方向音痴が行くパリ一人旅　9泊11日　～4日目・美術館巡りとか凱旋門とか編 壱ノ巻～

2009/09/11 - 2009/09/21

9/14(月)
前日、前々日の城や宮殿巡りはオプショナルツアー任せで廻ってきましたが、以降はほぼ自力での散策になります。
よって方向音痴は当然のごとく迷うし、どうせ迷うんだから大して計画なんぞ立てちゃいません（－－；
目に付いたら行って見ようかって感じのいい加減な旅なので参考にならないかも…

本日はとりあえず美術館を見に行こうと言う目的だけたてて、後は適当に…と言う感じだったのですが、美術館で無駄に写真を撮りすぎたため、メディア切れとなってしまい後半の写真は殆ど取れなかったと言うヴォー城＆フォンテーヌブロー城でのバッテリー切れに引き続きのマヌケぶりに我ながらイラッとくる有様…

だが『地団駄を踏んでも一人』(尾崎放哉風)


※リヴォリ通りにこんな人(上記写真)がいました。
　あんまり間近で撮ると怒られそうなので遠巻きにパチリ(小市民)
　ホテルの人？　土産物屋の呼び込み？　それともただのコスプレ？

エリア パリ(フランス)

ルーブル美術館に朝イチで行くために早起きしなきゃ…と意気込んでいたはずなのに

えぇぇええっ!!

起きたらなんと朝8:45!!(＠＠；
慌てて身支度を整えてホテルを出たのが9:30頃
ホテル最寄のメトロ７番線ゴブラン駅に向かいます。
ルーブルの最寄駅に停まるので何気に便利な線です。

そうそう、１週間パリにいるんだからと前日にNAVIGOと言うパリ市内で使えるIC乗車券を購入しておきました。

まず、窓口でNAVIGOを購入(5ユーロ)
カード２枚とプラスチックのケースを渡されます。
まずは写真(約2.5×3cm)を貼付して下に英字で姓・名の順番でサイン。

上のICカードの裏に下のもう１枚のカードに書かれているのと同じ番号が書かれています。
下カードの覗き窓からICカード裏面の番号が見えるように重ねればハイ完成…ではなく、カードを1週間単位でチャージする必要があります。
ゾーンごとにチャージする料金が違います。
パリ20区内だとZone1-2を選択、チャージ料金17.2ユーロでした。

これ1枚で期間内はメトロ・バス・RER・トラム乗り放題なので便利!!
ただ、1週間の開始が月曜からとなっているので、週末にかけて旅行する場合は逆に割高かも知れませんね。

…と、説明をしていたらルーブルに到着したようです。(笑)

パリ来る前はどこの門から入れば空いているとか予習してたはずなのに寝坊していっぱいいっぱいだわ、方向音痴で結局分かりやすいトコしか見つけられないわで、結局ピラミッドの入り口から入る事になりました。

どこまで無計画なんだろう自分…；

だけど行ってみると意外に行列していない？　ラッキー！
朝イチ狙いのお客さんは既にひと通り過ぎ去ったのか、あっさり入ることができました。
荷物のセキュリティーチェックも時間がかからずスムーズ。
よかったぁ〜

…と言うわけで安心したら腹へりました。
朝慌てて何も食べずに出てきたもので…(−−；

と、言うわけでナポレオンホールの所にあるカフェで朝食〜。
パン・オ・ショコラとカフェ・クレーム。
(要はチョコレートデニッシュとカフェオレですね)

チケット購入の所は確かにちょっと混んでいましたが、自分は日本で予めミュージアムパスを購入していたので日本語オーディオガイドを借りてサクサクっと入場。

ミュージアムパス、高いと思いつつ6日券を購入しました。
方向音痴で行き当たりバッタリに歩いてたら｢ここパス使えるじゃん!!　入ってみようか!!｣なんて事いつあるか分からないので…ね(^^;

で、行き当たりバッタリでドノン翼から入場しました。

古代ギリシャの彫刻などのホールです。

この風呂ちょっと自宅に欲しいかも…

ここで外人のカップルが写真を撮っていました。
彼氏が撮影、彼女がモデルだったのですが…
彼女のとったポーズがライオンが押さえてるボールの所に頭をやってすごい形相で
｢Oh!　No―――――!!!｣…と。

小顔でめちゃキレイな女の子だったのでそのギャップに思わず噴出したら、ちょっと照れくさそうにパルドンと二人で去って行きました。　カワイイ(*^^*)

人気どころはアッチよ♪な表示

人だかり発見。

サモトラケのニケ発見。

絵画関係のコーナーとかをフンフンと見て回っていたら…

ヴェルサイユ宮殿にあったナポレオンの戴冠式の絵のオリジナル発見!!
オーディオガイドでもナポレオンのお母さんはジョセフィーヌ嫌いで実際は式に出席してないの話はしていました。

そ・し・て…
ウハハハハハハ!!　服の色違うよ!!(笑)
こちらの件はオーディオガイドで触れていなかったような…(説明長いので聞き飛ばしたかも；)
オーディオガイド曰く、画家のダヴィットはこの絵で当時自分が一番大きな絵を描いたと自負していたらしいのですが、実はこれより大きいサイズの絵を描いた画家(名前忘れました;)が既にいたそう。(^^;

