2009/10/03 - 2009/10/03
1174位(同エリア1350件中)
WT信さん
豊臣秀吉の命で、会津藩の領主となった蒲生氏郷は、城や城下町の整備と併せ、伝統産業を奨励し、それが会津本郷焼、会津漆器に育った。
江戸時代になって更に伝統産業を推進したのが、それまで在所が最上にあった、三代将軍徳川家光の弟で、初代の会津藩主となった保科正之であった。
大内宿を発ったバスは、会津若松駅前への帰路、その旧下野街道で栗を拾い、会津本郷焼工場を見学し、木製漆器専門工房で漆器作製のプロセスを見せて貰った。
会津の若松城下から下野の今市に至る街道、旧下野街道の整備を行なったのも保科正之であった。
街道で既に拾い終わった栗のイガラの中に僅かに残ったまだ実が残っている栗を探していると、カランカランと熊脅しの大きな鈴の音を響かせて、年配のご夫婦がやってきた。
仙台からずっとこの道を歩いて来たとのことで、旧下野街道が今も繋がっていることを証明してくれた。
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