2009/09/14 - 2009/09/19
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harihariさん
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5日目。
上五島29教会のうち、4日間で21個の教会を訪れました。
道沿いのアクセスの良い場所もあれば、ヒヤヒヤの連続で訪れた場所もあります。
どれも、自分の中では忘れることのない大切な教会です。
残りの教会はあと8つ。一つずつ減っていくことが、嬉しいような、寂しいような…
この日訪れた教会。
跡次教会〜真手ノ浦教会〜中ノ浦教会〜若松大浦教会〜猪ノ浦教会〜焼崎教会〜丸尾教会〜佐野原教会
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 レンタカー
-
AM7:30 朝の散歩。
青方集落にある青方神社。 -
神社の起こりは約1000年前に遡る、由緒正しき古社。
青方集落の鎮守の神様です。 -
AM8:00 朝食。
魚と野菜のバランスのいい食事です。 -
いつもの納豆じゃなくて、この日はお豆腐でした。
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AM9:15 今日最初の教会、跡次教会。
道路沿いの高台の上に建っています。 -
内部正面。
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教会の庭からは、沖合に上五島石油備蓄基地が見えました。
昭和63年に完成した世界初の洋上石油備蓄基地で、緊急事態に備えて国内の全石油消費量の7日分を備蓄しています。 -
ほんの少し車を走らせただけで、真手ノ浦の集落入口に立つハンドメイドな立看板を発見。
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AM9:50 集落の中ほどにある真手ノ浦教会に到着。
昭和31(1956)年に竣工。
玄関上の、十字架とも椿(五島の象徴の花)ともとれる天主堂の文字がかわいい、木造の小さな教会です。 -
内部正面。
中には誰もいませんでしたが、どうやらお葬式の準備のし始めだったようで... -
これから天国へ召される方のために、きれいな花が飾られています。
邪魔をしてはいけないので、早々に引き揚げましたが、とてもきれいな教会でした。 -
AM10:00 中ノ浦教会。
静かな入り江に建つ、白い木造教会。
大正14(1925)年竣工。 -
内部正面。
壁面に配された、鮮やかな椿のデザインが印象的。
中に入った瞬間、思わず感嘆の声をあげました。 -
天井は高い折上げ天井。
色のトーンが実に素晴らしい。 -
色鮮やかな椿の花は五島の象徴。
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祭壇上部はリブ・ヴォールト天井です。
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イエス様のステンドグラス。
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マリア様のステンドグラス。
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壁面の窓ガラスにも、十字架にあしらわれたデザイン。
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屋根に瓦屋根を用いた、いわゆる擬洋風な建物です。
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空に突き出た尖塔は昭和の後補ですが、この秀麗な教会に非常によく合っているように思います。
これで、残す教会はあと5つ。 -
青空、そしてカトリック墓地。
五島の風景。 -
AM11:00 若松大浦教会。
昭和20年代に民家を買い取って教会にしたもの。
比較的見つけやすい場所にあるにもかかわらず、他の民家と同調しすぎているため、何度も傍を行き来してようやく見つけました。 -
正面内部。
今回訪れた教会の中では、一番小さく感じました。 -
すっかり天気も良くなって、海沿いを走らせるのも気持ちがいい。
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海岸沿いの木造校舎。
旧上荒川小学校。廃校です。 -
すでに廃校になって10年以上経過しているため、子供たちの面影を感じさせるものはあまりなかったのですが...