服の色の件と言い、ダヴィットって色々と愉快な人ですね(苦笑)

アングル｢グランド・オダリスク」

ドラクロワ　「民衆を率いる自由の女神」
言わずもがなですね。　

途中、モナリザも見つけたのですが、写真撮影はNGと聞いていたので自分の眼に焼き付ける事にしました。
でもみんなガンガン写真とってた…(−−;

なんかこの真ん中の絵が妙に自分のツボにはまった(笑)

どうみても空飛ぶ怪しい物体が舞い降りて｢あれぇ〜!お助けを〜!!｣みたいにしか見えなくて…(笑)


芸術を解する心がない人間はこれだからダメですね；

あれ？　ここどこだったかな？　アンリ2世のホール?
王冠と剣。　豪華ですね。

遠くにミロのヴィーナスが見えました…が
なんかサモトラケのニケの時以上の人垣が…(＠＠;
ちょうど鑑賞ツアーのお客さんが多いのかなぁ
…と言う事で後回しにして他を見て回りました。

パルテノン神殿？

仲良き事は美しき哉

彫刻いっぱい

全裸ノ　ジェントルマン　ガ　声ヲ　カケテキタ

　 ハナシヲ　キク
→ ニゲル
　 タタカウ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▼

…なんて冗談は置いといて、そろそろミロのヴィーナスの所に戻ろうかな…と思ったらまた迷って暫し歩き回りました;
無駄に体力消耗…

発見〜！
さっき遠くで見た時よりは人も減ったような気がしました。
美術や世界史の教科書でよく見ていたものが間近で見られるってすごいですね。　感激！

その後は絵を色々と見ては写真をパチパチと…(だからメディア切れになる；)
しかし、逐一写真撮っていたらキリがないと言う事に気がつき途中で諦めてガイドブック買おう…と言う結論に達しました。

若かりし頃のイケメンナポレオン(笑)
フォンテーヌブロー城の売店にこの肖像画の絵葉書がありました。
しかし、その隣にもう禿げかかってるわ、腹も出てるわ、どよーんとして落ちぶれてるわ…;;;な悲惨な中年ナポレオンの肖像画(やけにリアル;)の絵葉書が並んでいました(^^;

この肖像画は何割増しかで美化してあげてたんでしょうか…

昔のルーブル？

こんな風に貸し出し中の作品の前にはこんな表示が。
歴史の教科書でお馴染みルイ14世の肖像画もヴェルサイユに貸し出し予定のため不在でした。

この他、フランスのガイドブックなどでほぼ必ず出てくるフェルメールの｢レースを編む女｣やラ・トゥールの｢いかさま師｣｢大工ヨセフ｣なども貸し出し中でした…日本の京都に…

…ルーヴル美術館展やってるって雑誌で見たっけ…＿|￣|○

まずはこの絵を見て…

これを見ると何かニヤリとしてしまう。
画商さんの肖像画ってことですよね？　たぶん。

館内の随所で見かけたコレ。
このおちゃめセンスがたまらん！
だけど誰にでも分かりやすい。　意外に優れモノです。

観光名所にやってきてはしゃいでるオッサン２人の図。
(違います；)

ルーブル名物(?)、絵の模写をする人。
他にも何名か見かけたのですが、イーゼルに撮影禁止マークが掲げてあったので、撮影禁止マークの無かったこの男性を撮らせて貰いました。

ちなみに模写されていたのはコレ。

途中かなり迷いながらやっと辿り着きました。
ルーベンスの部屋!!
見つけた頃には冗談抜きで「パトラッシュ、僕もう疲れたよ…｣な状態でした。（;´Д｀）

でも苦労して辿り着いただけあってルーベンスの絵は素晴らしかったです(^^)

す〜なのあら〜しに　かくさ〜れた〜♪
　♪バビルのとうに〜　すんでいる〜
ちょ〜の〜りょくしょぉ〜ねん　バビル２せい〜♪

…やれやれ、これだから芸術を理解できないヤツは…；

昼ごはんも食べずに見て回ったのでちょっと疲れてきました。　(この時点で昼の２時半頃です)
他はまたの機会にしてオーディオガイド返してそろそろ出るか…と思ったら…

………

ドノン翼どこー?!(悲鳴)

「ハハハ！　こいつぅ〜！　ちょっと待てよぉ〜！」
「うふふ　私を捕まえてごらんなさ〜い♪」

このポーズで写真撮っている外人カップルさんを数組見かけました。(笑)

彫刻自体はシリアスなんだけど…
獣にケツを齧られるオッサン(殴)の構図はちょっとギャグのようでもあり；

戻らなきゃ…と思いつつ、結構この彫刻のホールが面白くてつい見入ってしまいました。

なんとかドノン翼に辿り着いて美術館を出ました。
ガイドブック買おうとショップの方に向かって目に付いたコレ。
子供向けミュージアムショップのディスプレイでしたが、いい意味で馬鹿馬鹿しくて好きだ!

もう３時前です。
昼ごはんを食べるにはちょっと遅すぎ…と言う感じ；
そんな時目に付いたのがコレ。
メゾン・ドゥ・ショコラだぁ〜!!!
…てなわけで、カタコトのフランス語でエクレアを買いました。

何か長くなったので続きは弐の巻で…