2009/08/03 - 2009/08/10
44位(同エリア62件中)
ちゃおさん
五臺山で一番大きくて賑わっているお寺「顕通寺」の奥の裏門から又更に10分ほど坂を登ったどんずまりに、この五臺山で一番格式の高い「菩薩頂」がある。
午後の遅い時間、それでもまだ何人かは「菩薩頂」に向っている。何時に閉門するのか知らないが、信仰心は時間とは関係なく、人を引き付けているのだろう。中国風の駕籠に乗って登っていく人もいる。金比羅山の階段をちょっと思い出した。
「菩薩頂」の入り口では又8元の入寺料を徴収している。五臺山ではこの台懐鎮に入るだけで200元以上の入山料を取っているが、それ以外にも各寺院で個々に4元から10元程度の間で料金を徴収している。
チベット、蒙古、西域等からの信者が激減していて、こうして一般の観光客からかなり高額な入山料、入寺料を取らないと、村の経営、お寺の経営などは成り立たないのだろう。
先の日比野さんの「五台山」によれば、清朝時代の盛時の頃、毎年6月に行われる大会(大誓願会)には、遠く蒙古、チベット、その他の各地から人々が集まり、3日間の間に最大の交易が行われ、ここで交易された家畜類は、
豚・7万頭、羊・20万頭、牛・1万頭、馬・7000頭、駱駝1000頭、などと出ている。
すごい活況の交易市が想像された。
こうした交易が失われた今となっては各所で観光料を徴収するのはやむを得ないことかも知れないが、払うほうにすれば金額は小なりと言えど、煩わしい。
「菩薩頂」入り口から上を見上げると、又更に高い石段が続いている。今日一日随分と歩いた。朝、大同市のバスターミナルを出てから、一挙に五台山に入山し、リュックを旅館(ここでは招待所と呼んでいる)の部屋に下ろして、直ぐにも大螺頂の300Mの山を登り、白塔を巡り、更には顕通寺の広い境内も歩いた。更に又ここまでの坂道。
何か一つは最後のお楽しみに取っておこう。五臺山は又来るかも知れない。今度又再訪した際の大事な場所として残しておこう。下から坂を見上げ、そのまま町へ戻る。
夕方、田舎町とて余りぱっとしない。あでやかな雰囲気はどこにもない。戦前には、お登りさんを当て込んでのご婦人方が、蒙古、チベット辺りからやってきて、かなり華やかだったらしいが、共産中国になってからはそんなのは全く下火になっている。
路地の食堂に入り、何か分らない山西料理を頼み、長かった今日1日を思い出し、あ、そうそう、それから今日は自身の63歳の誕生日。あちこち歩き回り、殆ど忘れかけていたが、五臺山ビールで自分に乾杯し、余り美味しくも無い山西料理を大半残し、招待所へ引き上げる。
< 63年 何をか言わん 今日過ぐる >
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