2009/08/03 - 2009/08/10
44位(同エリア62件中)
ちゃおさん
仏教とラマ教がどの程度違うのか、又どの程度共通項があるのか、当方には詳しく区別できないが、随分昔の唐以前、少なくとも、慈覚大師・円仁さんがこの山を訪れた頃は大乗仏教全盛で、観音信仰なども高まっていたに違いない。
その後、元とか清の時代に下って、この山にもラマ教が浸透するようになり、今ではこの五臺山の大半はラマ教に変わっている。だから山西省政府が宣伝文句で「佛教聖地」というのは正しい表現ではなく、「ラマ教の聖地」と変えるべきかも知れない。まあ、確かに「ラマ教」も仏教の一分派と見れば、大きな間違いではないかも知れないが・・・
この「大螺頂」内陣も仏教とラマ教が奇妙に混交した形で、自分も素人ながら、そんな雰囲気が分らない訳ではない。丁度この春先、山東省の泰山を登ったが、そこに道教と仏教、泰山教が奇妙に同居しているような形で、日本での神仏混交とは比較にならない程、交じり合いが進んでいる。
それは丁度中国料理の八宝菜みたいなもので、色々な具が交じり合って、一つの栄養豊富な料理を作っている。日本のごった煮とは違って、それぞれの具材、個性を生かしての中国料理、そんな形のものが中国人の精神構造に合っているのかも知れない。
内陣には意外と中国人の若い人の姿が目立つ。仏教、或いはラマ教の信者だろうか。12−3億の民の住む中国からすれば、その1割が仏教徒としても、既に日本人全体の人口よりも多いのだから、この大螺頂、五臺山に大勢の若人が観光にきていたとしても不思議ではない。
人口の多さは宗教団体にとっても、より多くの信者を集める最大のマーケットメリットになるが、最近の信者は数百年、数千年前の参詣客と較べて喜捨する金額が細くなり、これも又共産中国の影響もあるのかも知れないが、これ等寺院に働く僧侶そのたの人口を養っていくことができなくなっている現状より、五臺山全体で高額な入山料を徴収することも歴史の必然かも知れない。
人々は30cmほどもある大きくて太い3本の線香をそれぞれ手に持って、東西南北4面に向って三拝している。もう数千年と変わらない、中国人に深く根付いた宗教風景なのだろう。
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