中国・山西省の旅（１１）五臺山・台懐鎮。

2009/08/03 - 2009/08/10

五臺山はその名の通り、五つの頂きに囲まれた高原である。東西南北の頂きと真ん中の中台頂だ。それ等の頂は全て丸みを帯びた草原になっていて、台頂と呼ばれている。英語で言うTable　Mountainと同じ意味だ。

今、バスは東台頂のゲートからこれ等５つの頂きに囲まれた細長い盆地「台懐鎮」へ入鎮する。

しかしその入鎮料のバカ高さ。ゲートの掲示板に１６８元と書いてあるから、２００元を渡したところ、それでは足りないと言う。計算機に２３０元と表示して、これだけ支払えという。

日本円で約３５００円。中国の物価水準からいったら、幾ら歴史景観区とは言え、これでは取り過ぎだ。勿論、中国人と外国人とは別料金だ。兎も角相手は役人、払わないことにはチケットも貰えず、しぶしぶ支払い、急いでバスに乗る。

東台頂は海抜２７９５ｍ、盆地状の台懐鎮も２０００ｍ以上はあるが、バスは山間に沿ってどんどん下って行く。２車線の良く舗装された道路だが、これだけ高い入鎮料を取っているのだから当然かも知れない。日本の山岳道路など比べ物にならない位に良く整備されている。

バスは３０分程下り、台懐鎮の中心部に停車する。まだこの先にもう一つ、バスターミナルの終点があるが、大半の乗客がここで降りたので、当方も皆に従って下車する。

と、早速にもゲストハウスの客引きがやってきて、部屋の写真を見せたり、値段を言ったりしてくる。５０元という部屋を見せてもらったが、余り芳しくなく、次に８０元の部屋を見せてもらったら、洋式トイレにシャワーもついている。よしでは、とここに決め、今日、明日の２泊分の宿代、１６０元（約２４００円）を支払って、早速昼メシを食べる為に通りにでる。

エリア 五台山(中国)

東台頂から少し下ったところにあるゲート。ここから五臺山・台懐鎮に入る。

ゲート前で入鎮する為のチケットを買い求めている観光客。

掲示板には入鎮料１６８元（冬季は１４０元）と書いてあるが、実際に請求された金額は２３０元。言葉が通じないので、何故だが分らない。

人はこの通路を歩いてゲートを通過する。

ゲート付近から見える丸みを帯びた山頂。

東西に伸びる長さ約２キロ程の台懐鎮の中心部。

お昼に食べた山西削麺と豆腐。多過ぎて食べきれない。

川（清河）の向こう側に見える金界寺ホテル。

街中から見える菩薩頂。

川向う、金界寺村周辺の賑わい。