2006/07/31 - 2006/08/07
655位(同エリア1699件中)
ねいちゃさん
いよいよ旅行記も最終回です。
ヒマを見つけてはちょこちょこ更新してきましたが、3年前の旅行でもあり、色々記憶が飛んでしまっていることもあって、思い出しながらの更新作業でした。こうやって改めてエジプト旅行を考える機会をこのブログで得られたことに感謝しております。
よければ、みなさんのご感想もいただけると嬉しいです。
さて、今回はスフィンクスからダハシュール・メンフィスを巡った後、夕刻帰路につきます。旅程変更のため汗だくの身体にシャワーを浴びせる間もない慌ただしさの中で、この濃密な旅も終わることになります。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
これぞ、エジプト定番写真。
大スフィンクス・・・顔はカフラー王を模したとも言われるが、別の説ではピラミッドの方が建設は遅く、元々ギザ台地にこれがあったと言われる。いわゆる参道はこのスフィンクスを避けるラインをとっていたり、側面の壁に雨水の流れが確認されたり・・・今もあんまり分かってないんですね。 -
スフィンクスは長く砂に埋まっていたが、トトメス4世の夢に現れ、掘り出してくれるなら王にしてやろうと約束したという・・・その由来を彫り込んだステラは前足の間に立っていますが、見えますか?足の間にちょこんと出てる石版・・・がそれ。
-
鼻はトルコ支配時射撃の的にされ、顎髭は外されて大英博物館に運ばれました。
何とも無惨なお顔になってしまいましたが、耳のあたりなどわずかに色彩が残っており、往時には華麗なお姿だったのでしょうね。 -
幾度かの修復で大きくシルエットが変わってしまったと思われます。岩盤をくり抜いて作られたのが、小さい煉瓦で覆われていたり、全体のバランスもなんかおかしい。頭部の岩質と身体の岩室もなんか異なっているように見えます。尻尾はなぜがスベスベだったり。
まぁ今だから冷静に分析なんかしてますけど、これ見てる時はワーワーって感じでした。
で、お約束。彼の視線の先にあるのは「ケッタッキー」。「マクド」じゃありません。 -
スフィンクスを堪能した後は、パピルス専門店へ。ツアーのお約束でしたが、カデシュの戦いの絵を購入。店員が「only?(それだけか)」と聞くので、知っていたアラビア語で「ファカッツ(それだけ)」と答えてあげるととってもびっくりして「oh!エジプシャン」とはしゃいでくれました。なんか嬉しかった。
それから昼食をとってギザから南、ダハシュールへ。ここには屈曲ピラミッドと赤のピラミッドがあります。写真は屈曲ピラミッドを真下から見たもの。 -
スネフェル王が建設した屈曲ピラミッド。異彩を放つスタイルですが、通説では当初の角度では崩壊の危険性が出てきたため、緩やかな角度に変更したとか。向かいの赤のピラミッドはその角度を踏襲しているのでこれがスネフェル王の角度になったという。
確かに下部は化粧石が崩れた断面を見せています。遠くからピラミッドを撮影していると、ニコニコ笑ったポリスがラクダに乗って登場。いい絵だったので思わずパチリと撮ると、とたんに「バクシーシ」。ポリスとはいえやはりエジ人、心を許してはならない。(笑) -
こちらは赤のピラミッド。ピラミッドが王の墓だとすれば、この2基ともスネフェル王建立で墓が2つもあるのはおかしいと王墓否定説の根拠ともなっています。
底辺が約220mで高さが100m強、ギザより50mほど低くく傾斜角は43度19分となだらかになっています。赤と呼ばれる所以は基礎部分に赤の花崗岩を使っているからですが、現在は大部分持ち去られて、あまり赤くは見えません。 -
内部はクフ王の大回廊のように段差をもち上部が狭くなる天井様式をもつ部屋が2つあるそうですが、ここはネットでも入ると一番キツイと評判のピラミッドで、蝙蝠の糞で臭いもえげつないという評判。
今宵はお風呂に入れないので、汗と臭いは勘弁・・・ということで泣く泣く諦めました。入った人は「足にくるー」「むっちゃ臭い」と大騒ぎでした。まぁ正解でしたかねぇ。 -
