中国・山西省の旅（３０）五臺山・鎮海寺。

2009/08/03 - 2009/08/10

龍泉寺の長い石段を下り降り、次に向ったのが「鎮海寺」。ここはもう全くのラマ教寺院で、寺のあちこちにはチベット文字が書かれていて、又、ラマ教独特の法輪があちこちに見えた。

参詣している人の中には熱心なラマ教徒もいて、何やらの呪文を唱え、しきりに法輪を回している人もいた。

円仁さんが来訪した時点で既にあったお寺か、その後に創建されたお寺かは知らないが、既にあったとしてもラマ教寺院、円仁さんは無視したであろうし、その「入唐行記」にはこの寺の記載はない。

幾つものお寺を回り、運転手ももう大分疲れた。今日は午前中の僅かな時間であったが、充分なお寺を回ってもらった。境内をそそくさと回り、元の旅館前まで運んでもらい、今日半日のツアーを終了した。

運転手には最初の約束２００元（約３０００円）に対し、チップを３０元ほど足し、更に明日の大同行き、貸切を交渉してみた。案の定、６００元と言ってくる。これは皆運転手連中が協定している金額かも知れない。

当方４００元で交渉してみたが、それでは話が纏まらず。結局間を取って、５００元で手を打ち、明日７時、この場所へ来るように伝え、運転手と別れる。尚、彼の名前は張仮年、３２歳、晋９９５８の車両であった。

エリア 五台山(中国)

龍泉寺の長い石段の上から見下ろす下の参道の様子。

龍泉寺の参道はちょっとした門前市の賑わいを見せていて、多くの出店が出たいた。左手に霊水の湧き水がある。

龍泉寺の次に訪問したのがラマ教寺院の「鎮海寺」。

境内のチベット文字が異国情緒を誘う。

今法輪を回しているのが、運転手の張君。

ラマ教寺院だから境内もどことなく異国情緒だ。

参詣に訪れている中国人観光客。

経塔もらラマ風。

土産品なのか奉納の品なのか、何かを印刻している。

宗教心の薄い者にとっては、ラマ教であれ、キリスト教の教会であれ、取り敢えずはお参りして、この寺院を後にする。