2009/04/28 - 2009/05/05
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hirokinさん
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旅行二日目です。
この日はオランダ国内の美術館を中心に3都市周遊。
そもそも今回の旅行にオランダを組み入れたのも
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』、『真珠の耳飾の少女』に出会うため。
アムステルダム→ハーグ→デルフトの順にまわりました。
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-
二日目は雲ひとつない快晴!
本格的に観光の始まりです。
まずはアムステルダム国立美術館に向かいました。
写真は途中の運河近くにあった建物。
アムスではこういう赤レンガの建物をよく見かけました。
それにしても気持ちのいい朝でしたね〜。 -
アムステルダム国立美術館
今は改築工事中のため、この裏の新しい建物で
オランダ絵画、工芸品を中心にしたマスターピース展
をやっています。
そしてラッキーなことに、ワシントンから
フェルメールの『天秤を持つ女』がきていました!
それを合わせ、ここにはフェルメール作品が5点。
展示が代表作に限られており、かえって
広すぎず一つ一つをゆっくり観られました。 -
美術館入り口。開館10分前で、20人ほど並んでいました。
その半数が日本人・・・
やはり昨年のフェルメール展が影響しているのかな? -
館内では写真撮影が全面禁止のため絵の写真はありまんので
ここに感想でも。ちょっと長くなってしまいました。
フェルメールの部屋には計5点のフェルメール作品があり、
一つの壁に『牛乳を注ぐ女』『天秤を持つ女』『手紙を読む青衣の女』
が並んでおり
部屋はがらがらで、ほとんど貸切状態。
どれも素晴らしくて、どうしてもみたかった絵なので
ただただ見入ってしまいました。
牛乳〜は当初から大好きな絵ですが、実物を見ると
ワシントンの天秤を持つ女が予想以上に良くて。
私の中では牛乳〜を超えてしまったかもしれません。
絵は実物をみないとわからないもんですねぇ。
ここにはレンブラントの作品がたくさんありますが、
あまりチェックしていませんでした。
正直言ってレンブラントの作品はあまり好きではなかったのです。
暗い印象がどうしてもついてしまっていて。
でも本物を見て、その暗さの中の光の力強さに気付かされたんです。
その衝撃は、ある意味フェルメール以上だったかもしれません。
また一つ、いい体験ができました。
作品としては、『預言者エレミヤ』『風景画』『ユダヤの花嫁』
そして『夜景』がなんといっても良かった。
その一方で、フランスハルス、ヤンステーンの作品は
代表作を見ても、やはり良さが分からなかった。
好みの問題なんでしょう。
そのほか静物画のヘダ、風景画のライスダール、
雪景色のアーウェルカンプなど地元オランダならではの
画家の絵を沢山見れて、大満足です。 -
近くには、ハードロックカフェもあり。
-
ライツェ広場
劇場か何かだったような気がしますが・・・ -
同じアングルで、トラムと一緒に。
何故か白と青のトラムがこの街並みに合うんですよね〜。
ここらへんからトラムに乗り、ダム広場まで戻りました。 -
トラム内から偶然見ることのできた教会。
名前はわかりませんが、とにかく目立ってましたのでパチリ。 -
ダム広場周辺。
走っているタクシーの後ろには、マグナプラザが見えます。 -
新教会です。
大きすぎて全体像が写りませんでした。 -
こちらは旧教会です。
ここは飾り窓地区のど真ん中であり、
周辺にはコーヒーショップなども沢山ありました。
昼間だというのに人が少ない。
旧教会はおやすみだったので、中には入れず早々に退散しました。 -
橋の上から。
奥に見えるのは聖ニコラス教会。 -
もうちょっと近づいてみました。
-
こちらは中に入れました。
教会を巡ることも楽しみの一つです。
少し暗かった。 -
アムステルダム中央駅側からみた聖ニコラス教会。
-
レストランのテーブルから、運河を眺める。
(ここでは食べてませんが) -
そろそろランチタイムです。
初めての外食で少し緊張しましたが、
ここの店員さんはいい感じの人で一安心。 -
軽めにハンバーグサンドとコーヒーを。
-
午後、電車でハーグに向かいます。
片道€10くらいだったかな。
途中に風車があったので激写。
オランダで見た、唯一の風車となりました。 -
車窓から。途中で一面のチューリップ畑もあったのですが、
カメラの準備が間に合わず。
しかし午後もいい天気です。 -
ハーグの中央駅にやってきました。
自転車が多すぎ!! -
ハーグは官公庁が集まっているだけあり、近代的でした。
このあと少しだけ市内を散策。 -
ビネンホフ
オランダの国会議事堂に当たるものだそうです。
外からしか見ませんでしたが、この辺りの広場は
よい雰囲気でした。 -
建物の向こう側がビネンホフです。
堀で囲まれていて、周りを散歩している人がたくさんいました。 -
マウリッツハイス美術館を発見!!