次はメンフィスへ。かつてこの地は古王国時代に首都が置かれた所。現在はミト・ラヒーナ村というらしい長閑な田園地域。ありました、ここにもラムセス2世像・・・ルクソール以来なんか久しぶりの再会?です。
足の部分が崩壊し立たせられない像ですが、やはりコイツもでかい。 -
メンフィスにある遺跡としては、このアラバスター(大理石の一種)製のスフィンクスも有名。アメンホテプ3世の顔をもつと言われてます。
時間は14:30、今回のツアーは昼間はお休みというのが多かったけれど、最終日はハードスケジュール。めっちゃ暑かったのと2基のピラミッド入場でさすがにお疲れ気味でした。 -
サッカラの階段ピラミッド
ギザから南15?の所にあるサッカラには、ピラミッドの初期形態と考えられる階段ピラミッドがあります。マスタバを多重化させたこの構造は、イムホテプにより考案され、従属施設も兼ね備えピラミッド・コンプレックスを形成しており、ピラミッド建設史上重要な建物となっています。 -
第3王朝のジェセル王の建設したこのピラミッドは、東西125m・南北109mという長方形で、内側に傾斜させた石材を62mまで積み上げ、当初の規模を何度も拡張させて作られています。
前庭にはセド祭(王の再任式)用の石が置かれています。高齢となった王がまだ王としての能力を持つことを証明するため走るというこの儀式はここで行われました。 -
地下には深さ28mの地下室が設けられており、玄室やく多数の部屋・回廊が張り巡らされてもいます。内部見学は不可ですが、緑のタイルを用いた壁面などもあるそうです。
縦坑も上から覗いて見ましたが、かなり深く内部がピラミッドと結合していると思うとすごい規模の建造物だったことが想像できます。 -
階段ピラミッドの向かいにある第5王朝のウナス王のピラミッド
第5王朝になるとピラミッドの規模は縮小され、建設方法も稚拙になったため、多くの遺跡は崩壊の危機をむかえています。反面、ピラミッド・テキストと呼ばれる「死者の書」の原型が内部に刻まれるようになり、ピラミッドの位置づけに何らかの変化が生じた可能性も感じます。
遺跡は公開されていませんが、何もない砂漠にポツンと存在する遺跡たちに思いをはせて眺めていました。 -
ピラミッド・コンプレックスの復元整備
最後の最後にピラミッドの初期形態を見て、なんかこうぐるっと一回りしてきた感のある旅となりましたが、どの遺跡もどの人々も、今でもはっきりと思い出せる強烈な思い出となりました。出発時には色々ありましたが来てよかったし、もう一度行きたい場所もやっぱりエジプトです。エジプトの全てに虜となってしまいました。いつかまた、もう一度・・・。
長らくのおつきあいありがとうございました。
「死ぬ前に見ておきたいエジプト」①~⑩
-完-
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この旅行記へのコメント (4)
-
- はにぃp8さん 2014/03/26 12:54:37
- 失礼しました
- お名前を間違えました
ねいちゃ様でした。
んは余計でした。
本当に失礼しました。
-
- はにぃp8さん 2014/03/26 12:47:44
- はじめまして
- ねいちゃん様
エジプト旅行記拝見いたしました。
自分も一昨年訪れた場所を
他の方がどう感じたか どう記録されたか?
興味を覚え
ついついエジプト旅行記をみつけると
拝見させていただいております。
アブシンベルのベストショット
ほんとステキです。
私はあのアングルの写真は一枚もないので
「ステキ」って思っちゃいました。
人によってエジプトの魅力の切り取り方が違うんだなぁって
とても楽しく拝見いたしました。
「私 このレリーフ観てない!」っていうのありました。
もうきっと行く事は出来ないんだろうなぁっておもいつつ
再び訪れたい地 エジプトです。
突然に失礼たしました。
はにぃp8
-
- ニッキーさん 2013/06/07 11:16:32
- 圧巻ですね!
