聞くと、彼らも中国各地を旅行しているらしい。デジカメの写真をしきりに見せていた。
中国語で言う「李子」を分けたり、又、彼、名前はカン永温さん(54歳)というが、からスイカの種を分けてもらったりする内、右側の窓に山脈が見えてきて、多分、この山並は北京の八達嶺からずっと続いていたに相違なく、この山の上を長城が張り巡らされていることを想像している内に、バスは午後1時、大同市のバスターミナルへ到着した。
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北京市西バスターミナルから大同市まで乗った長距離バス。ほぼ満席である。
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途中の窓の外の景色。トウモロコシ畑が多い。
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隣に座った、カンさん夫婦。山西省人を誇りにしていた。
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途中のドライブインで買った「李子」。スモモの小さいようなもの。
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中国の緑豆。
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右手に山脈が迫ってきて、この先ずっと大同市まで続く。この山の上に「万里の長城」が走っている。
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赤土で柔らかい土地。雨などであちこち侵食されている。
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荒涼とした手付かずの土地もあちこちにある。
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高速道の両側には植林がきれいにされている。あと10年もしたら見事なグレーンベルトに変わっているに違いない。
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大同市の入り口。今まさに建築ラッシュで、あちこちで高層ビルが建設されている。
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