2008/04/15 - 2008/04/15
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ソフィさん
2008年4月15日(火)
やがて右岸に見えてくるロルヒの街は、教会の大尖塔を中心に、ローレライの岩礁地帯を通り過ぎて来た緊張から解放された、穏やかなおもむきを感じさせる。
切り立った岸壁に代わって、街の上に続くブドウ畑のゆるい斜面も、景観の明るさを増幅している。
斜面の向きも、やや南向きになり、日当たりのよさと斜面のなだらかさから、ブドウの栽培や農場が生まれて来たのだろう。
背後に建つノリッヒ城(廃墟)は、小さく、武骨そのものだ。
古城とは、まさにこんなものだったと思わせる風情である。
目を右に転ずれば、左岸は次々に現われる古城のオンパレードである。
フュルステンベルク城、ハイムブルク城、ゾンネック城、ライヒェンシュタイン城、ラインシュタイン城。
この辺りが、ロマンティッシェ・ラインでも、城が一番集中している地域なのだ。
これだけ集中して、こんなにもの投資がされたということは、なぜだったのだろう。
当時のライン河は、ヨーロッパ切ってのメインストリートだった。
多額の通行税を得、あるいは略奪の対象として、よほどこの河は魅力的だったに相違ない。
あるいは、この辺の岸が、東から西に向かって渡河しやすかったので、防御の重点地域だったこともあり得ると考える。
現在は半分廃墟化している城たちの、新築時代の華々しさを想像することも一興だろう。
あるいは、こんなに重い材料を山の上まで運び上げ、積み上げた、奴隷たちの汗も忘れてはならない。
写真は、ソフィーさんのマイページ(写真5,800枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい、片瀬貴文さんのマイページ(写真2,400枚)
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文字が大きくて読みやすい、片瀬貴文の記録
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