- ねいちゃさん、こんにちは。
今回はエジプト旅行の続きを見に来ました。
出発からトラブルがあった旅。日程が狂ってどうなるかと思いましたが、最終的に念願のピラミッドも見られて良かったですね。
モンサンミッシェルでは宿泊しなかったことが残念だとおっしゃってましたが、アブシンベルでは宿泊されたおかげで昼、夜、朝のアブシンベル神殿が見られて最高でしたね。朝日を浴びて輝く4体のラムセス2世像、きれいです。
ラムセス2世、エジプト観光にホント貢献してますよね。あちこちに登場。像は4体ともラムセス2世、奥さんのために建てた神殿も奥さんの像より自分の像の方が多い、っていうねいちゃさんの文章に笑ってしまいました。どこまで存在感を強調する人なんだ〜。私は大英博物館でラムセス2世の大きな胸像を見ました。
そしてピラミッドは圧巻ですね。エジプトへ行ったらやっぱりこれは見なければ。ご夫妻がラクダに乗った写真は後ろにばっちり3つのピラミッドが顔を出して、子どもの業者でしたか、ベストポイントで写真を撮ってくれましたね。
家に博物館全集がって、カイロとルクソールの博物館の巻があります。久々に引っ張り出して見てみたら、すごい。展示室の写真も。ねいちゃさんはこれを見られたんだなと羨ましく思いました。ほんと、あのうち一つ二つ持って来ただけでも日本では展覧会大盛況になりますね。
ツタンカーメンの黄金のマスクはもう国外には出さないんですってね。去年日本でツタンカーメン展をやった時はカノープスしか来てなくて、黄金のマスクが来てると勘違いして行った人も多く、「詐欺だ〜」の声も上がったぐらいですよね。それでも連日の大盛況。会期を延長しました。エジプト人気、ツタンカーメン人気がわかります。
非日常と歴史を体験できる良い旅行でしたね。
ニッキー
- ねいちゃさん からの返信 2013/06/08 03:00:08
- RE: 圧巻ですね!
- いっぱいポチしていただいて申し訳ないです。
お目々を労りながらで結構ですのでごゆっくりなさって下さいね。
> 最終的に念願のピラミッドも見られて良かったですね。
ホント、ツアーでもこんなことあるんだぁーって感じでした。
ヨメはへっちゃらでぐーぐーお休みでしたが
私はドキドキもんでしたよぉ。でも無事に見られて幸せでした。
> アブシンベルでは宿泊されたおかげで昼、夜、朝のアブシンベル神殿が見られて最高でしたね。
色々サイトで調べていたら、やっぱりアブシンベルは泊まりでないと
という意見が多かったので、そういうツアーを選んだんです。
ホントにバカみたいに暑いし、ヤモリやサソリは出るし
大変な所ですが、今にして思えば大正解だったと思ってます。
> 私は大英博物館でラムセス2世の大きな胸像を見ました。
イギリスはほんというと余り触手が伸びない国なんですが
ストーンヘンジと大英博物館だけは見たいなーと思っています。
いつかパリへ一週間ほど滞在する旅行をしようと思うのですが
そんときは一日ユーロスター乗って、大英まで足を伸ばすつもりです。
ロゼッタストーンをやっぱりナマで見たいんですよ。
> 子どもの業者でしたか、ベストポイントで写真を撮ってくれましたね。
行く前に、簡単にカメラを渡すと、ラクダ料金つり上げて
カメラを返してくれないと脅されていたので、どうしようかと迷ったのですが、とっても良い子だったので、疑って申し訳ない気分でした。
気をつけろという声も大切なのですが、そればかりでも駄目だなって。
この線引きって難しいですよね。
> 家に博物館全集がって、カイロとルクソールの博物館の巻があります。
ルクソールのは行けなかったのですが、カイロはもっと見てみたいと
思うくらいもういっぱいでした。日本出資の博物館ができるという噂
なので、それができればもう一回行きたいと思ってます。
ネフェルタリの墓はやっぱどうしてもみたいし、ナイルクルーズも
やってみたいです。エジにはたぶんもう一回いきます。
> ツタンカーメンの黄金のマスクはもう国外には出さないんですってね。
大阪であった時行きましたよ。エジ展は必ず行きますが
もう見慣れてしまった感もあって、あまり感動しませんでした。
ツタンカーメンの実物はホントにすごくって、それ以外の遺物も
どれもすごかったのを覚えています。カイロ博物館はいいですよ。
是非一度行ってみてくださいねー、オススメです。
今までどの海外旅行もそれなりに十分楽しんできましたが
エジプトだけは別格でした。今も第一位に良かった旅になってます。
今夏のマチュピチュが塗り替えるか、ワクワクしてます。
丁寧なコメントありがとうございました。 ねいちゃ
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