2006/07/31 - 2006/08/06
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ねいちゃさん
この世に「ピラミッド」なるものがあると知ってからというもの。いつかはこの眼で一度は見ておきたいと、心より願っていました。
しかしながら、エジプトは海外でもキリスト教文化の及ばぬイスラム圏、ミミズののたくったようなアラビア文字、耳慣れないアラビア語、想像できない砂漠と灼熱の暑さに・・・なかなか決断を下すことができないまま・・・以来数十年この度ようやくその宿願を果たせる機会がやってきたのです。
とはいえ、エジプト・・・決して一筋縄で行ける国ではあるまい。早くから多くのエジプト本を読み、多くの旅行記を閲覧し、NHKアラビア語講座に学んで、来るべきその日に挑んだのでした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
灼熱の大地、燦々と降りそそぐ太陽・・・ここはエジプト。日本からはるばると遠い遠いアフリカの大地にやってきた!!
って?え?どういうこと?
ここってまだ日本やん、っていうか大坂ミナミやん。
え、どうしたん?
この時私たちはまだ、本当のエジプトのなんたるかを知らないでいたのだった!! -
あれー、夜になってるしぃ。
本来ならば、今頃我々はエジプト航空963便の機中にて期待に夢を膨らませ眠れぬ夜を過ごすハズであった。
しかしーーーーーーーーーーー?!。
飛行機は飛ばなかった!!!!
この旅が生半可なものではないと知らしめるのに十分な出来事が起こったのである。
14:00関西国際空港離陸予定のエジプト航空第963便はコクピットの窓ガラス破損のため離陸を延期したのである。しかも部品がないため回復はいつになるかわからない、「しばし待て」というアナウンスであった。
え”え”え”−−−−−。
5時まで空港で待機させられた後、結局エジ機は本日中の渡航不可能となって、我々は大坂ミナミのスイスホテルへ移動、違った意味で眠れぬ夜を過ごすこととなった。 -
19:00夕食時、代替案としてエミネール航空ドバイ経由がとれるという話がでたが、トランジットで10時間待ちらしい。条件悪すぎ。エジ機は明日には飛べるらしいが・・・どうする?
どうするってねぇー、決めようがないじゃん!今からすぐ空港にいくっていうのもなぁ。とりあえず待機で・・・悶々とする中、気づけば朝7時−まだ連絡なし。
ようやく9時になって本日12時エジ機離陸予定とアナウンスが・・・ようやく飛べる・・・その後すぐの9時半空港へ、あわただし・・・。 -
今眼前にエジ機が待機している。
「あんたー何してんのー。しっかり、しぃなー。」と思わず声をかけるも、エジ機のホルス君は謝りもせず「まぁよくあることさ」と意にも介さない様子。良くも悪くもエジプトの大らかさ(テキトーさ?)というものを感じざるをえない。
10:30チェックイン完了。11:15搭乗開始。
胸躍る瞬間であるハズなのに、なんか不安がいっぱーい。「お前、大丈夫?ちゃんと飛べる?」
飛んでる途中に「ゴメン、窓外れた・・とかはナシにしてや」まだ私はピラミッドを見てないんだぞ。
死ぬ前に一度は見たいのに、その夢が今まさに実現する直前になって、文字通り命を落とすっちゅうのは余りにも可哀想すぎるじゃないか! -
12:00何事もなく前々からそういう予定だったかのように、963便は関空を離陸した。言いしれぬ不安を内在させつつも、エジ機の中はもうすでにエジプト・・・見る物全てにエジプトてんこもり!あちらこちらにホルス君がいます。
エジプト風?の食事もでて、否応なくテンションはUPしていくのだった。いつしか、日本脱出が一日延期したことも忘れさせてくれる数々のインパクトをエジプトは用意していた。
「ウダウダいってないで、来れば後悔させないぜ!」
エジプトの本当の魅力というものをこの時、私はまだ知らなかったのである。
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