-
マウリッツハイス美術館の正面。
ここにくるためにハーグを訪れたようなものです。
ここでも内部の写真撮影はできませんでした。
建物は昔の個人邸宅を使っており、こじんまりしていて
落ち着いて鑑賞できたのがなによりも良かった。
マウリッツさんの家(ハウス)なんだそうです。
日本の美術展などでは、なかなか自分のペースで
絵画を見ることってできないですよね。
ここは、ほんとに数えるほどしか人がいないし、
小さな部屋に数点ずつのゆとりある展示。
心が落ち着きます。ここはお勧めですよ〜。
ここでもオランダ絵画づくし。
街の画家ファンデルヘイデン、花のボスハールト、
後に訪れるデルフトの教会内部の絵が印象的なハウクヘーストなど。
でもここマウリッツハイスといえば、やはりフェルメールでしょうね。
北のモナリザと称される『真珠の耳飾りの少女』は素晴らしかった。
真っ黒な背景にうかぶ少女の憂いを帯びたような表情が
これほど力強いとは思っていなくて、感動。
前のベンチに座ってずーっと眺めてました。
後ろにはこれまた名作の『デルフトの眺望』。
至福の時でした。
ガイドブックと額入りポスターを買って美術館をあとにしました。 -
カフェで休憩
-
カフェオレとシナモン味のソフトケーキ?
アイスに見えますが、どちらもホットです。
誰もいない店内から、行きかう人々を眺めていました。 -
駅まで引き返し、今度はデルフトへ向かいます。
時間があったので駅の自販機でオランダ名物クロケットを購入。
オランダで是非食べてみたかったものです。
外がカリカリのクリームコロッケのようでおいしい! -
電車で10分くらいでデルフトに到着!
ここはフェルメールの故郷の街。
観光客もまばらで落ち着く町でした。
できることなら一泊してゆったり過ごしたかった。。
まずはデルフト旧教会へ行きました。
このアウデデルフト運河から見る風景は
絵画でもたびたび見ることがありますが、
やはり格別です。鐘楼の重厚さが周りの新緑に映えます。
遠くから見ると、塔が傾いているのが分かりますね。 -
近づいてみると迫力あります。
-
中は整然としていました。
足元はお墓になっていて、人々の名前がいたるところに
記されていました。
後世数百年にもわたって人々に踏まれつづけ
角が丸くなった墓石をみながら、時の流れのはかなさに
しばし心を打たれていました。
フェルメールのお墓もありました。
周りの人に混じって、名前と生きた年のしるしのみ。
偉大な画家フェルメールもごく平凡な一庶民だったのでしょう。
彼のお墓の周囲には花が供えられていました。 -
旧教会を後にし、アウデデルフト運河沿いを歩いて
マルクト広場に向かいます。
運河沿いの路地とOUDE DELFTの文字。
静かないい町です。 -
新教会が見えてきました。
ここでも地元の方達は自転車をかっとばしていました。
角のコーヒー専門店でコーヒー豆とハーブティーを購入。 -
デルフト新教会。とにかく高い鐘楼です!
デルフトのもう一つのシンボル。
新、といっても1381年の建造だそうです。十分古い!!
高い鐘楼が目をひきますが、下から赤、白、黒という
カラーも印象的です。
マルクト広場に囲まれており、とにかく目立ちました。 -
新教会に入ってみました。
内部は明るく、やはり中も巨大な空間。
こちらも装飾は控えめな感じです。 -
オランダ建国の父ウィレム公の墓です。
そういえば2008年のフェルメール展で、この教会内部の
絵がいくつか展示されていたっけ。 -
ステンドグラス
-
このステンドグラスは近年あるアーティストによって
作られたそうです。 -
鐘楼の上部に数十もの小さな鐘がついていて、
ときおり美しい鐘の音が聞こえてきました。 -
マルクト広場をはさんで新教会の向かいにある
デルフト市庁舎。
ヨーロッパにある古い官庁舎はどれも豪華です。 -
市庁舎上部の彫刻。
剣と天秤。正義を連想させますね。 -
マルクト広場をまわり、この辺でカフェタイム。
さらに露天でアイスを食べました。
お土産としてデルフト焼きもいくつか購入しました。 -
東門に向かいました。
ここはフェルメールの『デルフトの眺望』が描かれた
場所とされています。
数時間前に見た絵画と同じ(?)風景が目の前に
広がっていることに、不思議な感じがしました。
昔の偉人の人生に思いを馳せてみるのもいいものですね。
このあたりはボートの練習をしている人もいたりして、
とてものどかなところでした。 -
犬をつれて散歩している地元の人と花畑。
のどかな景色ですねぇ。
アムスよりも断然住んでみたい場所でした。
しばらくベンチに座って行きかう人々を眺めていました。 -
東門をくぐって反対側にまわってきました。
よく見ると、古いつくりです。 -
デルフトの運河はこのようにちいさいものが多い。
-
アウデデルフト運河から見た旧教会のように、
運河越しに眺めた新教会の鐘楼。
そろそろデルフトから離れます。 -
帰りの電車の車窓からの夕日。
実は、この電車に乗るまで結構大変でした。
明日は女王の誕生日。オランダ中でお祭りです。
デルフトでも6時ぴったりに店じまいする所が多く、
自転車を飛ばす仕事帰りの人々をみかけました。
そのためハーグやアムスに向かう人々が大勢駅にいたのです。
既に酔っ払って騒いでいる人もたくさん。
切符も中々かえない。電車も途中まで満員でした。
ハーグからは、思い切って一等の切符を買ったので
ゆったりできましたが。混雑はアムスの駅も同様でした。 -
夕食はホテルの部屋内で。
駅でハンバーガーとサンドイッチを買いました。
ハンバーガーは昼に食べたクロケットと同系列?
みたいだが、こちらはいまいち…
早く寝ようと思ったけど、お祭り前夜はいつまでもうるさかった。
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