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それでもガランとしたグラウンドや校舎には、寂寥感は拭い去れず…
たくさんの人の思いがいっぱい詰まった場所ですから。
背後の山からトンビの声だけが聞こえてきて。 -
AM11:30 次の目的地に向かう途中、道土井漁港。
人の気配はなくて、風の音だけ。 -
漁港の岸壁を除くと、透きとおった海の中に青い魚やカワハギのような魚、ハタタテウオのような魚などが見え隠れ。
長閑なお昼時。 -
そしてここから、また気合いを入れて悪路のドライブ。
上五島に何箇所かある、極めてアクセスの悪い教会に向かいます。 -
PM12:00 対向車が来ないように祈りながら10分程度山道を走らせ、猪ノ浦教会に到着。
明治初期の迫害をくぐり抜けた信徒たちが移り住んだのが、この集落の始まり。 -
息を詰めながらの運転を終え、エンジンを切って外に出ると、青空の下に静かに佇む教会が目の前に。
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内部正面。
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内部背面。
この1か月でここを訪れた観光客は僅かに数名程度。
集落の住民も少ないのか、誰にも出会いません。
残す教会はあと3つとなりました。 -
教会の前の海。
潮がずいぶん引いています。
滅多に外部の人間が訪れないような、隔絶された静かな集落です。 -
再び息の詰まるようなドライブ。
先ほどの猪ノ浦から山を一つ二つ越えます。 -
案内の看板を見るとほっとしたりして。
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走ること20分。
細く曲がりくねった道の途中、覆い繁る草木の間から目指す集落が見えました。 -
PM13:30 海の畔に立つ焼崎教会。
昭和25(1950)年竣工。 -
焼崎の集落は、今回の教会巡礼の中でも一、二を争うぐらいの難所です。
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そして、他の隔絶された集落と同じように、ここも迫害された潜伏キリシタンを先祖に持つ信徒たちによって守られています。
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内部正面。
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住民、そして信徒の多くは漁業で暮らしている静かな集落。
ここでも誰にも出会いませんでした。 -
物音に目を向けると、日に2便ぐらいしかやってこないバスがやってきました。
そして、数分間停車した後、誰も載せずに静かに去っていきました。 -
見ているだけで癒される海の色。
旅行から帰っても、焼崎といえばこの海の色を思い出します。
そして、残す教会はあと2つ。 -
焼崎教会を後にして、こんどは車を北に向けて。
PM14:30 丸尾教会。
昭和47年に建てられた、非常に大きくて立派な教会です。 -
内部正面。
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丸尾といえば、長崎教会建築の父、鉄川与助の出生地。
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窓を開けると、丸尾の集落越しに青く広い海。
入り江や瀬戸に建つ島の多くの教会と違って、この教会の眼下は外海に面しているため、絶えず波が高く、高台にあるこの教会まで波の砕ける音が聞こえてきます。
そして、これで28個目。あと一つ。 -
この波の音を24時間、1年中聞きながらする生活というものは、いったいどういうものなのかと、つい考えてしまいます。
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再度南へ車を走らせて、山の中の細道をひたすら走らせます。
そしてついに、今回の旅最後の教会、29個目の教会が山の中に忽然と姿をあらわしました。 -
PM15:10 佐野原教会。
漁港や高台など立つ場所はいろいろあっても、必ずといってもいいほど海に面していた上五島の教会にあって、唯一ここだけが山の中に立ちます。
そして唯一、扉に鍵がかけられていました。集落の信者たちだけの大切な場所なので、外観だけを見せていただくことに。 -
厳しい迫害から逃れるために、誰も足を踏み
入れない山の奥へ奥へとたどり着いたのでしょうか。海に囲まれた島の、この山深い集落を見ると、その執念に胸が締め付けられます。 -
内部の写真がないので、キャプションを。
そして、これで上五島の29教会全ての巡礼を完了できました。 -
宿への帰り道、もう一度2日目に訪れた鯛ノ浦教会へ。
-
前回は曇天だったので、陽の差し込むここの教会を見てみたかったものですから。
思ったとおり、眩い日の光を降らすステンドグラスは、圧巻の美しさでした。 -
PM16:30 今日全ての予定を終えて、少し時間があったので有川港に立ち寄って。
明日帰る前に、お土産なんかを物色。
信仰に心を揺さぶられた先ほどまでとは打って変わって、急に俗っぽくなったりするところが観光客なんだな、と痛感。 -
いつもどおりPM17:00頃に寄宿。
お風呂のあと、PM19:00から夕食。
この旅館でいただく最後の夕食です。
貝のグラタン、魚の塩焼き、茄子田楽、きんぴらごぼう、ズイキの煮物、今が旬の五島産栗ごはん。 -
烏賊と魚のフライ、そしてお造りとお鍋。
5日間永田旅館の夕食をいただいた感想としては、毎日違う料理で、毎日同じように美味しいってこと。しかも五島の魚づくし。
今日で、予定していた全教会の巡礼を完了することができました。
教会を巡るだけではなくて、集落を、上五島の人たちの生活や歴史を学べたことが、何よりもよい思い出となりました。
この日、夜も深まるにつれて、風が強くなってきました。
明日、帰りの船が揺れないといいな...
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