中国・山西省の旅（１３）大螺頂からの眺め。

2009/08/03 - 2009/08/10

中国・山西省・五臺山・台懐鎮にある「大螺頂」は高さ凡そ１５０〜２００ｍの山頂の上に建っていて、ここからの台懐鎮の眺めは抜群である。

登り口付近ではあれ程大きく見えていた白塔もここからでは、ほんの小さな積み木細工のようにも見える。右手には「菩薩頂」。周辺を取り巻く山々。「台内」が一望できるこの場所に「大螺頂」が建っている。

それだけに参詣客も多く、東西２本ある参詣路も大勢の客で途切れることもない。中にはこの長い石段を三跪九拝して登ってくる熱心な信者もいる。境内の直ぐ前には土産物店なども屋台を出している。

明、清、それ以前の古い昔から、中国各地から集まってきた参詣者は、この山の上に立ち、眼下を見下ろし、今自分がしていると同じ様な感慨に浸っていたに違いない。土産物屋の掛け声が一瞬大きく響き、現実の我に戻された。

エリア 五台山(中国)

大螺頂本殿の前には土産物屋の屋台が何店も出ていて、こんな猿回しなども客を集めている。

大螺頂本殿の入り口。

ここからの眺めはさしもの白塔もこんな小さく見える。

その横にある「菩薩頂」も低い丘にへばりついているようだ。

「菩薩頂」、どう見てもラマ風である。

下の参詣路を見ると、この時間からでも続々と客が登ってくる。

境内には意外と若い中国人の姿が目に付く。ラマ教の信者も多いのか・・

参内は如何にも中国風のたたずまいである。

歴史的な背景が分らないので、ただ境内を歩くだけである。

３０００ｍを越える峰が重なり合っている北台頂方面は霧に霞んでいる。